オススメ情報! 気になるバナーから詳細情報をチェック!
Sさんご夫婦がリフォームしたのは、京都市の西エリアにあり、嵐山や太秦などの観光名所に近い嵯峨野のご自宅。おおよそ築90年の伝統的な造りの日本家屋を、開放的な空間へと生まれ変わらせました。
リフォームした京都の一戸建てとは別に、名古屋にもマンションを所有し、二拠点を行き来する生活を送っているSさんご夫婦。奥様は名古屋にある大学で教鞭を執っており、コロナ禍にある現在はゼミなど対面の授業があるときのみ名古屋に移動、それ以外の授業はリモートで行っているそうです。
ご主人はエンジニアとして長らく勤め上げた会社を昨年で退職。現在は会社員時代に身に付けた語学力を活かして、海外の学生にリモートで日本語を教える活動をしています。
住まいをリフォームしたのは7年前のこと。この家はもともと奥様のご実家で、かつては三世帯が居住、ご両親が東京に引っ越してからはお祖母様が暮らしていました。ご主人の職場がここから近かったことから、お祖母様と一緒にSさんご夫婦が住んでいたこともありました。しかし、お祖母様が亡くなってからはしばらく空き家に。
「自分が幼い頃から暮らしたとても愛着のある家だったので、なんとしてもここでずっとすごしたい、という強い思いがありました。京都は私自身が幼い頃をすごした土地でもあり、主人も落ち着いた雰囲気をとても気に入っています。ここを生活の拠点にできたら良いな、と以前から思っていました」と今の生活を決断した経緯を奥様はそう語ります。
ただ、天井が低くて壁が多い、かつての間取りは、お二人の現代的なライフスタイルに合っていません。また、2階の床は家具の重みで傾いており、水回りも傷んでいる箇所があるなど、大規模な修繕も必要でした。そのため、間取りの変更と修繕を同時に行う決心をしたのです。
お二人で膨大な数のリフォーム案を検討し、1階部分はご夫婦がすごす開放的な空間に、2階をゲストルームにする大胆なプランを立てました。
三井のリフォームのリフォームプランナーさんと打ち合わせを重ねた末、最終的に採用されたのは、かつてキッチンの横にあったバスルームを移設し、さらにダイニングの壁を取り去って大きなLDKを実現する間取りでした。外壁の位置は変えずに、間取りを大きく変える難しさ、楽しさを奥様はこう語ります。
「新たにウォークインクローゼットを設けること、それを寝室やバスルーム、洗面台と組み合わせて、いかにスムーズな生活動線を作るか 、が課題でした。検討段階ではいくつかのリフォーム会社に相談していましたが、最も誠実で熱心に対応してくれたのが三井のリフォームだったのです。私が名古屋に行く度、三井のリフォームに通ってフロアプランを検討。最終的にパズルのピースがぴたっと合ったような間取りが思いついたときには、担当者の皆さんと思わず拍手したものです」
そうしてリフォームが完成した住まいは、まさしく以前とは見違える印象になりました。
玄関を入り、応接間の横を抜けると、広く開放的なリビングダイニングとキッチンスペースが広がります。1階部分は圧迫感のあった天井板を取り去り、昔ながらの梁をあえて見せる演出に。天井を白色とすることで部屋全体に明るさをもたらしつつ、モダンな印象を与えることにも成功しました。
「リフォーム前の調査時、天井裏にファイバースコープを入れて内部を見てくれたところ、想像していたよりも状態が良かったのです。そのため、梁を上手く活かしたリフォームにできないか、とこちらから提案しました」とご主人。
LDKの手前側玄関寄りの場所は窓際にデスクを置いた明るい作業スペースとなっていて、お二人が並んでリモート会議することもあるのだとか。ダイニングテーブルと作業スペースの間は、リフォーム前と同じように、食器棚で緩やかに空間を仕切っています。雑多なものが見えないようにしつつ、明るさを確保するための工夫。ダイニングのゆったりとした印象が全く損なわれていません。
こうした部屋を広く見せる工夫について、「海外での暮らしが長いと、日本に帰って来たときにどうしても部屋が狭く感じてしまいます。今回のリフォームで間仕切りをあまり入れなかったのは、そうした影響もあるかもしれませんね」とご主人は語ります。
バスルームからウォークインクローゼットを抜け、主寝室へ直線的につながる奥様こだわりの間取りは、朝晩の使い勝手がとても良いそう。主寝室と他の部屋の間もあえて壁や扉で隔てず、ホテルのような伸び伸びした空間づくりを目指しました。
2階は丸々、ゲストルームに。陽当たりが良い部屋の中には和食器や絵画が美しくレイアウトされ、居心地の良い場所になりました。ベッドの他、洗面台とトイレも新たに設けられています。
「海外に赴任していたときに出会った友人が、今でもよく遊びに来るんです。彼らを泊めてあげると、とても喜んでくれますよ。私たちが海外に行ったときには、彼等の自宅や別荘に招いてくれることもあって、持ちつ持たれつの関係が長く続いています」とのこと。