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富岡八幡宮
門前仲町

門前仲町の住みやすさは?江戸最大の八幡様に守られる、粋と人情が息づく街

「門仲(もんなか)」の愛称で親しまれ、今も江戸の情緒が息づく街、門前仲町。寺社の門前に発達した町・門前町の名にふさわしく、「富岡八幡宮」や「成田山 東京別院 深川不動堂」があり、それぞれ「八幡様」「お不動様」として地元民に親しまれています。毎年8月に富岡八幡宮で開催される「深川八幡祭り」は、江戸三大祭りのひとつ。大小さまざまな町神輿が練り歩き、その担ぎ手に清めの水をかけることから「水掛け祭」とも呼ばれています。

今回は、下町の活気にあふれながら、どこかのんびりとした雰囲気も魅力の門前仲町をご紹介します。

【1】地下鉄2路線と徒歩圏内にJR、何より都バスが便利!

門前仲町駅

門前仲町駅は、東京メトロ東西線、都営地下鉄大江戸線が利用できます。駅から南へ徒歩10分程の距離にJR京葉線の越中島駅があり、舞浜駅までわずか15分程!東京ディズニーランドや東京ディズニーシーまで気軽に遊びに出かけられます。
さらに便利なのが、都営バスです。特に、亀戸から押上を経由し豊海水産埠頭へ至る路線は、両国、森下、清澄白河、越中島、月島など近隣の主要エリアを回ります。ほかにも、錦糸町や東陽町へ出られる路線、茅場町、兜町、日本橋を通り東京駅丸の内北口に至る路線といった充実ぶり。
都バスは、東京23区内は均一運賃なので、お財布に優しいのもうれしいですね。

門前仲町の歴史

深川不動尊の参道、人情深川ご利益通り

門前仲町の名前の由来は、1627年に富岡八幡宮別当として創建された「永代寺」です。当時は、永代寺門前町とも呼ばれていました。しかし、永代寺は1868年の神仏分離令がもとで廃寺となり、跡地は深川公園として整備されます。その後、永代寺の敷地内にあった吉祥院が永代寺の名を継ぎ、今の永代寺が残ったそうです。
また、門前仲町は日本の測量地図を完成させた伊能忠敬ゆかりの地でもあります。深川黒江町(現・門前仲町1丁目)に住み、測量旅行の出発時には必ず富岡八幡宮を参拝していたことから、境内に銅像が建てられました。住居跡地には石碑もあります。

【2】商店街には老舗、個人商店が軒を連ねる。スーパーやホームセンターも充実

門前仲町の街並み

門前仲町は「人情深川ご利益通り(深川不動尊商店会)」や「深川仲町通り商店街」、路地に飲み屋が立ち並ぶ「辰巳新道」といった、書店や洋品店、居酒屋などの個人商店が圧倒的に多いのが特徴です。駅前には、スーパーの「赤札堂 深川店」があり、同じ建物内にインテリア雑貨を扱う「デコホーム 赤札堂深川店」や「ダイソー 赤札堂深川店」などが入っています。駅から徒歩10分程の距離にホームセンターの「コーナン江東深川店」、映画館やショッピングセンターを有する複合施設「深川ギャザリア」もあり、生活するに事欠きません。
深川仲町通り商店街にはアーケードがあり、日が落ちても街を明るく照らしてくれます。

地域に根ざす、昔ながらの飲食店が豊富。街の人たちのデイタイムを支え続ける

カフェ東亜サプライ
※提供:株式会社トーアコーヒー
カフェ東亜サプライのオムライス
※提供:株式会社トーアコーヒー

地下鉄の門前仲町駅に直結している「カフェ東亜サプライ」は、原料豆の品質にこだわる「トーアコーヒー」の直営店。開店から40年以上、シックな店内で高品質のスペシャルティコーヒーが楽しめます。ナポリタンやオムライスなど、喫茶店の定番メニューも大人気。デザートメニューも充実しています。

煎餅・豆・菓子処 みなとや

昔ながらの和菓子屋、甘味処が多いのも門前仲町ならでは。
1948年創業、猫をかたどったせんべいが人気の「煎餅・豆・菓子処 みなとや」は、不定期ですが、店頭で手焼きせんべいの実演も見られます。
ほかにも、1907年創業の老舗和菓子店「深川伊勢屋 本店」や、最中で有名な「御菓子司 岡満津」、きんつばの「深川 華」、かき氷のファンも多い「甘味処 由はら」などなど、ここでは紹介しきれないほどの賑わいです。

大人向けの習い事教室で、オフ時間の充実を

門前仲町駅周辺には、習い事の教室もたくさんあります。少人数制ダイビングスクール「ダイビングプロショップ ル・ポワソン(Le Poisson)」、琴・三味線の「生田流牡丹会 門前仲町教室」など、気になったらぜひ問い合わせてみてください。

陶器の福山

そして、門前仲町なら、本格的に陶芸も習えます。「陶器の福山」は1860年創業。清水焼や有田焼などの器、縁起物の置物を扱う陶磁器店です。こちらの2階に、陶芸教室「百福工房」が併設しています。
「百福工房」では、入門、本科とコースが分かれており、自分に合ったコースでオリジナルの器づくりが可能。とりあえず試してみたいという方のために、お試し体験もあります。

陶芸教室「百福工房」

日が落ちれば、街は夜の部の始まり。小さな路地まで明るく活気に満ちている

門前仲町の夜の街並み

日が落ちて、日中のみのお店が寝静まると、無数にある居酒屋、スナック、バーなどの飲み屋が目覚めます。
老舗の居酒屋「大坂屋」は、東京五大煮込み(太田和彦さんの著書「居酒屋大全」より)に名を連ねる牛煮込みが絶品。1976年創業、深川唯一の軍鶏鍋専門店「鳥料理有明」には、自然飼育された極上の軍鶏を求めて、通な大人が集まります。

バー シー(Bar,C)
※提供:Bar, C
バー シー(Bar,C)のフレッシュカクテル
※提供:Bar, C

静かにじっくり飲みたいときは、「バー オーパ(BAR OPA)門前仲町店」など格調高いハイセンスなバーへ。中でも「バー シー(Bar,C)」は、シガーも楽しめるオーセンティックバー。旬のフルーツを使ったフレッシュカクテルもおすすめです。やわらかな照明に照らされた内装、くつろげる店内には、マスターの横顔を模した切り絵が飾られています。切り絵は生前、日本最高齢にして最高のバーテンダーと称された、山崎達郎さんの作品です。

【3】公園のアスレチック遊具やスポーツ施設など、健康的に汗を流す

門前仲町は公園が多い

門前仲町は憩いの場としての公園も多く、永代寺があった「深川公園」や、大型のアスレチック遊具がある「牡丹町公園」などがあり、都内最大級の親水公園「仙台堀川公園」では、ハゼをはじめとした魚釣りが楽しめます。
汗を流したいときに積極的に利用したいのは、区営の「深川北スポーツセンター」。木場公園のそばにあり、江東スポーツデーでは、江東区内在住・在勤の人なら一部の施設が無料で利用可能です。

また、もしもの場合に気になるのが医療機関。夜間救急なら「石川島記念病院」「木場病院」があって、万一の際には安心です。ペットのための夜間・休日救急「動物医療サポートセンター」も近くにあります。

【4】水辺と緑あふれる豊かな住環境。自転車ナビマークが記された道路も多い

門前仲町の自転車ナビマークが記された道路

門前仲町はそこかしこに水辺があり、豊かな自然があるのどかな住環境です。自転車で走るとさらに気持ちがいい!
実際に自転車の利用者が多く、自転車ナビマークや自転車ナビラインが描かれた道路のほか、交通量の多い大通りは歩道が広めに取られ、車道寄りに自転車走行エリアが設定されています。

門前仲町は夜道も安心して歩ける街です。

住宅地にも、飲食店やスーパー、コンビニがあり、こうしたお店の明かりがあるおかげで、夜道も安心して歩けます。

門前仲町の火の見櫓

門前仲町駅から越中島駅方面へ向かうと、江戸時代の火の見櫓を模した「門前仲町の火の見櫓」と「黒船橋」があります。橋の上には、黒船橋の名前にちなんだ船の形の花壇が設置されていて、こういった遊び心が、下町の粋を感じさせます。

門前仲町の黒船橋

【5】門前仲町インタビュー:街と人と共に歴史を積み重ねるワイナリー

深川ワイナリー東京

記念日に、普段の食卓に、彩りを添えるワイン。作りたての新鮮なワインが門前仲町で楽しめることをご存じでしょうか。
鮮やかなオレンジ色のワインや、レターパックに入れてポストで送れる箱詰めワインなど、画期的な商品を次々と売り出す「深川ワイナリー東京」。東京海洋大学との共同研究や、ビルの屋上でブドウを栽培しワインを作る試みなど、常に新しいことにも挑戦されています。
店長の伊禮沙由美さん、栽培・醸造責任者の上野浩輔さんに、ワインづくりや門前仲町の魅力についてお話を伺いました。

――店内にはたくさんの種類がありますが、どのワインが人気ですか?

伊禮さん(以下、敬称略):
人気は、オレンジ色のワインですね。原材料はブドウのみ。白ワイン用のブドウを、赤ワインと同じ作り方で、皮ごと漬け込んで醸(かも)すと、皮の色が出て濃いオレンジ色になるんです。ブドウの品種によって色、味が変わる。すごくきれいで、おもしろいですよ。

赤札堂の屋上でブドウ栽培をしています。

――門前仲町駅前の赤札堂の屋上でブドウ栽培とか、ワインづくりではさまざまな試みをされているそうですね。

伊禮:
まだ収穫量が少なく、深川産のブドウだけでワインを作るのが難しいんです。そのため、深川産のブドウを少しずつ加えて、「深川の血を通わせたワイン」を作っています。

――東京海洋大学と共同で、どのような研究されているのでしょうか。

上野さん(以下、敬称略):
完成したワインを海に沈めて、海中で熟成させ、味の変化を調べています。海に沈めた物とそうでない物、劇的に味が違いましたが、分析結果では数値は変わらなかったんです。
人が感じられる味覚には、まだ測定できない何かがある。何がどう変わったのか、それを解明するため、大学では今後も研究をしていくそうです。海中で熟成させたワインは販売もしているんですよ。あとは、近隣で行われるマルシェにも参加予定です。コロナ禍で中断してしまいましたが、ワインのワークショップなども再開していきたいですね。

伊禮:
ほかにも毎週日曜や祝日に、工場見学を行っています。赤札堂屋上のブドウ収穫も、地元の幼稚園のお子様と保護者の方に来ていただいて、いっしょに収穫したんです。すごく喜んでもらえました。収穫体験ツアーなど、今後再開していければと思っています。

深川ワイナリー東京は東京海洋大学との共同研究をしています。

――お二人とも、門前仲町にお住まいですか?

上野:
僕はお店の2階に住んでいます。以前はブドウの産地に住んでいたのですが、どこへ行くのも車が必須だったので、飲酒運転になるからワインの味見ができなくて(笑)。今は、いつでも味見ができるので、すごく助かります。お酒の味見といえば、近場によく飲みに行きますよ。門前仲町には名店がいっぱいあるので、僕にとってはお酒が身近な街という印象です。

伊禮:
門前仲町は東京駅など都心に近く、交通の便がいい。私も2年程門仲に住んでいましたが、都バスや自転車で結構どこでも行けちゃうんですよね。昔ながらの下町情緒と、新しさが融合しているところも、おもしろいと思っています。
そして何より住みやすい。このへんは治安がいいって皆さんおっしゃいます。江東区の中でも特に治安や環境がいいからと、学区が違う中学校にわざわざ通わせているという方もいらっしゃいましたよ。

深川ワイナリー東京の店内の様子

――門前仲町のいいところ、好きなところを教えていただけますか

上野:
やっぱり、人と人とのつながり、伝統や文化をとても大切にしているところですね。「深川ヒトトナリ」なんてイベントもある。このあたりの職人さんやお店を訪ねる、街歩き企画です。

伊禮:
情に厚いイベントが多いように感じます。「アートパラ深川おしゃべりな芸術祭」もありますね。このイベントは障がいのあるアーティスト作品を街中に展示するという芸術祭なんですが、障がいの有無に関係なく、「共に生きる」社会を目指しがんばられています。うちでは、入賞した作品をラベルにしたワインを限定販売しています。
創業100年以上の老舗、深川仲町通り商店街の酒屋「近江屋本店」さんにも、うちのワインを置いてもらっているんです。深川の新しいお土産としてアピールしてくださっていて、すごくありがたいですね。

上野:
お客様も皆さん、温かい。先日、母の日のプレゼント用にと、10歳くらいの男の子が買いに来て。なんだかうれしくて、涙が出そうになりました。
ここはまだオープンして7年程ですが、地域にしっかり根づいたワイナリーになれるよう、がんばっていきたいと強く思っています。

深川ワイナリー東京の店構え

<取材協力>
深川ワイナリー東京
東京都江東区古石場1-4-10 高畠ビル1F

【6】下町のいいとこ取り!みんなの「好き」があふれている。だから門前仲町に住みたい

八幡様、お不動様が好き。祭りが好き。お酒が好き。おいしい物や楽しいことが好き。古い街並みも、新しいお店もみんな好き!「門仲はね、本当にいいところだよ」と、住む人が笑顔で語るのは、その街に対する最高の賛辞ではないでしょうか。
下町の良さと、どこかのんびりとした気風と…。「好き」があふれるのが門前仲町の良いところです。

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<取材・執筆>

松浦智子

東京生まれ。住んだことのある街は本郷、三軒茶屋、町田、板橋。愛猫にべたべたに甘い編集ライター。もちろん、よその猫様も大好き。素敵と思ったお店&場所を、どんどこご紹介していきます。

※2022年4月に取材しました。

※冒頭の写真のみ、PIXTAの提供写真です。

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