Relife mode

ガイドとめぐるジモト旅 | ガイドとめぐるジモト旅 Part.2 意外と親しみやすい場所?「自由が丘」の魅力を大解剖

 

prof_img2 村上さん
自由が丘には普段からよく遊びに来ています。いつもはお気に入りのタイ料理屋さんでご飯を食べたり、カフェでのんびり過ごしたりすることが多いですね。
prof_img2 西島さん
たしかに、素敵なカフェやお店もたくさんあるんですよね。そのほかにも、昔からあるお店や庶民的な場所も自由が丘には多いと思います。
prof_img2 村上さん
そうなんですね。これまでは高級感のある場所という印象が強かったです。今日は今まで知らなかった自由が丘が開拓できそうで楽しみにしています!

■『インフォメーションセンター』で自由が丘の情報をチェック

ふたりが最初に向かったのは、駅のそばにある『自由が丘インフォメーションセンター』。お目当ての場所の道案内はもちろん、ガイドブックにはまだ掲載されていないような新店の情報を入手することもできるそう。

prof_img2 西島さん
駅から70mほどのところにあるのに、存在を知っている人は意外と多くないんです。ここは、普段からこの街に来る人にとっても役に立つんですよ。
prof_img2 村上さん
たしかに私も知りませんでした。インフォメーションセンターというと、観光地にあるようなイメージだったので、まさか自由が丘にあるとは思わなかったです。

店内には自由が丘の情報がずらり。専門のスタッフさんが知りたいことや探したいお店を教えてくれるほか、マップの販売も行っています。

prof_img2 西島さん
インフォメーションセンターの2階には授乳室も完備されているんですよ。ファミリーで自由が丘に来る方も多いですから、ぜひ知っていただきたいですね。
prof_img2 村上さん
そうなんですか! 立地もいいので、赤ちゃんを連れたお母さんはすごく助かりますね。

prof_img2 村上さん
ペットと一緒のときや、カフェめぐりしたいときなど、目的に合わせて案内がされているマップをゲットしました! 自分の好みに合った地図があるのはうれしいですね。
prof_img2 西島さん
病院のマップなんかもあったりするので、地元の方でも使えるんです。

■休日には道案内をしてくれる「セザンジュ」の姿も

prof_img2 村上さん
あっ! あの制服を着た方はなんでしょうか?

prof_img2 西島さん
「セザンジュ」といって、自由が丘の街を巡回して街案内を行っているんです。

セザンジュのメンバーは、自由が丘にある産業能率大学の学生の皆さん。セザンジュとは、フランス語で天使という意味なんだとか。お客さんでにぎわう休日を中心に活動し、自由が丘に訪れた人の道案内やサポートを行っています。

prof_img2 村上さん
学生のうちに、こんな活動ができるなんて良い経験になりますね。
prof_img2 西島さん
ね、素敵でしょう。インフォメーションセンターやセザンジュをはじめ、訪れる人をサポートする体制になっているんです。
prof_img2 村上さん
敷居が高い場所と感じる人にとっても、すごくありがたいですね。

■センス溢れる空間が広がる『ブリキのジョーロ』へ

自由が丘の知識を深めたところで、続いて訪れたのは花屋の『ブリキのジョーロ』。本店の自由が丘ほか、今年から藤沢の湘南T-SITEにも店舗をオープン。切花の販売やガーデニングの空間プロデュース、ワークショップなども実施しています。

自由が丘といえば、都心部にありながら緑が多いエリアでもあります。実は、商店街を中心に「自由が丘森林化計画」として街に緑を増やすための取り組みがなされているのだとか。そんな自然豊かな自由が丘で20年以上愛され続けているお店です。

prof_img2 村上さん
この近くにある美容院に行ったことがあって、前から気になっているお店でした。外観がすごくかわいくて目を引きますよね。
prof_img2 西島さん
店内もすごく落ち着いていて、素敵なんですよ。

prof_img2 村上さん
本当ですね。いろいろなお花がいっぱい!

prof_img2 西島さん
この店の世界観がすごく好きで。たとえば、プレゼント用のブーケをお願いするときに「こんな感じで……」とイメージを伝えると、 素敵にアレンジしてくれます。オーナーのセンスに惹かれて、昔から通っているんです。
prof_img2 村上さん
この街に住んでいたら、毎日でも通いたくなっちゃいます。

案内してくれたのは、店員の中澤さん。元々お客さんとしてお店を訪れていたという中澤さんは、その魅力に引き寄せられて働きはじめるようになったのだとか。

prof_img2 中澤さん
僕自身がお客さんとして来ていましたし、来店されるお客様の年齢層も広い印象です。来たからには、やっぱりいろいろな植物を見たいと思うので、できるだけいろいろな種類を置くようにしているのがこだわりでしょうか。
prof_img2 村上さん
見たことのない植物がたくさんありますもんね。湘南にあるお店との違いってありますか?
prof_img2 中澤さん
置いている植物も全く違いますね。湘南の店舗では華やかで明るい花が人気ですが、自由が丘では落ち着いた緑が好まれやすいです。住んでいる人の好みが全然違うなと感じていますね。
prof_img2 村上さん
たしかに、なんとなくそんなイメージがあります。中澤さんから見た「自由が丘の魅力」はどこにあると思いますか?
prof_img2 中澤さん
街全体に緑が多いところでしょうか。家族連れも多くて、のんびりして落ち着いた雰囲気があると思います。
prof_img2 西島さん
自然が好きな人が多いかもしれないですね。
prof_img2 村上さん
そうですね。

■写真映えする「サンセットアレイ」で撮影タイム

prof_img2 西島さん
せっかくだから、サンセットアレイを歩いていきましょうか。
prof_img2 村上さん
いいですね。雰囲気があって私も好きです。

自由が丘には、マリクレール通りやメイプル通り、女神通りなど各通りにそれぞれ名前が付けられています。その中でもサンセットアレイ通りは、石畳の細道でヨーロッパの町並みを感じさせるような場所。雑貨ショップやカフェ、ブティックなどもあって、ちょっとした街歩きに最適です。サンセットアレイにあるビルの一角には、フォトジェニックな壁も。絶好の撮影スポットとなっています。

prof_img2 西島さん
あれ! すごい偶然……!

撮影中、西島さんのご近所さんに遭遇する一幕も。ちょうど家族で買い物中だったそうです。

自由が丘はおしゃれで写真映えするスポットである一方、地域の方々のつながりも強く、親しみやすくてアットホームな側面もあることが感じさせられます。

prof_img2 村上さん
休日は家族で自由が丘に買い物、なんていいですね。
prof_img2 西島さん
この近くに住んでいると、買い物は遠出しなくても自由が丘で事足りるんですよ。結構フランクなところでしょう。
prof_img2 村上さん
この街の居心地の良さは、そんなところから来ているのかもしれないですね。

■女性に人気の老舗蕎麦店『二八庵 さらしん』へ

さて、最後は創業80年を超える蕎麦店の『二八庵 さらしん』へ。

元々は「九品仏駅」だったのが「自由が丘駅」に改名されて今年で89年。自由が丘駅の歴史とともに歩んできた老舗です。

広々として落ち着いた雰囲気の同店は、8割が女性のお客さんだとか。北海道産のそば粉を使用しており、コシが強くみずみずしいと人気を集めています。

prof_img2 村上さん
駅前にあるのに、すごくリラックスできそうなお店ですね。
prof_img2 西島さん
友人と食事するときによく来るんです。升酒やお料理を楽しんだ後、〆におそばをいただいたり。天ぷらはもちろん、おそば屋さんの定番である出し巻き玉子や穴子も絶品なんですよ。

そこで、まずは樽酒からいただくことに。越後長岡の「天下甘露水」で仕込まれた吉乃川の樽酒は芳醇な木の香りが特徴。みずみずしいそばによく合います。

prof_img2 村上さん
飲みやすくておいしいですね! きりっとした味なので、暑い時期にぴったりです。
prof_img2 西島さん
樽の香りがほのかにするのがまたいいですよね。

ここで登場したのが店主の魚見さん。

prof_img2 魚見さん
うちのメニューは、女性好みのオリジナルメニューが多いんです。いくらをのせた「生うにそば」であったり、とろろがたっぷりかかった「とろろまぶし」であったり。それが女性に人気の理由かもしれません。
prof_img2 村上さん
また豪華ですね! おそばが大好きなので、どれも食べてみたいです。
prof_img2 魚見さん
元々は2階で日本料理屋もやっていたことがあって、そば以外のちょっとしたつまみにもこだわりがあります。最近はメニューにそばがある居酒屋も多いですが、うちはそば職人がつくっているというのがウリですかね。職人がつくる味をじっくり堪能してほしいです。

今回は定番の「鶏せいろ」とリピート率も高い「とろろそば」をいただきます。

prof_img2 村上さん
すごくおいしいです。ひとりでも食べに来たくなる気持ちがわかります(笑)。
prof_img2 西島さん
そうでしょう(笑)。
prof_img2 村上さん
自由が丘には、本当に素敵な場所やお店がたくさんあるんですね。魚見さんから見て、自由が丘の魅力はどこにあると思いますか?
prof_img2 魚見さん
スイーツであったり、雑貨やカフェといった女性に人気のものが多い場所ですよね。この街の魅力は、女性の楽しめるものがたくさんあるところでしょうか。もちろん、男性が来ても楽しめる街ではあるんですが。

prof_img2 村上さん
たしかにそうかもしれません。普段は目的を決めて自由が丘に来ることが多いので、ふらっと散策してみたくなりました。ちょっと歩き疲れたときに、ここのおそばを食べたら回復しそうですね(笑)。

■最後に

prof_img2 西島さん
今日は自由が丘の街を歩いてみて、どうでした?
prof_img2 村上さん
自由が丘に来る機会は多くても、意外と知らないことばかりなんだなと思いました。もっといろいろなところを開拓してみたいです!
prof_img2 西島さん
新しいお店もどんどんできているし、まだまだ素敵なお店がたくさんあるんです。10月にある「女神まつり」(※)をはじめ、毎月のようにお祭りやイベントもやっていますから、それに合わせて来るのも楽しいですよ。ぜひまたゆっくり遊びに来てくださいね。

※自由が丘女神まつり
毎年10月に開催される地域最大のイベント。メインステージでのパフォーマンスやコンサートをはじめ、フードやショッピングなど楽しむことができます。

prof_img2 村上さん
本当に自由が丘ならではの魅力がたくさんありますね。いろいろなイベントにも行ってみたいです。今日はありがとうございました。

====================

■まだまだある! 本日紹介しきれなかった自由が丘のおすすめ店

今回、伺った場所以外にも自由が丘には魅力的なスポットがまだまだたくさんあります。スイーツの街として人気の自由が丘にあるおすすめ店舗を最後にいくつかご紹介します。

関連記事

記事を探す

読んで発見
すまいのヒント

読んで楽しい
くらしのコラム