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都会を離れてのびのびとした郊外の環境で暮らす。そんなライフスタイルを選ぶため東京から埼玉に移住したのが林さんご一家です。東京から現在の住まいの埼玉県比企郡鳩山町へ移ってきたのは2011年のこと。
「前はマンションに住んでいたんです。でも、上の子供が小学校へ上がる前に、家族で同じ空間を共有できるような一戸建てに引っ越したいという希望があって、それでここに引っ越してきました」と林さん。
新たな住まいを探すにあたり、林さんはいくつかのこだわりを持っていました。その一つが、子供たちが泥んこ遊びのできるような、のびのびと育てられる環境があること。
「こっちに引っ越してきて、子供たちも喜んでいます。昆虫や草花が身近にあって、自然と直に触れあうことができます。教科書では学べないことがたくさんあって、子供の教育に与えるメリットは大きいですね」
新しい住まいに引っ越してきたことで、里山を始めとした自然豊かな環境が家の目の前にあり、そこでのびのびと子供を遊ばせることができる。さらには、子供たちと一緒に体を動かして遊ぶことも増え、コミュニケーションもたくさんとるようになったといいます。子供たちがこれから成長していくうえで、ここに住まいを移したことは、必ずプラスになる、と林さんは確信しています。
もうひとつが林さんが持っていた憧れとこだわりが、"火のある生活"でした。
「もともと火が好きで、暖炉とか、薪ストーブとかに憧れていました。ただ、今の家には太陽光発電をつけてしまったので、暖炉や薪ストーブはつけていないのですが、代わりに外で焚火を楽しんでいます」
林さんのご自宅の庭には薪がたっぷりと積んであり、よく家族で焚火を囲んで楽しんでいるとのこと。もちろん焚火を楽しむための薪も自ら用意しています。薪を割るのは林さんの役割ですが、用意した薪を運んで組み立てるのは子供たちの仕事。子供たちも焚火が大好きだそうで、都会では中々見ることのない自然の炎に興味津々の様子だといいます。
火を起こして、焚火を囲みながら家族で過ごす時間もまた、子供たちが自然を学ぶ機会になっており、ゆとりの時間であると同時に子育ての時間にもなっているようです。
「うちは子供部屋をあえて設けずに、リビングの中に子供たちの机を並べています。その向かいでは妻が料理を行うキッチンがあり、家族がそれぞれの時間を過ごしていても、同じ空間で過ごせるように意識しています」
リビングに置かれた机で勉強させるのも林さんの教育方針の一環です。自室に引きこもらせずに、なるべく子供たちの共有時間を多くすることを、林さんは意図しています。林さんのお宅は新築の建売でしたが、平屋造りということもあり、広いリビングが取られていることも、家族で同じ空間を共有することに適していたといいます。
「東京にいたころは、子供たちと接する時間がほとんど持てなかったんです。でも、リビングに子供たちの居場所を作ることで、家族で共有できる時間が増えて満足しています」
リビングで子供たちと過ごす林さんの様子は、今の生活に心から満足していると感じられるものでした。
また、自宅の前に広がる一面の草原では、家族で思う存分遊ぶことができます。サッカーや野球を楽しんだり、自然の動物を追いかけたり。自宅の前で様々な遊びができる、それは子供たちとの時間を共有するためにとてもプラスになっていると林さんは感じているそうです。
「こっちに引っ越してきて子供たちも喜んでいます。昆虫や草花が身近にあって、自然と直に触れあうことができます。教科書では学べないことがたくさんあって、子供の教育に与えるメリットは大きいですね」
東京時代、例えばテレビゲームなどの遊びは、子供たちだけで遊ぶことも多かったそうですが、広い自然の中で体を動かしての遊びは、家族みんなで楽しむようになったことも林さんが感じているメリットです。
現在、林さんのお子さんは長女12歳、長男10歳、次女7歳の3人です。いずれ、独り立ちしてこの住まいから巣立っていく時が来て、奥さまとの二人だけの生活が来ます。
「もともと、この家はリタイアしてのんびりと生活したい人向けに設計したらしいんです。なので、妻と二人っきりの生活になれば、この家の持つ本来のというか、別の魅力がわかってくるかもしれませんね」
家族と穏やかに暮らしたい、という林さんの願いをかなえてくれた現在の住まい。鳩山町に引っ越してきて本当によかった、と話す林さんはとても穏やかな笑顔を浮かべていました。