家の中でもキャンプ気分が楽しめる! アーバンアウトドアの取り入れ方
2018年インテリアのトレンドとして注目を浴びているのが「アーバンアウトドア」。部屋の中なのに、まるでキャンプに行ったかのような開放的な気分になれる、そんなインテリアスタイルを意味します。
アーバンアウトドアの火付け役、スノーピークの吉野真紀夫さんに気軽に取り入れられるグッズやコツを伺いました。
お話を伺った人:スノーピーク 吉野真紀夫さん
都市部に住んでゆっくりとした時間がなかなか取れない方に向けて、日常の生活の中でも自然を感じられるサービスや商品を展開しています。
20代後半から30代前半が支持。生活の中「野遊び」取り入れ。
「こだわったバーベキューを自然の中で楽しみたいと思っても何だか難しそうだなと思っていませんか。最近は、日常生活の中でも自然とつながる『アーバンアウトドア』に注目が集まっています。特に20代後半から、小さい子どもがいらっしゃる30代前半の方や、昔子どもと一緒にキャンプをしていたけれど子どもが巣立ち手が空いた方など様々な世代に、支持されています」(吉野さん、以下同)
20代後半~30代前半の世代は働き盛り。忙しい中で自然とふれあうことを求めているのかもしれません。また子どもがいる場合は、自然にできるだけ触れさせたいと思う方もいるでしょう。
アウトドアグッズを部屋に取り入れる方法を伝授
シーン別で使える! 取り入れたいアウトドアグッズ初心者編
「部屋の中にアウトドアグッズを取り入れる場合、突然グッズを揃えても、部屋とマッチしないのでは……と心配されるかもしれません。でも、大丈夫。実は使いやすく、取り入れやすいグッズの選び方があります。たとえば、包み込むような木の素材を生かしているお部屋には、部屋の持つ雰囲気にマッチするグッズを選ぶのです。折りたたみチェアでも、コットンや竹などを使って部屋にも馴染む素材を選ぶと、自然と溶け込んだ雰囲気になると思います」
吉野さんイチオシのtake!チェアはナチュラルな部屋の雰囲気にぴったり
「美味しいものを食べたい」と食欲を引き立たせる道具たち
「また、『食』もアウトドアスタイルを日常に取り入れるのにおすすめです。たとえば鉄鍋『ダッチオーブン』。大きめのサイズだと、『男の料理』道具というイメージがありますが、女性でも持ちやすい小さいサイズもあり、自宅のガスコンロで気軽に食材の持つ本来の味を楽しめます。こうやって道具にこだわると、自然と食材にもこだわるようになり、家庭菜園を始めてみたり、育てている人の顔が見える近所の農家で材料を探してみたり。ご自宅で燻製が楽しめる『スモーカー』もオススメです。チーズやソーセージの下に桜チップを入れて火にかけるだけ。ウイスキーやバーボンを飲みながら……とか考えただけでウキウキしますね」
道具をきっかけに健康志向の意識が高まり、人生が豊かになることもアーバンアウトドア。日常の中で簡単に使っておいしい料理ができますよ、ときっかけはどんなことでも良いと話す吉野さん。
左:使いやすいダッチオーブン / 右:スモーカーで燻製を楽しめる
”豊かな朝活”10分早く起きて香りを楽しむモーニングコーヒー
「平日の朝、急いでインスタントコーヒーを飲んで会社に行くよりも、ゆっくりバルコニーでドリップしてコーヒーを飲むほうが上質な時間を過ごせるような気がしませんか。10分早く起きるだけで良いんです。それだけで1日の始まりが気持ちよくスタートできると思いますよ」
忙しい日々のなかで、長い休暇はとりづらい。それでも、時間に余裕を持つことで、心にも余裕を生み出す工夫はしていきたいもの。アーバンアウトドアにおけるコーヒーづくりの考え方は、すぐにでも取り入れることができそうです。
アーバンアウトドアで子どもと楽しめる工夫をしよう
「低い高さの椅子は、子ども用として、またパパ・ママが座って子どもと会話をする目線を合わせやすくなります。ちゃぶ台はお絵描きテーブルなどにも。黒板もあると、週末の予定を書き込んだりするのも楽しそうですね」
大切なのは、暮らしのなかで子どもとのコミュニケーションを楽しむ工夫をすること。そのときに、非日常感のあるアーバンアウトドアのグッズたちは役立ちます。
左:折りたためるコーヒードリッパー / 右:予定を書き込めば週末が待ち遠しくなる
シーン別で使える! 取り入れたいインテリアグッズ上級者編
キャンプ用品を有効活用
「日よけ、雨よけなどキャンプで使う『タープ』。部屋の中でも、間接照明として活用したり、子ども部屋など間仕切りにも。焚火セットも部屋の中ではインテリアとして置いておくと、キャンプ熱が高まります」
焚火セットにライトを置いてインテリアに
棚としても活用できる『シェルフコンテナ』は、スノーピークでも人気の商品。ブリキのような素材で見た目もかっこ良いですが、使えば使うほど味わいが出てきて自分流にアレンジしてオリジナルアイテムに変身できる優れものです。
左:タープも部屋で活用できる / 右:シェルフコンテナ
キャンプグッズをインテリアとして“魅せる”
「キャンプから帰ってきて、キャンプグッズを押し入れに片づけてしまう方が多いかもしれませんが、小物を飾るのに使いやすい有孔ボードを活用して『見せるインテリア』にするのもおすすめです。懐中電灯など掛ければ防災対策にも」
アウトドアグッズは、素材にこだわっていたり、可愛いデザインのものも多いのでインテリアとして置くのも良さそうですね。
有孔ボードを使って自分の世界を表現
アーバンアウトドアを通して「人間力」を高める
スーパーで売っている切り身、どんな魚かわかりますか?
「アーバンアウトドアをきっかけに自然とのつながり、人とのつながりを大切にしてほしいという思いがあります。というのも近年ストレス社会、IT化など文明の進化が進むにつれて、人間性が低下しているような気がするんですよね。現代の子どもは火おこしの仕方を知らなかったり、スーパーで売っている切り身の魚や野菜がどのように育ったのか知らない子も多いと思います」
当たり前になりすぎている日常生活の中に、子どもやパパ・ママに気づきを与えることもアーバンアウトドアの魅力と吉野さんは言います。
人と人がつながる、コミュニティの大切さ
「意識的、視覚的に五感でアーバンアウトドアを楽しむのはもちろん、住民や家族同士の『つながり』も大切だと考えています。マンション住まいだとお隣さんと会話しないなんて言われていますが、東日本大震災での隣人同士での声がけをみると、共有スペースを積極的に利用したり、防災用品などを見やすい場所に置いたりと、人と人のつながりや人と自然のつながりを大切にしていく必要があると思います」
統一感を意識したインテリア
「マンションのバルコニーで植物を育てるのも、屋上に出て朝日を浴びるのも、バルコニーでコーヒーを飲んだり子どもと一緒に遊ぶのも立派なアウトドアの一つなんです」と語る吉野さん。
日々の忙しさに追われる毎日にちょっとした余裕や生活の豊かさを「アーバンアウトドア」を通して見つけてみませんか。
今回のモデルルーム
パークタワー晴海 (67Anタイプ)
※追加オプション等の申し込みは全住戸、締め切られております。
詳細につきましてはレジデンシャルサロンにお問い合わせください。
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