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【練馬】東京23区No.1の緑豊かな街。都心で育むヘルシーな暮らし

東京23区内での暮らしは、自然豊かな環境よりも利便性を優先することになりがちです。そのため、都会と田舎に住まいを持つデュアルライフ(二拠点生活)をする人も増えています。

しかし、東京23区にありながらも「豊かな自然と利便性」を兼ねそなえる場所があるのです。

それが練馬区。東京23区でNo.1の公園数(※1)を誇り、都内の農地面積の4割(※2)を占める自然豊かな街。「練馬野菜」と名付けた地元野菜も生産しているほど、農業に力を入れているんだそう!

ここなら都会にいながらデュアルライフのようなメリハリのある生活ができるかも……。そこで、練馬区の中心地・練馬駅の周辺を散策し、その暮らしぶりを見に行ってきました。

※1 東京都都市公園等区市町村別面積・人口割比率表 平成31年4月1日現在
※2 平成29年度 第2回 練馬区区政改革推進会議練馬区における都市農業の現状と課題

【練馬の基本情報】

駅名:西武池袋線、西武有楽町線、西武豊島線、都営大江戸線「練馬」
ランドマーク:練馬区立平成つつじ公園

■新宿・池袋まで約15分。主要都市にも乗り換えなしで移動可能

西武線と都営大江戸線が通る練馬駅。

西武池袋線・西武有楽町線に乗れば、池袋まで約15分。また、この両路線は東京メトロ有楽町線・副都心線に乗り入れていて、渋谷や永田町・銀座一丁目などにも1本で出ることができます。そのほかに西武豊島線も。

また都営地下鉄大江戸線を使えば新宿にも約15分。主要オフィス街へ乗り換えなしで移動できます。

このほか、駅の北口には広々としたバスロータリーが。駅と住宅街を結んでいるほか、新宿や羽田空港へのバスも運行しています。移動手段が多いので、交通で困ることはほぼなさそう!

■大型スーパー・商業施設・商店街が充実した駅周辺

駅周辺には大型スーパーや商業施設が充実しています。駅北口すぐの「ココネリ練馬店」は、スーパー「ライフココネリ練馬店」や病院のほか、お子さんを一時的に預けられる「練馬ぴよぴよ」が入っていて、幅広い用途で利用できる便利な施設です。

駅構内にはレストランやカフェ・ファーストフード店・コンビニなどが入った「エミオ 練馬」もあります。時間がない朝でも手軽に用事を済ませられるので、重宝しそうですね。駅直結なので、天気を気にせず利用できるのも魅力的!

駅を出ると「中央通り商店街」「おとり様商店街」など10を超える商店街があり、飲食店を中心にたくさんのお店が立ち並んでいます。お気に入りのお店を見つけてみたり、いつもは通らない商店街に行ってみたり……。いつまでも新鮮な気持ちで暮らせそう。

たくさんあるお店の中でも、毎日立ち寄りたくなるのが「練馬アーケード商店街」にある「デンマークベーカリー 練馬店」。1934年に創業した、“カレーパン発祥の店”と言われるお店です。

カレーパンをはじめ、「練馬大根」から生まれた酵母を使用した食パンなどを販売。1階がパン屋、2階がカフェになっているので、購入したパンをすぐに食べることができます。朝ごはんや軽めのランチにもぴったりです。

この日は朝ごはんに、ロングセラーのカレーパン(160円)を食べてみました。揚げたてサクサクの生地に、ゆで卵入りのフィリングがたっぷり入っていて、何度も食べたくなる味わい!

また、住民の隠れた憩いの場となっているのが、練馬駅から歩いて8分の場所にある「練馬区役所」。本庁舎20階には入場無料の展望ロビー、西庁舎10階には10種類以上のハーブを楽しめる「ハーブテラス」もあります。

展望ロビーでは、地上80mの高さから東京スカイツリーやビル群など、東京らしい景色を眺めることができます。天気が良いときには富士山がこんなにハッキリ! 同じ階には展望レストランもあり、地元食材を使ったヘルシーな料理を味わえます。日ごろの息抜きができる隠れスポットです。

ランチは、練馬産の味噌や野菜を使ったイタリアンが楽しめる「パスタ処 Pitango(ピタンゴ)」へ。

ランチタイムだったため、パスタと練馬野菜のサラダ、ドリンクがセットになったランチセット(税込1050円)をいただきました。サラダは野菜がシャキシャキと新鮮で、パスタはもちもちの生麺とソースが相性抜群。練馬の“おいしい”がたっぷりと詰まっていました!

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■暮らしにほっとひと息。緑豊かなスポットが豊富!

練馬は東京23区で随一の緑豊かな街。それを象徴するのが、駅の歩道橋を降りた場所に広がる「練馬区立 平成つつじ公園」です。

こちらは、区の花「ツツジ」など多種類の植物が植えられた緑豊かなスポット。駅前という立地にありながら、ひととき都会の喧騒を忘れさせてくれます。道が平坦なので、ベビーカーや車椅子の方も安心です。

また、練馬区は都内の農地面積の4割(※2)を占めるほど、農業が盛んな地域でもあります。区の名産品「練馬大根」は、学校給食にも取り入られているとのこと。

そんなエリアゆえに、区内には練馬区に住んでいる人だけが借りられる「区民農園」も点在しています。おうちにお庭がなくても、野菜などの栽培ができると大人気だそう。自分で育てたヘルシーな野菜は、美味しさもきっと格別!都心に住みながらスローライフを満喫できるなんて素敵ですね。

※2 平成29年度 第2回 練馬区区政改革推進会議練馬区における都市農業の現状と課題

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■練馬野菜を活用したレシピで地域の「食育」に貢献

そんな練馬野菜をふんだんに使った料理を楽しめるのが、駅のほど近くにある「Bon Courage(ボンクラージュ)」。こちらは、練馬の地にオープンして10年が経つ地域密着型のビストロ。“地産地消”を心がけていて、「練馬野菜」をふんだんに使った料理を提供し、「ねりまの食育応援店」にも登録されています。

店長兼野菜ソムリエの大越喜夫(おおこし よしお)さんは“もっと練馬野菜の魅力を広めたい”という思いから、4年前から練馬区にある契約農家の近所に住み始めました。そんな大越さんに、練馬や練馬野菜の魅力、食育への取り組みについてお聞きしました。

(以下インタビュー。「 」内は大越さんのコメント)

——— 練馬にお店をオープンされたきっかけはなんですか?
「僕の出身は杉並区なんですが、学生時代から練馬区育ちの仲間と遊ぶことが多かったので、練馬はほとんど地元のような感覚でした。その仲間と一緒に、『練馬の人たちに喜んでもらえるような飲食店を作ろう』と思い立ち、10年前にこの店をオープンしました」

——— お店で提供されている「練馬野菜」の魅力を教えてください!
「練馬は全国レベルで見ても、夏と冬の寒暖差が激しい地域です。そういう厳しい環境で、ストレスを感じながら育った野菜だからこそ、うまみが詰まって美味しくなるんです。また、うちで使っている野菜は契約農家から7~8分くらいで店に届くので、特に鮮度が抜群ですよ!」

——— 現在は、お店でどのような「食育」に取り込んでいますか?
「学校の自由研究のために『練馬野菜で料理を作りたいので、作り方を教えてほしい』というリクエストをいただく機会があるので、喜んで引き受けています。ほかにも看護師さんから『患者さんへ出す食事のレシピを一緒に考えてほしい』というリクエストをもらうこともあります。そういった地元の人とのつながりは大切にしていますね」

——— 実際に練馬に住んでみて、住む前と印象は変わりましたか?
「住んでみると、改めて『公園や緑が多いな』と感じましたね。昔と比べて駅前もにぎやかになり、西武線が副都心線へ乗り入れたり、大江戸線も通るようになってから、交通の便もすごくよくなりました」

——— 改めて、練馬のどんなところが魅力だと感じていますか?
「やっぱり、公園や畑などの緑が多いところですね。そのうえ交通も便利で、子どもを持つファミリー層にはとてもいい環境だと思います」

■都会に住みながら“田舎暮らし”を叶える街

駅前を歩いていると東京23区らしいにぎやかさがありますが、駅前を少し離れれば緑豊かな住環境が広がるヘルシーな練馬。

利便性はあきらめず、新鮮な地元産野菜を毎日に取り入れて健康もちゃっかり手に入れる……そんな理想の暮らしが、この町では叶えられるんです。

「都会暮らしと田舎暮らし、どちらも捨てられない!」という人には、ぜひ、練馬暮らしをおすすめしたいなあと思いました。

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