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三軒茶屋に住みたい人必見!365日外食しても飽きない街の秘密とは?
三軒茶屋

三軒茶屋に住みたい人必見!365日外食しても飽きない街の秘密とは?

三軒茶屋といえば、「三茶(さんちゃ)」という愛称でもおなじみ、近代的な駅前と古くからある街の雰囲気が混在した魅力的な街。テレビ番組で特集されたり、小説家の柴崎竜人さんが20年以上住み続けている三軒茶屋を舞台に、小説「三軒茶屋星座館」(講談社)を発表したりと、三軒茶屋は暮らす人が愛着を持てる街として人気があります。
三軒茶屋では、サンバパレードが熱い「三茶ラテンフェスティバル」や「三茶de大道芸」など、陽気で芸術性が高いイベントが多く開催されます。また、世田谷公園や三宿通りで「世田谷パン祭り」が開催されるようになってからは、パンの街としても定着しつつあるようです。

今回は、気取らない、飾らない、ありのままでいられる気持ちの良い街・三軒茶屋をご紹介します。

【1】渋谷まで2駅という利便性。2両編成の路面電車も足代わりに使える

三軒茶屋は渋谷まで2駅、電車通勤もマイカー通勤もしやすいエリア

渋谷駅まで東急田園都市線で2駅、約5分の好立地。東京メトロ半蔵門線に乗り入れているため、永田町駅や大手町駅にも乗り換えなしでアクセス可能。下りは、二子玉川駅まで約10分。三軒茶屋駅を始点とし、下高井戸駅まで続く2両編成の路面電車、東急世田谷線も住民の足代わりとなって大変便利です。
さらに、マイカー通勤の方にもうれしい、道路網の充実ぶりは三軒茶屋ならでは。駅前には国道246号(玉川通り)があり、世田谷通りを直進、または国道246号を用賀インター方面に進めば環状七号線と交差しています。茶沢通りを利用すれば、バスや徒歩で、下北沢方面へも容易に出られます。首都高速3号渋谷線の三軒茶屋出入口(IC)が近くにあるため、車で遠出する場合も大変便利です。

三軒茶屋の歴史

三軒茶屋の地名の由来にもなった茶屋のひとつ「田中屋」(現在は陶磁器販売店)

江戸時代の中期以後、庶民のあいだで大山詣りが盛んになり、今の三軒茶屋と用賀のあいだに大山詣りのための近道が開かれることになりました。そうして、参拝者でにぎわう街道の三差路に、「信楽」「角屋」「田中屋」という3軒の茶屋が誕生。大山詣りの人や、東西への旅人の憩いの場として繁盛し、「三軒の茶屋がある場所」として地名の由来となりました。

3軒の茶屋のうちの「田中屋」は、今も陶磁器の販売店「田中屋陶苑」として三軒茶屋駅前、茶沢通りの入り口で営業を続けています。

【2】駅前を中心に、四方八方へお店が展開されている

駅前には、1996年の完成以来、街のランドマークにもなっている、駅直結の「キャロットタワー」があります。商業・イベントホール・行政施設、オフィスなどが入る複合ビルです。26階の展望ロビーは誰でも自由に利用でき、ライトアップされた東京タワーなど、360°の夜景を楽しむこともできます。無料ということもあって、地元の人をはじめ幅広い層にも人気のスポットです。

三軒茶屋は、駅を中心にさまざまなお店が立ち並んでいます。国道246号沿いや世田谷通り沿いはもちろんのこと、茶沢通り沿いには「三軒茶屋銀座商店街(三茶しゃれなあど)」が、国道246号を挟んだ向かいには、個人商店が多い「三軒茶屋栄通り商店街」があります。
また、「西友 三軒茶屋店」「肉のハナマサ 三軒茶屋店」「マルエツ 中里店」など、24時間営業のスーパーも多数存在し、日常の買い物に便利です。

ノスタルジックな居酒屋が立ち並ぶ三軒茶屋の「三角地帯」
※PIXTA

また、三軒茶屋の国道246号と世田谷通りに囲まれた一帯は「三角地帯」と呼ばれ、ちょっと裏路地に入るとノスタルジックな居酒屋や焼肉屋が軒を連ね、活気にあふれています。

三軒茶屋は、地元の方に愛され続ける老舗がたくさん!

1923年創業の老舗「せたパン」

老舗が多いのも三軒茶屋の魅力のひとつ。国道246号を渋谷方面に進むと見えてくる黄色い看板が、老舗のパン屋「せたパン」です。1923年創業以来、同じ場所で営業を続けています。日常食としてのパンにこだわり、品数も豊富。中でも惣菜パンが人気で、値段もお手頃です。

昔ながらのお肉屋さん「川善精肉店」と2階の「とんかつ川善」

茶沢通りには、昔ながらのお肉屋さん「川善精肉店」があります。その2階は、「とんかつ川善 三軒茶屋店」。1階のお肉屋さんの良質なお肉を使ったやわらかくておいしいとんかつが、お手頃価格で食べられます。地元のお客さんやリピーターが多く見られ、何度でも訪れたくなる名店です。

1921年創業の和菓子の老舗「三軒茶屋おかきあられの大黒屋」
※提供:三軒茶屋おかきあられの大黒屋

老舗はほかにも、1925年創業、世田谷区で最も古いそば屋「ほていや」や、1921年創業、和菓子の専門店「三軒茶屋おかきあられの大黒屋」があります。大黒屋のおかき、あられは見た目も美しく、そしておいしい!
店舗は、キャロットタワーの地下1階、東急ストアのフロアの角にあって利便性が高く、贈答用や家族へのおやつとして、地元の方々も多く買い求めています。

専門店や店主こだわりの店も多数。眺めているだけでも楽しいお店が並ぶ

三軒茶屋は、そこかしこに日本酒や日本茶などの専門店があるほか、こだわりのお店が数多くあるのも特徴です。
国道246号を上馬方面へ横道を入ると、梱包材や包装紙などを販売する「パッケージプラザ 三軒茶屋店」が見えてきます。昔からある卸売店ですが、小売もしていますので、一般の方も安価で購入可能です。
栄通りを進んだ先にあるのが「スパイスバル317」。こちらは「世田谷スパイスショップ」を併設し、100種類ものスパイスが並ぶ店内は、見るだけでワクワクしてきます。
そして、栄通りを抜け、住宅地へ到る手前で異彩を放つ建物は、知る人ぞ知る「レコードショップ フジヤマ(FUJIYAMA)」。日本のインディーズ音楽を中心としたCD、レコードの販売店です。40年以上、三軒茶屋の移り変わりを見つめ続けてきた古株でもあります。

【3】安心して子育てができ、文化や芸術にふれる機会が多いのもうれしい

三軒茶屋は、生活利便施設が充実しています。近くには「世田谷郵便局」や「世田谷警察署」があり、徒歩圏内に「三軒茶屋病院」「三軒茶屋第一病院」「青葉病院」など、総合病院や救急病院が多数あるのも安心できるポイント。もちろん、クリニックも多数あります。
また、子育て中にうれしい施設も充実。多機能型子育て支援拠点施設「子育てステーション世田谷」のほか、国道246号沿いには子供の一時預かり所「ほっとステイ」、その裏手には親子で遊べる「おでかけひろばSHIP」などがあります。すべて、世田谷区民なら利用可能です。

世田谷文化生活情報センターは文化や芸術に触れられる場です(安西水丸ポスター展の様子)。
※提供:世田谷文化生活情報センター 生活工房「安西水丸ポスター展」(撮影:佐藤基)

キャロットタワー内にある「世田谷文化生活情報センター」は「生活工房」「世田谷パブリックシアター」「音楽事業部」「せたがや国際交流センター」の4部門から構成された施設。その中の「生活工房」は、暮らしに身近なデザインや文化、環境などをテーマに、展示・ワークショップ・イベントの実施や、施設貸出も行っています。

【4】住宅地はどこも整備され、緑豊かな2つの緑道が散策には最適

三軒茶屋の住宅街は落ち着いた雰囲気でお店も点在しています。

にぎやかな駅周辺を少し抜けると、落ち着いた雰囲気の住環境が広がっています。お店も点在し、休日に隠れ家的なお店探しも楽しそうです。

にぎやかな駅周辺とは対照的に静かな住環境。道路が整備され、道幅が広くなった道路も。

活気あふれる通りを抜けた先や路地に入ると、驚くほど静か。長らく再開発が進んでいなかった地域も道路が整備されました。道幅が広がり、劣化した道路も新しくなって車も人も行き来しやすくなっています。

【5】三軒茶屋インタビュー:猫の店員さんがお出迎え!閑静な住宅地にたたずむ街の本屋さん

三軒茶屋の住宅地にひっそりとたたずむ隠れ家的憩いの本屋「キャッツミャウブックス(Cat's Meow Books)」

本が好き、猫が好き、ビールも飲めるといい――店主が大好きなものを集めたら、こんな素敵なお店になりました。「猫が出てくる本」を集めて販売し、店の奥にはおいしいコーヒーやビールを飲みながらのんびりくつろげるスペースも設置。愛らしい3匹の猫店員たちが、来客のおもてなしをしてくれます。
三軒茶屋の住宅地にひっそりとたたずむ隠れ家的憩いの本屋「キャッツミャウブックス(Cat's Meow Books)」の店主、安村正也さんに三軒茶屋の魅力について伺いました。

――お店を始められたきっかけを教えてください。

キャッツミャウブックス(Cat's Meow Books)の店内の様子

安村さん(以下、敬称略):
自分が会社員として定年まで勤めている姿が想像つかなくて…。ずっと続けられる仕事、自営業がいいなぁと思い、始めたのがきっかけです。
本が好きだから、本屋さん。猫も好きなので、猫が店員さん。保護猫の数はなかなか減らないのに、本屋は街から減り続ける現状がある。だから、元保護猫を看板猫にして本屋にお客さんを呼び、本の売上の1割を猫の保護活動をされている団体へ寄付しています。そんな風に弱い者同士が助け合える店にしようと始めました。
猫の保護活動をされている方々には、本当に頭が下がる思いです。せめて、保護猫活動の広報窓口のようになれたらいいなと思って、お店をやっているのもあります。

憩いの本屋キャッツミャウブックス(Cat’s Meow Books)のコンセプトは「猫と本屋が助け合う」。

――お店の場所は、初めから三軒茶屋のこの場所と決めていたんですか?

安村:
出店場所として内見に来たときに、このあたりで猫の鳴き声がしていたんです。ご近所の方に聞いたら、以前、この近くに猫の集会場があったらしく。それが、まるで猫に呼ばれているようだったので、場所はここに決めました。「猫と本屋が助け合う」というコンセプトに共感してくださる方が多いんじゃないかなぁと、なんとなく肌で感じたのもあります。

――お店の本は、猫が登場すれば取り扱うのですか?

安村:
そうです。よく店の紹介で「猫に関する本」「猫にまつわる本」を扱っているといわれるんですけど、本のどこかに猫が出てくる本であればOKなので、まったく猫に関係ない本、小説でも、ハウツー本でも、当店では猫本として取り扱っています。
最初の頃は猫が出てくる本を見つけるのも大変だったんですが、お客様が教えてくださったり、探し方のコツがつかめてきたりで、今はありすぎて店に置ききれないくらいです。

キャッツミャウブックス(Cat’s Meow Books)の店内にはたくさんの猫に関する本であふれています。

――今は、こちらにお住まいなのですか?

安村:
はい。自宅兼店舗です。貸店舗だと閉店後の夜間、猫だけを置いていくことになるのでかわいそうだなと、出店とともに越してきました。
物件探しの際、仲介業者さんに「店のことばかりではなく、住むことも考えないと」とアドバイスをいただきまして。ここは、完全な住宅地でお店には不向きかもしれませんが、自分たちが住む場所としてはとても快適そうだったのと、繁華街のお店だと人の出入りが激しすぎて、猫たちにストレスがかかるのではと心配して、この場所にしました。
住んでみて思いましたが、三軒茶屋は何不自由なく暮らせる街ですね。わざわざ電車に乗って、ほかの街へ行く必要がほとんどなくなりました。

窓際でくつろぐキャッツミャウブックス(Cat’s Meow Books)の猫店員さん

店のコンセプトに共感して、はるばる遠方から来店されるお客様も多いので、三軒茶屋って街には、「キャッツミャウブックス」という、ちょっと変わった本屋があるって認識してもらえたらうれしいですね。もしくは、この店があるから、普段行かない三軒茶屋に行ってみようかな…と思ってもらえるような。
三軒茶屋の一面、ちょっとした「顔」になれたらいいなぁと思って、今日も猫店員たちといっしょに開店しています。

<取材協力>
Cat's Meow Books
東京都世田谷区若林1-6-15

【6】長く暮らすほどに、良さがわかり愛着がわく街。だから三軒茶屋に住みたい

親しみやすく、飾らないからなじみやすい。下町の気さくな雰囲気を持つ三軒茶屋の駅に帰ってきたとき、肩の力を抜いて一息つける。「あぁ、帰ってきたな」と、ほっと安心できる街でもあります。
三軒茶屋の魅力、地元愛は、長く暮らしてこそ深まります。あなたも、三茶ライフを満喫してみませんか。

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三井のリハウス

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三井のリハウス 三軒茶屋センター

パークアクシス自由が丘テラス

<取材・執筆>

松浦智子

東京生まれ。住んだことのある街は本郷、三軒茶屋、町田、板橋。愛猫にべたべたに甘い編集ライター。もちろん、よその猫様も大好き。素敵と思ったお店&場所を、どんどこご紹介していきます。

※2022年4月に取材しました。

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