三井でみつけて

ご主人こだわりの間取り、奥様お気に入りのインテリア。理想をすべて詰め込んで

注文住宅で夢を叶える

2週間前に新居お引き渡しとなったばかりのNさんご家族。まだ家具はなく、引っ越しもこれから、まっさらな状態の住まいです。でもそこには、ご主人、奥様、元気なお子さんたちの「あんなことしたい、こんな風に暮らしたい」という夢がぎっしり詰まっていました。

新居を建てる以前は、勤め先の社宅で暮らしていたNさん。いつか自分の家をもちたい、という思いを長年温めてきました。お子さんが小学校に上がるタイミングを前に、ついに引っ越しを決断。注文住宅を選ぶことにします。

外構の工事はまだこれから。車とバイク2台を置くため、敷地面積には余裕をもたせた

徒歩1分で小学校と公民館がある理想の地

土地探しのために訪れたのは、三井のリハウス船橋センター。奥様のご実家がある千葉県船橋市内が候補地となりました。担当者の小島氏とともに最初は実家に近いJR船橋駅近エリアから探し始め、敷地の広さを優先しながら少しずつ範囲を広げていった結果、何巡り会ったのが現在の場所でした。近い将来、お子さんたちが通う予定の小中学校が目の前にあり、図書館が入った公民館もすぐ側。奥様のご実家へも遠い距離ではありません。災害危険度等も十分にチェックした上での判断です。

「現在の場所が見つかってからも、よく探せばもっと良い条件の場所が見つかるかもしれないと思い、自分で探した土地の情報を小島さんに送って確認してもらいました。一生に一度の買い物になるかもしれないと考えると不安になってしまって……。でも、小島さんは様々な条件を考慮すると、この土地が最適、という理由をはっきり、分かりやすく伝えてくれました。ちょっと慎重になりすぎたかな、と思い、『ご迷惑でしたか』と尋ねたところ、『みなさん、そうですよ。これからもご要望があれば遠慮せず、どんどん伝えてください』と答えてくれたのは嬉しかったです」と奥様。理想の住まいに辿り着くために、こうしたコミュニケーションは欠かせません。

リビングの一角には書棚が。収納力向上も新居を建てた目的のひとつ。左のドアは音楽スペースの入口

ところで、Nさんはなぜ注文住宅を選んだのでしょうか? その答えは実現したかった夢にあります。理由のひとつは、ご主人が趣味に没頭できる部屋をもつこと。ご主人はドラムを趣味にしてきましたが、社宅時代はスタジオを借りたときしか練習の機会がありませんでした。

「電子ドラムなので広さ的にはコンパクトなスペースで十分。さほど難しいとは考えていなかったのですが、いざ設計段階になり、検討してもらうと振動面などで様々な課題があることが発覚。設計士の方には、かなり無理を聞いてもらいました」とご主人は語ります。この要望に対して設計士が導き出した答えは、音楽スペースを基礎の上に直接作る「土間」にすることでした。三井ホームでNさんの住まいを担当した有水氏は「三井ホームが設計する住まいはもともと防音性が高く、評価をいただいていますが、ドラムを叩いた際に生じる振動対策は難題でした。実際に電子ドラムセットを鳴らしてテストを行い、設計士とともに試行錯誤。その結果、音楽スペースを土間とし、隣のリビングと床を共有しないことで問題をクリアできました」と、自身にとっても貴重な経験になったことを語ります。

Nさんからは他にも、車1台、大型バイク1台(ご主人用)、中型バイク1台(奥様用)が置けるスペースが欲しいという要望も。なるほど、これは注文住宅でないと実現できません。

ドアや照明もインテリアコーディネーターとひとつひとつ吟味しながら決められた

アートを日常に採り入れる

設計段階では、既に三井ホームで注文住宅を建てたお客様にご協力いただき、担当者とNさんが住まいづくりの疑問をインタビューする企画も。暮らしてみて、実際どうだったのかなどを率直に聞くことができる有意義な体験です。大まかな間取りはご主人と奥様のふたりで、インテリアの雰囲気づくりについては奥様がディレクション。「玄関を開けたらトキメキを感じ、リビングに向かいながらウキウキしたい」が目指されました。

リビングの壁紙は継ぎ目のない一枚もの。家族の空間をさり気なく彩る

壁紙のカタログを眺めては気に入ったものを有水氏に送ると、ある共通点が。その多くが19世紀の英国人アーティスト、ウィリアム・モリスが描いた絵柄だったのです。彼の作風は自然をモチーフとした優しい色使い、洗練された装飾性が特徴。リビングには花咲く樹木の上で鳥たちが楽しく遊ぶ様子を描いた作品を、ご夫婦の寝室は英国ガーデンを思わせる淡いグリーンに、奥様のワークスペースはモノトーンに、と同じ作家の作品でも部屋ごとに趣きを変えています。

「小物などを細かく飾るのは私の性格に合わないので、壁紙だけでインテリアが成立する装飾的な絵柄をチョイス。ただ派手すぎる印象にしないため、インテリアコーディネーターと何度も調整し、綺麗にまとめてもらいました。インテリアコーディネーターさん、設計士さんがわがままを沢山優しく聞いて、叶えてくれたので、本当に感謝しています」と奥様。「壁紙を見るためだけにモデルハウス見学に行った」というエピソードからも奥様の熱心さが窺えます。

英国のガーデンを思わせる色合いの寝室。すのこベッドは掃除しやすさを考えて
光沢感のあるシルバーの壁紙でまとめられた奥様のワークスペース
トイレも奥様お気に入りの黄色とタイル調の壁紙で明るく演出された

子どもたちの成長に思いを馳せながら

子ども部屋は、片側の長辺をグリーンの壁色に、もう片側をブルーとしました。その心は……将来、可動式収納棚で兄弟の部屋を分けたときも、俺はブルーがいい、俺はグリーンがいい、と喧嘩にならないように、との配慮。可動式収納棚は片側に寄せて広い一室として使うことも、中央に移動して完全に部屋を隔て、二室にすることも、また棚を背中合わせに配置することで左右の部屋を緩やかに区切ることもできるフレキシビリティの高いアイテムです。活発な男の子がふたり、今後の成長を見ながら間取りを自由に変えていけば良いでしょう。

可動式収納棚を中央に移動させたときも、それぞれの空間に出入りできるようドアをふたつ確保

家具の置かれていない住まいで、ここぞ! とばかりに元気に遊ぶお子さんたちと、大らかに見守るご主人と奥様。まだ引っ越し前ですが、ご近所には既に仲が良くなった方もできました。新生活のスタートが今から楽しみです。

小島健太郎氏

三井不動産リアルティ株式会社 三井のリハウス船橋センターの小島健太郎氏。
土地・戸建・マンションとあらゆる不動産に精通し、ご購入・ご売却のお手伝い。市場の状況やお客様のライフスタイルを考え、情報提供・提案をしております。私生活ではサウナやゴルフ、サッカー観戦が趣味

有水理菜氏

三井ホーム株式会社 千葉支店 船橋営業所の有水理菜氏。
お客さまと一緒になって情報を見て、とことんお手伝い。設計士やインテリアコーディネーターとも密な連携を取り、ご納得いただける注文住宅づくりをお手伝いしています。私生活ではライフセービングや、山登りが趣味。2020年度 最優秀賞営業担当を受賞。

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