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【清澄白河の住みやすさ】カフェ巡りだけじゃない本当の魅力を紹介
清澄白河

【清澄白河の住みやすさ】カフェ巡りだけじゃない本当の魅力を紹介

清澄白河は、江戸時代に造られた都の指定名勝「清澄庭園」や、江戸の街並みを再現した「深川江戸資料館」など、いにしえを今に伝える一面と、「東京都現代美術館」のような、近代的で芸術性の高い施設が見事に融合している不思議な街です。
隅田川や小名木川といった河川のほか、「木場公園」など自然も豊かで街の雰囲気がとても良いと評判のエリアです。
ハイソな雰囲気もありながら、情緒的な温かみを持つ穏やかな街、清澄白河をご紹介します。

【1】地下鉄2路線、徒歩圏内にさらに2路線。合計4路線利用できる利便性の高さ

清澄白河は地下鉄やバスのアクセスが良いエリアです

清澄白河駅は、東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線と、2つの路線をメインに利用できます。
大手町駅まで約8分、渋谷駅まで約25分。どちらも乗り換えなしで行ける上、地下鉄は天候に左右されにくいので、遅延の心配も少ないのがうれしいところ。大手町駅で下車して地下道を歩けば、東京駅まで乗り換えなしでも行くことができます。バス路線も多く、亀戸駅や秋葉原駅などへのアクセスも容易です。
また、東京メトロ半蔵門線で1駅、約3分で行ける水天宮前駅からは、成田空港や羽田空港に直結しているT-CAT(東京シティエアターミナル)のリムジンバスが運行。高速道路の出入口も近いため、行動範囲がぐんと広がります。

清澄白河の歴史

清澄白河の名の由来は「清澄」と「白河」、隣接する2つの町名にちなんだものです。
清澄は、寛永6年(1629年)頃、干潟だった一帯を開拓した弥兵衛という人物が治める「弥兵衛町」と呼ばれていました。やがて、元禄8年(1695年)の検地の際に、地形が安房国の清済(清澄)に似ていることから、清住町と改められます。その後、伊勢崎町などと合併して清澄町になりました。
白河は、白河楽翁(白河藩主・松平定信)にちなんでつけられた町名です。のちに、深川東大工町、霊巖町、元加賀町、扇橋町の各一部を合わせて、白河町が誕生しました。

【2】生活重視のお店+おしゃれなカフェや雑貨店が同居

清澄白河にはハイセンスなショップやカフェ、古い建物をリノベーションしたお店と、昔ながらの個人商店が軒を連ねます。駅前だけにお店が集中しているわけではないので、散歩がてらに良いお店を発見できるかもしれません。

深川資料館通り商店街は下町情緒あふれる商店街です

「深川資料館通り商店街」は、約800mの通りに、およそ100店のお店が並ぶ、下町情緒あふれる商店街です。呉服店やそば屋など、古き良き名店に加え、空店舗や古工場などを利用した書店やギャラリーといった新しい店舗もちらほら。

清澄白河にはスーパーも多数あり、生活に便利です

また、スーパーも多数あって、大変便利です。「オーケー 平野店」といった激安スーパーや、地下鉄の出口を出てすぐの「赤札堂 清澄店」「東京都現代美術館」の近く「マルエツ 清澄白河店」といった大型店舗もあります。

どのお店も細やかな、心づくしのおもてなしがうれしい

ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ
※提供:Blue Bottle Coffee Japan合同会社

まずご紹介するのは、サードウェーブコーヒーの代表格、「ブルーボトルコーヒー 清澄白河フラッグシップカフェ」です。ここは清澄白河だけでなく、日本のスタンドカフェブームの火付け役ともいえる「ブルーボトルコーヒー」の日本上陸第1号店。豆の原産地から焙煎、抽出まで、各工程にこだわったコーヒーが提供されます。ここでしか食べられない限定フードメニューも魅力です。

フカダソウカフェ(fukadaso cafe)
※提供:fukadaso cafe

清澄白河でカフェといえば、「フカダソウカフェ(fukadaso cafe)」もおすすめ。ベイクドチーズケーキやパンケーキ、プリンなどのシンプルで温かみのあるスイーツとコーヒーで一息つけるほか、店内では雑貨も取り扱っています。
「フカダソウカフェ」が入っている建物は、築50年のアパート兼倉庫だった「深田荘」をリノベーションした「フカダソウ(fukadaso)」。シューズショップやボディケアサロンなどもある、複合施設です。清澄白河を象徴するかのような、新しさとレトロモダンが融合した外観もおしゃれで、人気のスポットとなっています。

藤堂プランニング

清澄白河に住むスイーツ好きが通うのは、洋菓子の工場直売店「藤堂プランニング」。外資系ホテルやレストランにケーキを卸している工場の直売所です。20代の若さで銀座・三笠会館のシェフパティシエに就任した、一流パティシエ・藤堂栄男さんが作るケーキが安価で購入できます。価格は市販の半額と驚きの設定。フィナンシェなどの焼き菓子もおすすめです。

ビー フレンドシップ(BEE FRIENDSHIP)

「深川資料館通り商店街」で目を引く建物は、養蜂園が営むはちみつ専門店「ビー フレンドシップ(BEE FRIENDSHIP)」。はちみつをふんだんに使ったハニージェラートやハニーレモネードなど、店頭で食べられるスイーツもたくさんあります。店頭のはちみつは、ほとんどが試食OK。季節ごとに、色や香り、味も異なるはちみつを、ぜひ食べ比べてみてください。

深川めしの人気店「深川釜匠」

「ビー フレンドシップ」の数軒隣には、江戸の郷土料理として有名な、深川めしの人気店「深川釜匠」があります。深川めしは、たっぷりのあさりを使った炊き込みご飯のこと。汁物や香の物などがセットになって1,000円ちょっとと、お手頃な値段も魅力のひとつ。丼に山盛りの深川めしは、食べきれない場合に持ち帰りができるよう、テーブルに食品ラップが置かれています。帰り際には飴のプレゼントもあって、下町らしい温かなおもてなしが、おなかだけでなく心まで満たしてくれます。

川沿いを自転車で疾走する、爽やかな休日はいかが?

トーキョーバイクトーキョー(TOKYOBIKE TOKYO)
※提供:TOKYOBIKE TOKYO(撮影:阿野太一)

2021年にオープンした「トーキョーバイクトーキョー(TOKYOBIKE TOKYO)」。東京を走るために作られたという自転車ブランド「トーキョーバイク」の直営店です。自転車の試乗や購入ができるほか、自転車のレンタルもできます。晴れた日に、川沿いの道を自転車で散策するのもいいですね!
「トーキョーバイクトーキョー」は、3Fにオフィスが入った複合施設です。1Fと2Fをつなぐ階段は、多目的に活用できるスペースになっており、1Fには自家焙煎コーヒースタンド「アライズ コーヒー パッタナー(ARiSE COFFEE PATTANA)」 、2Fにはメルボルン発のプランツショップ「プラントソサエティ(The Plant Society)」が出店しています。

TOKYOBIKE TOKYOの店内の様子
※提供:TOKYOBIKE TOKYO(撮影:阿野太一)

【3】江戸の文化を深く学べる、文化的な施設が充実

江戸文化が色濃く残る街、清澄白河は、その文化を学べる施設も充実。深川資料館通りの名前の由来となった「深川江戸資料館」は、江戸時代の深川の街並みと当時の人々の暮らしぶりを再現した常設展示が人気です。小劇場・レクホールも備え、区民の集会の場としても提供されています(2022年7月まで改修工事のため休館中)。

清澄白河の名所「清澄庭園」
※PIXTA

清澄白河の名所といえば「清澄庭園」は外せません。東京都の指定名勝で、3つの中島を配す広大な「泉水」や、集会場として利用できる「大正記念館」、数寄屋造りの建物として東京都選定歴史的建造物に選定された「涼亭」など、見どころが多数。庭園内には区立図書館も併設しています。

清澄庭園の脇の駅前通りには昔ながらの建物が残り、当時の街並みを楽しめます。

また、庭園脇の駅前の通りは、昔の長屋づくりのような建物がずらりと並んでおり、当時の街並みがしのばれます。

東京都現代美術館近くの通り

近代の文化や芸術なら、「東京都現代美術館」がおすすめ。現代美術を約5,500点収蔵し、コレクション展示や大規模な企画展示などを開催する美術館です。そして、「東京都現代美術館」を有する「木場公園」は、広大な敷地にスポーツ施設やふれあい広場などがあり、住民の憩いの場となっています。

【4】程良くお店や公園、病院などの施設があり、住環境として最適

清澄白河は道幅が広く、見通しの良い道路環境になっています。

清澄白河は道幅が広く、縦横に見通しの良い道路環境になっています。街にお店がぎっちりと密集していないため、騒音や治安の問題といったトラブルの心配がほとんどありません。街に点在するお店や施設の配置バランスがとても良く、お店同士は遠すぎないのも良いところ。
駅前から、品良く閑静な街並みが広がり、暮らすにはとても良いエリアといえます。

そして、スーパーなどの生活品を扱うお店同様に重要なのがクリニックです。付近には総合病院の「深川立川病院」や、東陽町方面にある江東区の施設「土曜・休日急病診療所」があります。エリアの中で準夜間救急にも対応できる施設があるのは、万一の場合も安心です。

【5】清澄白河インタビュー:ビーカーや試験管で、独創的なインテリアを実現

理化学+インテリアをコンセプトにしたお店「リカシツ」

理科室にあった懐かしのビーカーやフラスコをインテリアや調理器具として使いたい!そんな夢を実現してくれるお店が清澄白河にはあります。その名もずばり、「リカシツ」です。
理化学+インテリアをコンセプトに、研究者が使用する本物の理化学器具をランプやフラワーベースなどのインテリア家具としてアレンジして販売しています。ドリップコーヒーが入れられるガラスロートなど、ユニークな商品は斬新に感じるはず。なお、「リカシツ」は先に紹介した「フカダソウ」の中にあります。
「リカシツ」の運営会社、関谷理化株式会社の代表である関谷幸樹さんに、清澄白河の魅力について伺いました。

――清澄白河に出店された理由をお聞かせください。

関谷さん(以下、敬称略):
私は隣の森下に住んでいるので、清澄白河は犬の散歩などでなじみがあったのと、なにより「東京都現代美術館」に来られるアートに興味のある方たちは、フラスコやビーカーといったシンプルな器材が好きかなと思いまして。
「フカダソウ」の存在も大きいですね。見学したとき、板張りの廊下で、まるで古い学校みたいだなと思ったんです。元々、新しい建物よりレトロな建物のほうが良かったのもあって、「フカダソウ」に出店を決め、店名を「リカシツ」にしました。

「リカシツ」の店内に並ぶフラスコやビーカー

――――そもそも、「リカシツ」を始めようと思われたのはなぜですか?

関谷:
店内の壁のパネルに写っているのは、理化学器具を作る現役の理化学ガラス職人さんです。理化学研究の中では縁の下の力持ち的な存在で、研究者や学校でしか使われない器具を作る仕事の魅力を職人さんからは伝えづらい。そのため、後継ぎがおらず、職人さんがどんどん減っていく高齢化問題に直面しているんです。
うちは元々、「関谷幸吉商店」という理化学器具の問屋で、職人さんが材料にするガラス素材も卸しています。つまり、職人さんがお客様であり、仕入先でもあるんです。職人さんが一人いなくなると、お客様も仕入先も同時になくなってしまう。だから、職人さんが増え、元気でいてくれるために問屋として何かできないかと、新たに一般の方にも理化学器具を使ってもらおうということで始めたのがきっかけです。

「リカシツ」のシャーレ

――理化学器具の新しい使い方を、いろいろと提案されていますね。

関谷:
例えば、理化学ガラスの製品は耐熱性や耐薬品性に優れているので、日常生活にも使える便利アイテムなんです。その魅力を伝えるために、お客様からの声を大切にしています。
ビーカーは目盛りもあって、耐熱で、電子レンジで使えて便利だけれど、熱くて持てない。だから、取っ手をつけられないかとお客様から要望があり、職人さんに相談して取っ手付きビーカーというシリーズができました。10Lビーカーでアイスを作るとか、皆さんいろんな使い方をされているんですよ。本当にアイディアが豊富で勉強になります。
このほか、ゴトクを使ったコーヒードリップもお客様のアイディア。そんな風にお客様の声から、次々と新商品が生まれています。

理化学の実験器具の製品が並ぶ「リカシツ」店内の様子

――森下にお住まいということですが、お店のある清澄白河も暮らしやすそうですね。

関谷:
そうですね。清澄白河は個人店が多いので、オーナーさんと直接つながって、会うと挨拶を交わす。外から来たお店なのにもかかわらず、温かく迎えてもらえている感じが、アットホームでいいなと思います。
お店が点在しているのが、またいいですね。散歩をしながら街巡りができる。路地の奥などにあるお店を探す楽しみがある。
そうした近隣のお店を紹介している「リカサンポMAP」というのをうちで作って、リカシツに来てくれたお客様へお渡ししているんですよ。お店の場所がわかりづらく、事前に知らないと出合えないお店、魅力的なお店がたくさんあるので、ぜひあちこち散策してみてほしいですね。

それから、清澄白河は空が広い。霊巌寺をはじめ、近くに大きなお寺がたくさんあるから、高い建物が建たないんです。大きく空が開けていて、開放感があって。そこはすごい魅力だと思うんですよね。「木場公園」や「清澄庭園」などグリーンが多いほか、大きなドッグランもあって、サイクリングしやすい環境でもありますし、本当に気持ちのいい所です。
そうした散策のついでに、良かったらリカシツに立ち寄って、実際に製品を手に取って見て、理化学器具の使い道をいっしょに探してもらえたらうれしいですね。

<取材協力>
リカシツ
東京都江東区平野1-9-7 深田荘102

【6】交通の便良く、静かな住環境、親切で温かい人たちが暮らす街。だから清澄白河に住みたい

東京下町の良さ、風情が色濃く残る水辺の街、清澄白河。緑も多く、交通の便も良く、住環境は静かで、お店の方も親切で、人柄が温かい。まさに、暮らすには最適な街といえます。
休日には自然とふれ合うのも良し、芸術にふれるのも、素敵なお店を探すのも良し。自分らしい生活を清澄白河で実現できます。

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ハイセンスな暮らしも、麗しい自然も。
知性と感性を刺激する街で。

パークリュクス清澄白河

「交通」東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅 徒歩10分
「間取り」1K・1R・1LDK・2LDK
「専有面積」25.03㎡~54.83㎡

豊富な生活利便施設と豊かな自然に恵まれた街、清澄白河。

パークアクシス清澄白河

「交通」東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線「清澄白河」駅 徒歩11分
「間取り」1K・1DK・1LDK・1LDK+DEN
「専有面積」25.93㎡~59.69㎡

<取材・執筆>

松浦智子

東京生まれ。住んだことのある街は本郷、三軒茶屋、町田、板橋。愛猫にべたべたに甘い編集ライター。もちろん、よその猫様も大好き。素敵と思ったお店&場所を、どんどこご紹介していきます。

※2022年4月に取材しました。
※冒頭の写真はPIXTAの提供写真です。

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