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「住みたい街ランキング」では常にトップにランクインしている吉祥寺。
駅前には大型の商業施設や、多くの店が並ぶ商店街があり至便な街として知られています。
それだけでなく、緑豊かな井の頭公園で気軽に緑と触れ合えるのも魅力。
そんな暮らしと自然が共存した街、吉祥寺。
隣駅に住む筆者も幾度となく吉祥寺の街を訪れてきました。
ですが、買い物やカフェでお茶をする程度。ですので、生活を営む場所という見方はしたことがありません。
今回は、そんな私が「暮らす」を視点にして街を歩いてみました。
駅名:京王井の頭線・JR中央線・JR総武線「吉祥寺」
ランドマーク:井の頭恩賜公園・サンロード商店街
京王井の頭線・JR中央線・JR総武線が乗り入れる吉祥寺駅。
井の頭線は吉祥寺が始発駅のため、下北沢や終点の渋谷まで座って移動することができます。
中央線の快速に乗れば新宿には約15分で行くことができ、東京なら30分で到着。
東京メトロ東西線直通の列車も通るため、大手町や日本橋まで乗り換えせずに行くこともできます。
また、駅周辺には北口と南口合わせて多数のバス停があります。
吉祥寺から三鷹の間を行き来する「ムーバス」は一律100円(未就学児は無料)で乗車が可能。小さな子ども連れや高齢の方の移動にも活躍しそう。
また、銀座から四谷・新宿を通る深夜急行バスに乗れば終電を逃してしまっても安心。羽田空港行きのリムジンバスも発着するので旅行や出張が多い人は重宝できそうです。
駅周辺に多くのスーパーや商業施設のある吉祥寺。駅直通のショッピングモールだけでも2つの施設があります。
JR東口直通の「アトレ吉祥寺店」ではおしゃれな雑貨店やコスメショップ、レストランなどが営業。コスメの新作やシーズン物の雑貨をチェックしながら帰宅するのも楽しそう。
京王井の頭線の改札口に直結する「キラリナ京王吉祥寺」は、カフェやアパレルショップ、書店などのテナントが入ったショッピングセンター。出かけるついでや帰宅後にショッピングできるのが嬉しいですね。
JR東口から徒歩約1分のところにあるのは「吉祥寺PARCO」。トレンドをおさえたアパレルショップが並びます。
館内の地下1階では、映画館「UPLINK吉祥寺」が2018年の冬にオープン。
ミニシアター系の映画を綺麗なシートで楽しめるのが魅力です。
JR東口から徒歩約3分のところにあるのは「コピス吉祥寺」。
アパレルショップのほかインテリアショップやアウトドアグッズ、2フロアに渡る大型書店があるのが特徴です。
駅南口から徒歩約1分のところには「ライフ 吉祥寺駅南店」が営業。深夜1時半まで営業しているので、急な買い出しや帰宅が遅くなった日も重宝できそう。
北口から徒歩約3分のところにあるのは「西友 吉祥寺店」。大きなフロアに手頃な価格帯の生鮮食品や生活雑貨が揃います。
数え切れないほどの飲食店や商店がひしめき合う吉祥寺。
中でもこの街の顔と言えるのがJRの北口を出て目の前にある「サンロード商店街」。
アーケードの下にはドラッグストアやカフェ、雑貨店などおよそ160もの店舗が軒を連ねます。
商店街の中にあるドイツパン専門店「リンデ吉祥寺本店」は、吉祥寺の人気ベーカリー。看板メニューの「プレッツェル」(140円)は、もちもちとした食感で噛めば噛むほど甘みが口に広がる一品です。
JRの駅北口から徒歩約分5分のところにあるのは「Bistro Hutch(ビストロ ハッチ)」。
気軽に本格フレンチが堪能できるアットホームなビストロです。
「本日のパスタ」(950円~1,250円)や「鴨もも肉のコンフィ 白インゲンのカスレ」(1,400円)などメイン料理も1000円代とリーズナブル。普段使いから記念日まで利用できるのが魅力です。
「八十八夜(はちじゅうはちや)」は駅北口から徒歩約5分のところにある、カジュアルなカフェレストラン。
落ち着いた雰囲気が気に入って、筆者も幾度となく通っているお店です。
「からだにやさしいごはん」をコンセプトに国産の食材にこだわったメニューが味わえるのが特徴。
この日は、平日17時まで注文できるランチメニューから「特製からあげプレート おろしポン酢」(1,050円)」をセレクト。
衣の薄いサクサクの唐揚げを噛むとジューシーな肉汁が溢れ出し、鶏肉の旨味が口の中に広がります。
至便な生活を営みながら自然と気軽に触れ合えるのも吉祥寺の魅力。
JR北口から6分ほど歩くと草木が生い茂る「井の頭恩賜公園」の入り口が見えてきます。
公園は約43万平方メートルにも及び、園内の真ん中には大きな池があるのが特徴。
お花見の名所としても知られる「井の頭恩賜公園」。
春になると多数の桜の蕾が一斉に咲き誇ります。
広い公園が鮮やかなピンク色に染まる景色は圧巻。桜のシーズンは多くの花見客で賑わいます。
園内はベンチに座りながらギターの練習をする人、談笑を楽しむ人、緑道を散歩する人などそれぞれが思い思いに過ごしていました。
日常の中で自然と過ごせる時間が取れるのは心の健康にもよさそう。
吉祥寺で生まれ育ち、約20年をこの街と一緒に過ごしてきた吉岡沙織(よしおかさおり)さん。最後は、住人としてこの街を見てきた吉岡さんに吉祥寺の魅力を伺いました。
(※以下、「 」内は吉岡さんのセリフです)
――吉岡さんが幼かった頃と現在では街の様子は変化しましたか?
「吉祥寺は、変化がめまぐるしい街だと思います。駅ビルの『アトレ吉祥寺』も10年前までは『吉祥寺ロンロン』というまったく違う商業施設でしたし、今の『キラリナ京王吉祥寺』も物心ついたときは、地下1階から8階まで『ユザワヤ』でしたね。吉祥寺にキャンパスのある成蹊大学の人気が上がってから若者が多くなった気がしますね。街に活気が溢れて、より暮らしやすくなったと思います」
――住人はどのような人が多いのでしょう?
「優しくてフレンドリーな人が多い気がします。居酒屋で隣り合わせた人と話しながら飲んだりすることも多いですね。だからひとりで店に入っても居心地が悪くなることがないんです。店主から『最近新しく開店したあそこのお店が美味しいから行ってみなよ』と紹介してもらうこともありますよ。お店同士もコミュニケーションをとりながらいい関係を築いているみたいですね」
――吉祥寺のどんなところに暮らしやすさを感じますか?
「娯楽と生活、両方の面において不便を感じないことでしょうか。駅近くには大小含め3つの映画館があり、アパレルショップもユニクロから古着屋までさまざまな系統の店が揃っています。生活面もスーパーはもちろん、『吉祥寺 ヤマダ電機』や『LABI吉祥寺』など大型家電量販店や、『ドン・キホーテ吉祥寺駅前店』などもあります」
――吉祥寺は家族にとっても暮らしやすい街なんでしょうか?
「そうですね。駅から近くに大きな公園や保育園もあって、家族でも暮らしやすい街だと思います。私自身も桜の時期になるとお弁当を持ち寄って、友達家族とお花見したのを覚えています。人口が多いし街は栄えているけど、治安は決して悪くないと思います。吉祥寺って、綺麗だけど整いすぎていないのが特徴なんですよね。飾らない肩の力が抜けたムードが漂っていることが居心地の良さにつながっているのかな、とも思います」
何度も通ってはいたものの初めて「暮らし」という視点で眺めた吉祥寺。
目に映った街は合理性と豊かさが同居している場所だということ。
街を歩く人は緩やかな表情でどこかゆったりと過ごしているのが印象的でした。
それもきっと、自然と共に生活できる環境にいられることが大きいのかもしれません。
生活の利便性を感じながら、自然の中で生活したい人にはぴったりの街なのではないでしょうか。