三井でみつけて

学生時代からの夢を実現! ガレージハウスでクルマがもっと好きになった

日常の風景としてのクルマ

自分の好きなモノに囲まれ、やりたいことに熱中できる。そんな憧れの暮らしを実現するために、住まいはとても重要です。例えば、クルマ好きにとってのガレージハウス。ただ愛車を保管するだけでなく、より深く趣味の世界に没頭できます。この家の主人であるEさん(仮名)は茨城県つくば市に住む歯科医。都内の歯科診療所で務めた後に地元に戻り、実家の歯科医院を引き継ぎました。

自慢の愛車がいつでもリビングから鑑賞できるガラス張りのガレージ

ギャラリーのような空間に並ぶフェラーリとポルシェ。絵に描いたような美景を目の当たりすれば、クルマ好きでなくても目を奪われることでしょう。

いわゆる「スーパーカー世代」であるEさんは、子どもの頃からのクルマ好き。とりわけヴィンテージカーを好みながらも、アルファロメオやプジョーなど新旧さまざまなクルマを乗り継いできました。現在は四人家族の良きパパとして一家を支えながら、趣味のクルマも存分に楽しんでいます。

「マイホームを持つならガレージハウスにしたいと思っていました。だから『のびのびと子育てしたいから家を建てないか』と妻から言われたとき、ガレージと書斎を設けることを条件に出したんです。そうしたら家の設計を進めるうち、妻も積極的になって『せっかくならリビングの壁一面をガラス張りにしたら?』と言ってくれて。渡りに舟でした(笑)」

書斎にはスーパーカーの模型がズラリ

現在の住まいを建てる前は、住んでいるマンションから少し離れたガレージにフェラーリとポルシェを保管していました。それが一転して自宅に愛車を置けるようになって、Eさんは「クルマがそばにある幸せ」を噛みしめているそう。

「若い頃はクルマをイジったりもしましたが、そもそも僕はクルマを見ること自体が好きなんです。ふとした瞬間に愛車が目に入る。それだけでうれしくて日常生活も楽しく感じます」

スーパーカーを保有するなら、ガレージは必須。そして、日頃から鑑賞を楽しみたいなら、Eさんの住まいは理想形の一つでしょう。クルマと“暮らす”ガレージハウスは、日々を充実させてくれます。

自分好みを詰めこんだ、こだわりの住まい

ガレージ以外でも、こだわり尽くされた空間とインテリア

「好きなことにこだわる」ことを大切にしているEさん。当然ガレージはクルマがより映えるように工夫されています。

室内は間接照明を中心にし、ダウンライトを電球色にすることで落ち着いた雰囲気に。床材は鏡面仕上げでクルマを写し込み、スタイリッシュさを強調しています。天井もシンプルにしたかったため、巻き取り式のシャッターを選択。クルマがより魅力的に見えることを前提に設計されているのです。

「あるだけのカタログを全部見て、自分が気に入ったものを素材から一つ一つ選びました。家を建てる時から、自分の好きなものを詰め込めこもうと決めていたんです。それは居室部も同様です。内外装、家具、家電……。スイッチ一つに至るまでこだわっています」

家全体は、Eさんの好きなモノトーンのシンプルモダンで統一。デンマークのインテリアブランド「Bo Concept」のラグや、カッシーナのヴィンテージモデルであるイージーチェア「アルコ」など、家具もモダンで一体感があります。

ガレージハウスという言葉が表すとおり、「ガレージ」と「ハウス」は不可分のもの。シックなガレージは居住部に合うように作られ、モノトーンの居住部は赤いフェラーリと輝くガレージがアクセントとなってひときわ目立っています。

同時に、それはEさんのライフスタイルをも色濃く映し出しています。家族の時間を大切にし、休日は奥さんとお子さんとお出かけ。一方で、年に数回はヴィンテージカーのイベントに行くなど自分の時間も妥協しない。生活(=ハウス)と趣味(=ガレージ)どちらにもこだわる、そんなEさんらしさを感じとれます。

夢を叶え、さらに膨らむクルマ愛

ガレージに並ぶ愛車がEさんの夢のカタチであり日々の活力

そのクルマ愛、書斎により具体的に現れています。飾られたミニカーや、スーパーカーやクラシックカーの書籍が並ぶ本棚。かつてEさんが憧れたクルマたちの姿が、そこにありました。

Eさんが所有する「フェラーリ 365BB」もスーパーカーブーム時のクルマ。Eさんが最も購入してうれしかったという「アルファロメオ 1600スパイダー デュエット」も1960年代から生産されるクラシックカー。その愛車遍歴には、学生時代の原体験が見え隠れしています。

「実は『30歳でデュエット、40歳でフェラーリを買う』と学生時代から言っていたんです(笑)。年齢ぴったりとはいきませんでしたが、その夢を叶えることができました。デュエットは手放してしまいましたが、365BBは一生持っていたいですね」

最後にEさんにとって、クルマとはどんな存在なのか? そう尋ねると「人生のモチベーションですね。家族が一番大事ですが、それと並ぶくらい大きな存在です」とのこと。新しいクルマを手に入れることが、毎日の活力の糧になっているそう。

「現在は観賞用のフェラーリと趣味車であるポルシェ、通勤用のアウディ、妻用のBMWの4台体制。趣味の車はずっと乗るつもりはないので、購入した瞬間から次はどのクルマに乗ろうかと考えています。できるだけ、いろんな車を楽しみたいんです」

フェラーリは一生の宝物であり、ガレージハウスはいわばオートクチュールの宝箱。その中で暮らすEさんの日々も、キラキラと輝いていました。

夢を叶えるすまいづくり

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