三井でみつけて
神奈川県横浜市の北西に位置する青葉台
青葉台

【青葉台の住みやすさ】心にゆとりが持てる、緑あふれる穏やかな街

神奈川県横浜市の北西に位置する青葉台は、美しく整備された街並みが特徴で、ショッピングモールや文化施設なども充実した、緑あふれる穏やかな街です。1950~60年代、イギリスの田園都市構想をもとに、計画的に造成された東急多摩田園都市の核として、青葉台は初期から開発が行われてきました。
都心へのアクセスも良く、誰もが暮らしやすいベッドタウンとして発展してきた街・青葉台についてご紹介します。

【1】渋谷まで急行で約40分。空港へのアクセスも非常に便利

青葉台駅

青葉台駅は、東急田園都市線の急行停車駅。通勤時間帯の8時台では渋谷駅まで約40分、表参道駅まで約43分で出られるほか、オフィス街である大手町駅までも乗り換えなし、約1時間でアクセスすることができます。休日にショッピングや映画を楽しみたいなら、渋谷駅までは30分程度で行くことができますが、約7分~15分程度で出られる南町田グランベリーパーク駅や二子玉川駅が便利です。急行で2駅隣のたまプラーザ駅からは、羽田空港行きや成田空港行きのバスも出ており、出張や旅行に際しての利便性の高さも魅力です。
また、すぐ近くには国道246号が走っており、東名高速道路の横浜青葉ICも近いことからマイカーでの遠出にも最適。小田原には約50分、御殿場には約1時間で出られるなど、充実した週末を過ごすことができそうです。

青葉台の歴史

青葉台の歴史は浅く、開発がはじまったのは戦後間もない1956年のこと。東急電鉄株式会社の当時の会長、五島慶太の発表を発端に、東京都・城西南地区、神奈川県川崎市・宮前地区、同県横浜市・北部の大山道沿道一帯を開発する「多摩川西南新都市計画」が正式に決定。都市開発が進められることになりました。
住宅や生活施設が整備されていく中、1966年に東急田園都市線が溝の口駅~長津田駅間で開業。その際、港北区恩田町(当時)エリアに設置された駅名が「青葉台」という名称になりました。開発前から港北区恩田町一帯には松、ヒノキ、杉などが多かったことと、さらに四季を通じて緑と太陽の豊かな街とするという計画もあったことが、その名の由来だそうです。その後、区画整理事業の施行に伴い、恩田町の一部を、青葉台駅からそのまま名付けた「青葉台」という町名で新設されました。

【2】駅前の施設が充実、すべてが青葉台でそろう

青葉台東急スクエア

青葉台駅直結のショッピングモール「青葉台東急スクエア」には、SOUTHとNORTHの7棟に100以上の店舗・クリニックが入居。グルメ、ファッション、生活雑貨など、たいていのものはここでまかなうことができます。駅からつながったデッキですべての棟を行き来できるので、雨の日も心配ありません。
また、「青葉台東急スクエア」地下の「青葉台 東急フードショー」をはじめ、駅周辺には「成城石井 青葉台店」、「明治屋青葉台ストアー」など高級スーパーが並び、ワンランク上の食材、惣菜を手に入れることができます。一方で、牛丼、定食などのチェーン店が多数あるほか、駅から少し離れたところには「業務スーパー 青葉台店」など安くまとめ買いできるお店も。昭和から長く続く個人経営の飲食店、食品店も多数あり、幅広いチョイスが可能となっています。銀行、郵便局など金融機関が駅周りに充実しているのも暮らしやすさの理由のひとつです。

地元に根付いた個人経営のお店でこだわりの逸品を楽しめる

ベーカリーカフェ コペ(Bakery cafe COPPET)の外観

ベーカリーカフェ コペ(Bakery cafe COPPET)のクリームパン
※提供:Bakery cafe COPPET

ベーカリーカフェ コペ(Bakery cafe COPPET)の食パン

青葉台駅北口から徒歩10分ほどのところにある「ベーカリーカフェ コペ(Bakery cafe COPPET)」は1972年創業のパン屋さん。お客様が朝からひっきりなしに訪れる大人気のお店です。中でも一番の人気商品は、オーナーが「クリームびっしりのパンを作りたかった」と語るこだわりのクリームパン。ぎっしり詰まった自家製カスタードクリームに幸せを感じる、たまらないおいしさの一品です。また、ご高齢のお客様も多いことから、食パンは1枚からの購入もOK。地域に根差したこんな心遣いもまた、お店が親しまれ続ける理由のひとつなのでしょう。

メゾングラス アンジュ(Maisongrace Ange)の外観

メゾングラス アンジュ(Maisongrace Ange)の店内

メゾングラス アンジュで一押しの焼き菓子「カーニバル」

青葉台駅北口から徒歩7分、「メゾングラス アンジュ(Maisongrace Ange)」は、世代を超えて幅広い層に愛されるスイーツ店。中でも一押しの焼き菓子「カーニバル」は、神奈川県銘菓指定商品に選ばれている人気商品です。ガレット生地とダックワーズ生地を重ねて焼き上げた、バターの香り豊かな土台の上に、ナッツやドライフルーツを乗せ、香ばしいキャラメルソースを掛けたオリジナルの焼き菓子です。

メゾングラス アンジュの「タルトミラベル」

このほか、ショートケーキやミルフィーユなども人気ですが、中でもタルトはこれだけを買い求めに来るお客様もいるほどだとか。“ミラベル”という小さなプラムを使った「タルトミラベル」は、甘味とほんのりとした酸味、タルトのサクサク感が絶妙にマッチし、リピーターが多いのも納得の逸品!

シュタットシンケン(STADT SCHINKEN)

シュタットシンケン(STADT SCHINKEN)の店内

シュタットシンケンは長年に渡って地元で愛され続けています。

青葉台駅からほど近い場所にある「シュタットシンケン(STADT SCHINKEN)」は、ドイツ製法の手作りハムとソーセージの専門店。
ハムやソーセージを専門に扱う店がまだ珍しかった時代の1987年にオープン、それ以来長年に渡って地元で愛され続けています。肉本来の旨みにこだわるオーナーが作る品はいずれも本格的で、本場ドイツのマイスターが審査を行うコンテストに出品した「ビアシンケン」など3品は、いずれも最高の金賞を受賞しました。ほかにも、パテ、テリーヌ、煮込み料理のレトルトなどバラエティー豊かな商品がずらり。食卓を彩る一品として、ビールやワインのお供として、さまざまな楽しみ方ができます。

ウッディハートの外観
※提供:ウッディハート

ウッディハートの店内

「ウッディハート」はオーダー家具を中心に、長く使えて飽きのこない家具を提供する家具屋さん。
店頭でオーナーと相談しながら、デザイン、色、素材、大きさなど、すべて自分だけのオリジナル家具を作ることができます。取り扱う家具は、旭川、飛騨高山、静岡などの無垢材を多く使用しているメーカーの工場で作られたもの。材料にこだわり、手掛ける職人も厳選して、修理やリメイクをしながら長く使える家具を提供してくれるのがうれしいところです。丁寧な暮らしにうってつけのシンプルで美しい家具を手に入れたいなら、一度ぜひ相談に訪れてみては?

【3】充実した文化施設で文化・芸術にふれ、心豊かに過ごせる場所

フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)
※提供:フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)

文化や芸術にも親しみやすい街・青葉台。「フィリアホール(横浜市青葉区民文化センター)」は、「青葉台東急スクエア South-1」の5階に位置する、本格的な音響機能を備えたコンサートホールで、エレガントでありながら地域性にマッチした親しみやすさが特徴です。
世界を代表する海外の演奏者を迎えたコンサートから、平日の昼間に1,500円という破格の料金で聴くことができる「ランチタイム・コンサート・シリーズ」や、0歳児も入場可能な「フィリアホール キッズ&ファミリー・プログラム」まで、ラインナップは実に豊富。初心者でも気軽にクラシックにふれることができます。

青葉台コミュニティハウス 本の家

青葉台コミュニティハウス 本の家は2万8,000冊の蔵書を誇る公共施設

学習講座や手芸教室などさまざまなイベントが開催されている

「青葉台コミュニティハウス 本の家」は、絵本から大人向けの本まで2万8,000冊の蔵書を誇る公共施設。
新着本が入ると掲示板に張り出されるお知らせなど一つひとつにも工夫が凝らされ、温かみを感じます。図書室のほか、学習室、会議室などがあり、ピアノを備えた多目的室は常に予約でいっぱい。
飲食ができる交流コーナーや印刷機など、一般の図書館ではあまり見かけないような場所や機械も備わっています。また、学習講座や手芸教室などさまざまなイベントが催されており、地域の人たちと楽しく交流ができそうです。

【4】整備された暮らしやすい住環境で心身ともに健康に

青葉区は医療機関が充実している

歩道と車道が完全に分離されている

青葉区の男性平均寿命は全国1位(厚生労働省「平成27年市区町村別生命表」)。青葉台駅の隣の藤が丘駅には「昭和大学藤が丘病院」があるなど医療機関が充実しているほか、「青葉台公園」「桜台公園」「もえぎ野公園」など公園が多く、自然とふれ合える環境に恵まれています。
街全体が整然としており、歩道と車道が完全に分離されているため、自宅の周辺で気軽にウォーキングやランニングなどの運動がしやすいのも特徴です。バスで行ける広大な児童厚生施設「こどもの国」は大人も散策などで利用する人が多く、緑豊かな環境で健康的な生活を送ることができるでしょう。

【5】青葉台インタビュー:お客様とコミュニケーションを取りながら唯一無二のメガネを作る

青葉台 メガネ専門店YAMASEN ヤマセングラスワークスの外観

「青葉台 メガネ専門店YAMASEN ヤマセングラスワークス」は1985年創業のメガネ専門店。広々とした店内にはさまざまなメガネがディスプレイされており、取材に訪れた日も、店内のカウンターでは店長や社長がお客様と楽しそうにおしゃべりしていました。常連さんだというお客様に少しお話をうかがってみると「メガネって仕方なく掛けるっていう印象があったけど、ここに来たらガラッと変わっちゃうの」とのこと。
いったいそれにはどんな秘密があるのでしょうか。共にお店をはじめたという社長の落合清隆さんと店長の堀部伸夫さんにメガネの秘密と、青葉台の魅力についてお聞きしました。

青葉台 メガネ専門店YAMASEN ヤマセングラスワークスの店内

――「ヤマセングラスワークス」の特徴を教えてください。

落合さん(以下、敬称略):
うちはメガネ屋じゃないメガネ屋なんです(笑)。時間をかけてゆっくり選んでもらって、“見えるメガネ”ではなく、“目が楽になるためのメガネ”を作っているお店ですね。そういうことをやっているメガネ屋さんって、ほかにあんまりないんですよ。

――出店されたきっかけというのは?

堀部さん(以下、敬称略):
もともとは、自分の家族や友達に掛けてもらいたいメガネを提供したいなという思いではじめました。オープンした1980年代頃は、一般的にメガネに対して“楽しんで掛ける”という意識があまりなく、どちらかといえば“視力を矯正する道具”みたいなイメージだったんです。ですから、みんながもっと楽しくメガネを掛けられたら…というところがはじまりでした。

――最近よくあるメガネチェーン店では、メガネのフレームを自分で選んで、検眼して、レンズを作ってはめて…という流れですが、こちらのお店ではどのようにメガネを作るのですか?

堀部:
まず検眼をして、目がどのような状態かを判断します。その状態をもとに、作るメガネの度数を決めるんですね。そして、その方のライフスタイルやメガネを使う環境なども知ることが大切なので、とにかくいろんなお話をさせていただきます。それから、メガネの掛け具合、データをもとにして仕上げる過程などをトータルで考え合わせて、おすすめのメガネを提案します。

落合:
目の知識って間違ったまま知ったつもりになっている人がほとんどなんです。視力がよければ目がいいというわけではなくて、例えば、遠視のために頭痛や肩こり、立ちくらみと付き合いながら生きている人も多い。そういった悩みをお聞きして、解決法を提示して、正しい知識を持ってもらうというのが大事だと思っています。

――ディスプレイを見ると、デザイン性が高く、個性的なメガネが多いですが、どういったメーカーのメガネを扱っていらっしゃるのですか?

堀部:
オーストリアのSilhouette(シルエット)、ドイツのic! berlin(アイシーベルリン)、日本の999.9(フォーナインズ)、BJ CLASSIC COLLECTION(ビージェイクラシックコレクション)…それから、ベルギーやフランスのも入れています。別にブランドにこだわっているわけではないのですが、僕たちも紹介していて楽しいし、お客様にも楽しんでいただけるようなメガネを扱っていますね。

青葉台 メガネ専門店YAMASEN ヤマセングラスワークスは品揃えが豊富

――そもそも、青葉台に出店されたのはなぜだったのでしょうか?

堀部:
青葉台は当時から、洗練された街というイメージがあったんですよね。僕たちが掲げていた「メガネを正しく楽しく掛けましょう」というテーマをわかっていただけるお客様が比較的多いかなというイメージで青葉台にしました。駅からはちょっと歩く場所にあるんですけど、メガネをモノとして売るだけではなく、僕らとお客様、またはお客様同士のコミュニケーションスペースにするなら少し広めのところがいいかなと。なので、駅から離れたところを選びました。

――1985年からこの地でお店を続けてこられてみて、青葉台の街についてどのように感じますか?

堀部:
住んでいる方々がとても人柄が良くて、明るい感じがしますね。そして、最先端の仕事をされていたり、その道を極めたりした方もたくさんいて、すごく勉強になります。

――お客様が皆さん本当にリラックスされて、店長さんたちとコミュニケーションをとられていますね。とても居心地がよさそうです。

堀部:
やっぱりいいメガネを作るにはお話しすることが大事ですから。あと、僕も社長も趣味人なので、趣味の話で盛り上がることもあります。雑談だけしにくる方もいらっしゃいますね(笑)。ここが家みたいに感じているお客様もいるし、僕らのことを親戚の1人みたいに感じているお客様もいらっしゃる。30年以上経っているから、赤ちゃんだったお客様がお子さんを連れてくることもあるんです。僕らももう家族みたいにお客様の成長を見守っていますね。

――ぜひこちらのお店でメガネを作ってみたくなりました。

落合:
うちでは、ヨーロッパから取り寄せた何百本というメガネを見てもらえるショーを年4回ぐらいやっているので、まずそれを見に来ていただくのが良いかもしれません。すぐに必要というわけではない人の場合、3ヵ月とか半年とか店に通ってもらって、知識を学びながら自分に合ったメガネを選んでもらうということもありますね。メガネって、本当は、毎日細かく調整しながら掛けるものなんです。ちゃんと調整すると見え方がガラッと変わりますからね。だから毎日調整しに来るお客様もいらっしゃるんですよ。

青葉台 メガネ専門店YAMASEN ヤマセングラスワークスの店主

<取材協力>
メガネ専門店YAMASEN ヤマセングラスワークス
横浜市青葉区桜台29-16

【6】地に足がついた穏やかな生活ができそう、だから青葉台に住みたい

幅広い年齢層が住む街らしく、どこを歩いても穏やかな時間が流れていた青葉台。今回取材したのは、駅から少し離れた場所に位置するお店でしたが、どこも常連さんが訪れ、楽しそうに買い物をしたり店員さんとおしゃべりしたり。レジの列ではお客様同士が順番を譲り合う姿なども印象的でした。
緑豊かで文化的な環境に恵まれた青葉台では、心に余裕のある、地に足がついた生活ができそうです。

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<取材・執筆>

野村ふみ

神奈川生まれ。住んだことのある街は横浜、川崎。編集プロダクションを経て、フリーライターとして活動中。現在、エンタメ業界を中心にインタビュー、取材、執筆活動を行っています。

※2023年1~2月に取材しました。
※冒頭の写真はPIXTAの提供です。

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