三井でみつけて

子どもの成長を感じながら働く職住一体型の住まい

リモートワークを前提とした空間設計

千葉県柏市の賃貸マンションから茨城県牛久市へと引っ越し、念願の戸建注文住宅を三井ホームで手に入れたSさん。この地を選んだのは、家族でゆったりと暮らせる広々した住まいが欲しかったこと、そして奥様の実家に近くなり、互いに行き来しやすくなることが理由でした。

茨城県牛久市は都心から約50kmの距離にある、東京のベッドタウンです。JR常磐線・牛久駅、ひたち野うしく駅を中心にスーパーなどの商業施設が充実。中心部からちょっと離れると長閑な田園風景が広がっている、通勤の利便性と暮らしやすさを兼ね備えたエリアです。

ご主人の勤務先は都内。会社までの距離は前居よりも遠くなりましたが、新居は駅に近いため、通勤時間自体はほとんど変わっていません。それもこの地への引っ越しを選んだ決め手となったそうです。

こだわったのは、「働きながら暮らせる住まい」でした。引っ越しを決断した時点では会社に通う必要がありましたが、システムエンジニアという職業の将来を見据えたとき、今後リモートワーク化が進んでいくことは間違いない、と判断。そのため自宅で仕事できる環境にこだわって設計してもらった、と言います。

「通信環境とPC機器さえ揃っていれば、ほとんどの業務をこなせるのが、この仕事の良いところ。住まいのどこにいても仕事できるようにするため、設置場所を打ち合わせして複数の部屋に有線LANポートを配線してもらっています。ルーターを使う無線(Wi-Fi)接続でも問題はないのですが、通信速度や安定性は有線接続の方が高いですし、なにより無線接続で懸念されるパスワードなどの漏洩リスクがありません。セキュリティの観点からも有線接続の方が良いですね。希望した部屋全てに有線LANを配線できたのは戸建注文住宅ならではのメリットです。」

現在は、2階の広いお部屋がご主人の主な仕事場です。お子様が小さいうちは家族全員が1階で一緒に寝ているため、将来的に主寝室となる予定の部屋を仕事場として活用しているそう。

趣味の道具も置ける広い空間が確保された2階の仕事部屋

「会社から自宅に少しずつ仕事する場所がシフトしていくことをイメージして家を建てたのですが、新型コロナウィルス(COVID-19)感染拡大の影響で厚生労働省から『新しい生活様式』が提唱され、リモートワーク化が一挙に進みました。実際、この半年間ほど会社に通勤していませんが、快適に仕事できています。職住一体として設計してもらった恩恵を、いち早く享受することができました」

住まいのどこにいても家族が感じられる

2階の仕事部屋だけでなく1階リビングの一角にも、備え付けデスクのある空間があります。ドアはなく、緩やかに仕切られた作業スペース。ちょっと 視線を伸ばせば、すぐにリビングにいる家族の様子をうかがえるのがポイントです。作業スペースの壁面にはお子様用のおもちゃが並ぶ棚があり、そこで遊んでいる姿を覗けます。

おもちゃ棚の奥には、子どもの将来を見据えて設計してもらった作業スペースがある

「実は作業スペースにあるデスクの天板は、大人用にしてはちょっと低めに作られているんですよね。三井ホームの設計士の方が『大人だけでなく、子どもも使えるように』と配慮してくれたのだと思います。今は私が仕事場として使っていますが、子どもがもう少し大きくなったら、彼が学習する場として明け渡してもいいと考えています」

家族の成長にあわせて、フレキシブルに目的を使い分けられる住まいづくり。こうして理想的な空間を作り上げることができたのは、空間的に余裕があり、なおかつ注文住宅で存分に希望を反映できたからこそ、です。

「子どもがまだ小さいので、前居にいたときは声が近所迷惑にならないか、足音が階下に響いていないか、といったことが気になっていました。ここは隣家との距離が十分確保されているので、まったく注意する必要がありません。またオンライン会議でも、2階の部屋に行けば問題なし。子どもは伸び伸びとすごすことができますし、私自身も仕事に集中できるようになりました」

家族それぞれが居場所を制限されることなく、広い住まいの中で自由にすごせるのは、住まい全体の冷暖房を一括制御する三井ホームの「全館空調システム」を採用している恩恵でもあります。ちなみにこのお宅、ベランダがありません。設計の段階で全館空調と送風機を活用したランドリールームがあるため、洗濯物干し場としてのベランダを重要視しなかったのだとか。Sさんご家族が新居に暮らし始めてからの期間はまだ僅かですが、夏場の暑い日でも快適にすごせる全館空調の素晴らしさ、断熱性の高さには驚いたそうです。

「寒くなると、子どもとお風呂から上がって服を着せたりしている時に自分の身体が冷えてしまうこともありました。それで全館空調に興味を持ったんです。これなら温度を気にしなくていいのでは」と奥様。共働きで子育てにも忙しいご夫婦だからこそ、家そのものをできるだけ快適にすることでストレスをなくすことができそうです。

できるなら今後もリモートワークを続けていきたい、と語るSさん

盛りだくさんの要望をすべて叶えた

ご主人の理想をすべて詰め込んだ……かのように見えるマイホームですが、奥様の要望もきちんと叶えられています。奥様の趣味はフラメンコとダンス。自分のフォームを確認できるスペースが欲しい、との希望で、踊れるほど広い玄関と、大きな姿見鏡が用意されました。注文住宅ならではのユニークな空間。一般的な建て売りでは、まず実現されない設えに、奥様も大満足の様子です。

この広い玄関、将来的には自転車などのギアを置いたり、ちょっとした作業場、お子様の遊び場として使ったりすることもできそうです。いわば土間のような役割を備えている場所と言えるでしょう。

鏡のある広い玄関スペースは、ダンスの練習にもってこい

さらにキッチン隣のパントリー・ルームも、奥様たっての希望で設けられた場所。単なる収納スペースではありません。ここにもデスクが備え付けられ、ミシンなどを置いて、ちょっとした作業に使える空間になっています。現在、奥様は育児休暇を終え、仕事を再開されていて、自宅にデスクワークを持ち帰ることもあるのだとか。忙しい時間の合間を縫いながら、ぱぱっと作業に取り組める、なおかつ物も片付く、共働き夫婦にとって実に効率的なスペースとなりました。

もともと余裕ある敷地面積を少しも無駄にすることなく、その上で奥様とご主人の希望をあますことなく採り入れて設計されているのが印象的です。

裁縫も奥様の趣味。キッチンやリビングから近いパントリー・ルームは便利な場所

家族が揃う場所の背景となるカウンターキッチンの壁には、ネイビーカラーを選択。木目を基調としたリビングダイニングの素敵なアクセントになっています。どんな色にするか、ご夫婦で話し合った結果、意見がぴったり一致したそう。これから長く暮らしていくからこそ、細かな部分にまでこだわりました。

「子どもは毎日が成長の日々。そうした子どもの成長や妻の様子を傍らに感じながら、自宅でのリモートワークにも集中して臨めています。それって実は凄いことなのではないか? と、この家で暮らし始めてから、改めて感じました」とご主人。

ご主人はギターや料理など多彩な趣味をもたれ、家事育児にも積極的です。“おうち時間”が増え、自由に使えるようになったことは、リモートワーク化を進めたおかげだと感じているそう。Sさんご夫婦の朗らかな表情が空間にそのまま表現されたかのような、温かさを感じる住まいでした。

住まいのどこにいても快適な全館空調を採用したSさんのご自宅。お庭はこれから少しずつ手を入れていく予定とのこと

郊外の豊かな暮らしを検討中の方はこちら

他にもこんなくらしがあります

自分に合った住まいを探そう

記事を探す

読んで発見
すまいのヒント

読んで楽しい
くらしのコラム