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高円寺:愛すべきごちゃまぜ感!住んで飽きのこない自由で独創的な街
高円寺

高円寺:愛すべきごちゃまぜ感!住んで飽きのこない自由で独創的な街

多くの個人商店が立ち並ぶ、個性派の街・高円寺。商店街は大小合わせて10以上もあります。60年以上続く「東京高円寺阿波おどり」も商店街が始めたもので、ここ10年程は演芸や大道芸などのイベントも開催され、各地からの来場者もあり好評を博しています。

また、高円寺は音楽や文芸、演劇といったサブカルチャーの街という一面を持っています。シンガーソングライターの吉田拓郎さんが「高円寺」という曲を作ったり、ねじめ正一さんが小説「高円寺純情商店街」を執筆したりと、文化人にも愛され続けてきました。
そんなオリジナリティに富み、活気にあふれた人情の街・高円寺をご紹介します。

【1】新宿までJR中央線で2駅。他路線の駅も徒歩で行ける利便性が魅力

JR高円寺駅前

JR中央線の高円寺駅は、新宿駅まで2駅、平日は快速で約6~7分で着く場所にあります。しかも、東京駅まで約20分、吉祥寺駅まで約8分という通勤に大変便利な駅で、さらに徒歩圏内に、西武新宿線の野方駅や、東京メトロ丸ノ内線の新高円寺駅・東高円寺駅があります。
また、高円寺の南北に走る「環状七号線」は、野方方面に進めば「早稲田通り」と、新高円寺方面に行けば「青梅街道」と交差しています。大通りにはバス路線も多く、中央線沿線のみならず、練馬や赤羽にもアクセスが容易です。

高円寺の歴史

江戸時代初期、鷹狩りに訪れた徳川家光が「宿鳳山 高圓寺」でのもてなしを大層気に入り、鷹狩りのたびに立ち寄ったことから、寺の名が広く知られるようになりました。この寺にちなんで、「小沢村」から「高円寺村」と改名されたそう。その宿鳳山 高圓寺は、弘治元年(1555年)に、中野成願寺三世建室宗正が開山した曹洞宗のお寺で、JR高円寺駅南口から徒歩約6分。境内の稲荷社には、東京三鳥居のひとつ、門柱に昇龍と降龍の細工が施された白い石鳥居「双龍鳥居」があります。

【2】とにかく便利で何でもそろう!高円寺といえば商店街

高円寺の商店街

高円寺で特筆すべきは、商店街の多さ。高円寺駅北口には、ねじめ正一さんの小説で有名となった「高円寺純情商店街」があります。また、高円寺駅南口から直結している「高円寺パル商店街」は、高円寺唯一のアーケード街。悪天候でもゆったりと買い物ができます。その高円寺パル商店街を抜けると「桃園川緑道」があり、緑道を越えると「ルック商店街」が続いています。

旬の食材や新たな調理法を教わる。お店の人との交流も楽しい

高円寺のルック商店街

ルック商店街は個人商店の宝庫。休日は、お気に入りのお店を開拓したり、掘り出し物を見つけたりするのも楽しそう。こうした商店街のおかげで街が明るく、遅くまで人通りがあり、夜間の一人歩きも怖くありません。
商店街にある肉屋などで食材を買うとき、旬のおすすめ食材やその調理法、新鮮な物を見極める知識などをお店の人に気軽に聞けるのも、個人商店ならではのメリット。
商店街のほかにも、大変便利な24時間スーパーや業務用スーパー、激安スーパーもあります。

街全体がまるで巨大市場のよう。個人商店がぎゅぎゅっと詰まっている

高円寺のアンティーク雑貨&インテリアのお店「インテリアショップ マルト(MALTO)」

ルック商店街には、アンティーク雑貨&インテリアのお店「インテリアショップ マルト(MALTO)」があります。まるで、童話の世界のようなかわいらしい店内には、おしゃれで機能的な雑貨やインテリア用品が所狭しと置かれています。ほとんどがリーズナブルな価格で買えるのもうれしいところ。常連客の中には、10年以上かよっているという熱烈なファンもいるそうです。

高円寺には、このような素敵な雑貨屋はもちろん、古着屋、カフェなど盛りだくさん。
「インテリアショップ マルト」の近くには、1978年創業、著名人たちも愛した老舗の喫茶店「珈琲亭 七つ森」があり、南口の駅前には創業1987年と、やはり古くから愛され続けている「ヨンチョウメ カフェ(Yonchome-café)」があります。外観や内装が愛らしいカフェ&ギャラリー「ハティフナット(HATTIFNATT)高円寺のおうち」のほか、古紙などの紙ものや文具、レトロ雑貨が懐かしくも新しい「ハチマクラ」、子供といっしょに楽しめる絵本専門の古書店「えほんやるすばんばんするかいしゃ」などなど…。高円寺を訪れる誰もが、特別でとびきりの、お気に入りのお店を必ず見つけられるでしょう。

高円寺と共に歩んできた、古き良き、そして新しい銭湯

高円寺の歴史ある銭湯「小杉湯」
※提供:小杉湯

庚申通り商店街の横道を入ると、1933年創業の銭湯「小杉湯」があります。登録有形文化財で、味わいのある外観はもちろん、リノベーションした真っ白いタイルと壁画が印象的な、美しい洗い場も人気のひとつ。地下90mから汲み上げた井戸水を、自然回帰水に浄化して使用。ぼんたんの湯や酵素入浴、ミルク風呂など、さまざまなお風呂をイベントで楽しめます。今日はどのお風呂にするか、イベントは何か、店頭で配布している「おふろカレンダー」で、ぜひチェックを。

リノベーションされた小杉湯の洗い場
※提供:小杉湯

ところで、小杉湯の隣に、ちょっと気になる施設があります。その名も「小杉湯となり」。
小杉湯となりは、月額会員制のコワーキングスペースで、1階は食堂、2階は書斎、3階はベランダ付きの個室になっています。使い方は自由。家族団らんも良いけれど、たまには一人の時間も楽しみたい。そんな方は、休日に過ごすセカンドハウスとして利用するのはいかがでしょうか。

【3】ファミリーで楽しめる施設が充実!病院も多くて安心

子ども・子育てプラザ高円寺

宿鳳山 高圓寺に程近い、緑道から脇道に入った場所にあるのが「子ども・子育てプラザ高円寺」です。建物内には遊具が設置された、乳幼児を連れて遊びにいける杉並区運営の子育て支援施設で、乳幼児一時預かり所もあります。
また、高円寺北にある国立気象研究所跡地「馬橋公園」は、水辺の広場やちびっこ広場など、子供の遊び場がたくさん。カモが生息している小川もあり、ファミリー向けの人気スポットです。

ほかにも、杉並区が運営する複合施設「セシオン杉並」(高円寺地域区民センター・社会教育センター)には、ホール、集会室、音楽室、料理室などがあり、学習や文化活動、地域の皆様の交流やふれ合いの場として活用されています。現在は、大規模改修工事中で休館していますが、2023年4月のオープン予定が楽しみな施設です。
落語、演劇、音楽、ダンスなど、あらゆる舞台芸術が楽しめる「座・高円寺」(杉並区立杉並芸術会館)では、年間を通して行う子供向けのプログラム「絵本の旅@カフェ」など、親子で楽しめるものがたくさんあります。

高円寺は病院等の施設も充実。高円寺駅周辺にはたくさんのクリニックがあり、徒歩圏内に「東京警察病院」や「河北総合病院」などの救急指定病院もあって、いざというときも安心です。

【4】静かで穏やかな緑道や突如現れる森。子供の笑い声が聞こえてくる、のどかな住宅環境

桃園川緑道

「桃園川緑道」は、杉並区から中野区にかけて、旧桃園川を暗渠化(あんきょか:川の上に蓋をして、外から見えなくする)した、約2.3kmの遊歩道です。桃園川緑道は神田川へと続いており、四季折々の草花や樹木が植えられ、散策する人の目を楽しませてくれます。

蚕糸の森公園近くの道路の様子

JR高円寺駅から18分程歩いたところ、東京メトロ丸ノ内線・東高円寺駅の駅前に、「蚕糸の森公園」があります。約2万7,000平方メートルの広大な敷地には、駅前とは思えない静かでゆったりとした時間が流れています。
公園の周辺の道路は道幅も広く、整備された花壇には季節の花が。車が減速せざるをえない、ぐねぐねと曲がった車道のほか、付近には学校が多いためか、通学時間帯は通行止めになるなど、歩行者が安心して歩けるような配慮がなされています。

高円寺の住宅地には高層の建物がほとんどありません。

なお、高円寺の住宅街は、高層の建物がほとんどありません。そのおかげで、日当たりの良い路地裏が多くあります。さらに、近くに大きな道路があるとは思えないほど静か。子供たちの明るい笑い声が、どこからか聞こえてきます。

【5】高円寺インタビュー:掃除や食事の支度などの家事が楽しくなる街、それが高円寺

日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto(コトゴト)

日々の暮らしに彩りを添えるのは、何も特別なことではありません。掃除や食事の支度など、家事で使う道具が、お気に入りの逸品だったら…。そんな、日常を豊かにしてくれる道具を高円寺で販売しているお店が「日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto(コトゴト)」です。スタッフの木下亜美さんに、高円寺の魅力についてお話を伺いました。

――まずは、「コトゴト」について教えてください。

木下さん(以下、敬称略):
「いえ」の「こと」と書く「家事」は、炊事や洗濯、掃除など毎日当たり前にこなす、他愛のないことです。そんな家のことにまつわる道具を扱う店として「コトゴト」と名付けました。取り扱っているのは、日本で暮らす作り手さんが、四季のあるこの国の風土に合わせ、長く使えるよう丁寧に作り上げたさまざまな道具です。器やキッチンアイテム、インテリア雑貨など、名のある作家さんもいれば、地域全体で作られている、名もなき職人さんの作品もあります。
知名度より、作り手さんの背景や思いが見えるような、私たちが自信を持っておすすめできる物をご提供しています。

cotogoto(コトゴト)の店内の様子

――日本の道具にこだわっているんですね。

木下:
日本にこだわる理由は、職人さんや産地がわかるからです。国産なら、私たちが作り手とお客様とのパイプ役になりやすいのもポイント。作り手の思いが伝わりやすいし、安心できるというのもあります。それに買い足しや、修理の相談がしやすいのもありますね。長く使ってほしいからこそ、こだわっています。絶対に壊れない物ではなく、使っていれば壊れる物を、修理・修繕をしながら、愛着を持って使っていただきたいです。

cotogoto(コトゴト)の店内の様子2

――おすすめの商品は何でしょうか?

木下:
「ホットパン」という、ホットサンドを作る道具です。この商品を作った、新潟の燕三条のキッチンツールブランド「家事問屋」さんは、お客様の声を反映させ、かゆい所に手が届く道具を作るという方針をすごく大事にされています。お値段は少し張りますが、やっぱりホットサンドの焼き上がりがぜんぜん違いますね。もちろん、私も愛用しております。
また、ステンレス製のディッシュスタンド(皿を立てて収納できるラック)は、「コトゴト」がリクエストしてできた商品なんですよ。お皿は重ねて収納すると、下のほうのお皿が取りにくいですよね。毎日お気に入りをサッと使いたい。取り出しやすい物をと、作っていただきました。

――高円寺はどのような街でしょうか?

木下:
さまざまな人が、暮らしたいように暮らしている。自由な、個性を受け入れる懐の深い街だと思います。「コトゴト」自体、「高円寺からしたらちょっと異質かな?」と思うところもあるのですが、この街にオープンしてもうすぐ10年、多少高円寺らしからぬうちのお店でも、受け入れてもらえている感じがします。そうして、どんな人でも受け入れて、自由に楽しんで暮らせる街が高円寺という印象です。
それから、個人商店がとても多い。ほかの街にはない、高円寺ならではの楽しみ方がある。だから、全然飽きないですね。交通の便も良く、新宿にも吉祥寺にも出やすい。私が高円寺で暮らしていた頃、不便を感じたことは一度もなく、日常も楽しく過ごせました。何より、物価が安いのは本当にありがたかったです。

この街に住むお客様はわりと気さくで、道具の感想をいただくことも多いですね。購入した道具をどう使い、どう楽しんでいるといったフィードバックは、とてもありがたいです。
感染症拡大防止のため長らく休業していて、緊急事態宣言が明けてお店を再開したときに、「仕事を早退して来たよ!」と、再開を待ち望んでくださっていたお客様がいらして…。この街のお客様、高円寺に愛されているなあと感じて、すごくうれしかったです。

cotogoto(コトゴト)の店内の様子3

コロナ禍でおうち時間が増えたことから、暮らしの道具に興味を持つ方もまた、増えたと思います。家事の道具をお探しの方は、ぜひ「コトゴト」をのぞいてみてください。胸をときめきかせるような道具がたくさんありますよ。

<取材協力>
日本の手仕事・暮らしの道具店 cotogoto(コトゴト)
東京都杉並区高円寺南4-27-17-2F

【6】ノスタルジックな、あたたかい街。だから高円寺に住みたい

個人商店が軒を連ね、みんな、気さくに交流してくれる。会計のとき、「これ、おまけしておくね」と追加で袋に入れてくれるのは、個人商店ならではかもしれません。
街も人もお店も個性にあふれ、あらゆるものが独創的。自分も自由でいられる、高円寺はそんな街です。

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パークアクシス東高円寺

パークアクシス東高円寺

「交通」東京メトロ丸ノ内線「東高円寺」駅 徒歩10分
「間取り」STUDIO・1K・1DK・1LDK  
「専有面積」25.30㎡~49.83㎡

<取材・執筆>

松浦智子

東京生まれ。住んだことのある街は本郷、三軒茶屋、町田、板橋。愛猫にべたべたに甘い編集ライター。もちろん、よその猫様も大好き。素敵と思ったお店&場所を、どんどこご紹介していきます。

※2022年3月に取材しました。

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