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こんにちは!料理研究家の、ジョーさん。です。
冬に食べたくなる野菜の代表格といえば、白菜!
新鮮な白菜は水分をたっぷり含んでいて、煮炊きすることで白菜から出た水分が料理にしみわたり、滋味たっぷりの料理を作ることができます。
お値段も安定して安いのでついつい買ってしまうのですが、意外と使い切るのが大変なんですよね。鍋にするのもいいのですが、同じものばかりだと飽きてしまいますよね。
そこで今回も、白菜を使い切るための3つのレシピ、選び方、保存方法についてご紹介してまいります!
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鶏むね肉に片栗粉をまぶして茹でて作る「水晶鶏」ですが、レンジでも作ることができるのです!
白菜は水分が多いので、ラップしてレンジ加熱することで、蒸し器や水がなくても蒸し調理ができます。
蒸し料理なので肉のうまみが流出せず、しっとりやわらかく、鶏肉の味が濃く仕上がりますよ。
白菜のシャキシャキ食感との相性も抜群です!
[レシピ]
2食分
調理時間 12分
[材料]
鶏むね肉 1枚
塩 小さじ1/2
水 大さじ1
片栗粉 大さじ3
白菜 250g(3〜4枚)
青ネギ 2本
ポン酢 大さじ2
ごま油 大さじ1
[作り方]
1.青ネギは小口切りにする。白菜は1cm幅に切る。鶏むね肉はそぎ切りにし、塩、水を揉み込み、全体に片栗粉大3をまぶす。
2.ボウルに1の白菜、鶏むね肉の順で入れたら、ふんわりラップし600Wのレンジで8分加熱する。
3.ラップをとらず2分置いて余熱で火を通す。
4.器に盛り、1の青ねぎをのせ、ポン酢、ごま油を混ぜ合わせてかける。
[補足]
白菜は緑の葉の部分と、白い部分を分けて切ることが多いですが、こちらはレンジで均一に火を通してしまうので分けずに切ってしまってOKです。
鶏むね肉にしっかりと火が通っているのを確認してから召し上がって下さいね。
電子レンジは外側から熱が入っていくため、ドーナツ状に食材を置くことで加熱ムラを防ぐことができます。
とにかく手軽に仕上げたい一品なのでポン酢+ごま油をおすすめしていますが、他には柚子こしょう、七味唐辛子、酢醤油などもおすすめです。
一手間かけてもっとおいしくしたい!という方はこちらのタレをどうぞ。
[レシピ]
・青ねぎの小口切り 2本分 ・チューブにんにく 2cm ・塩 ひとつまみ ・ごま油 大さじ2 ・レモン汁(または酢) 大さじ1
以上を混ぜるだけで、酸味とごま油の香りが調和した中華風のタレになります。
白菜から出る水分とツナ缶のダシを、お米の一粒一粒にギュッと閉じ込めた炊き込みご飯です。
しょうがの香りがアクセントになって、どんどんお箸が進む一品です。
味付けはめんつゆにおまかせ。仕上げに白ごまを振ると香ばしさが加わり、七味を加えるとピリ辛風味がさらに食欲を刺激します。
炊飯器いっぱいに白菜を入れるので、「こんなに詰めてしまって大丈夫かな?」と心配になりますが、加熱すると驚くほど白菜のカサが減ります。
[レシピ]
4食分
調理時間 8分(炊飯時間を除く)
[材料]
白菜 250g(大きめの葉3〜4枚)
しょうが 1かけ(10g目安)
めんつゆ(3倍濃縮) 大さじ4
塩 小さじ1/5
水 400ml
ツナ缶(ノンオイル) 1缶
米 2合
白ごま(お好み) 適量
七味唐辛子 適量
[作り方]
1.白菜は芯と葉に切り分け、芯の部分は大きめのそぎ切りに、葉はざく切りにする。しょうがは千切りにする。
2.米を研いで炊飯器に入れる。1の白菜の白い部分、葉の部分、しょうがの順で加え、めんつゆ、塩、水、ツナ缶を汁ごと加える。
3.炊飯し、炊き上がったら器に盛り、白ごま、七味唐辛子を振る。
*油漬けのツナ缶を使う場合は油を切ってから使用してください。
[補足]
あんなにあった白菜はどこへ…?というぐらい、カサが減ります。
シャキシャキした歯ごたえを残すためにざく切りにしていますが、白菜が溶けたぐらいが好みという方は5mm〜1cm幅に切って入れてみてください。
白ごまと七味が基本ですが、マヨネーズや小口ネギ、刻んだ新生姜などをのせてもおいしく召し上がれます。
保温状態でも白菜が加熱されて溶けていくため、食べきれない分は冷凍庫で保存するのがおすすめです。
こちらは五合炊き炊飯器で作る場合の分量です。
三合炊きの場合は半量でお作りください。
また、五合炊き炊飯器であっても、炊き込みご飯は三合までの制限がある場合が多いです。ご家庭の炊飯器の、炊き込みの場合の上限量を確認してから作ってみてくださいね。
マイコン炊飯器は、機械が自動で判断して炊飯時間を延ばしてしまう場合があります。念のためタイマーをかけておいて、時間になっても炊飯し続けているようならその時点でスイッチを切って下さい。
中華料理屋さんなどで食べられる「八宝菜」。おいしいけど、家で作るには手間がかかりすぎますよね。
そこで、3つの具材だけで作れる「三宝菜」ならばいかがでしょう。
エビと豚肉、白菜の3つの具材だけを炒め合わせて作るおかずです。白菜から出た水分に、エビの風味が溶け出して、そこに豚肉のボリューム感が加わると最高のごはんのおかずになります。
旬の白菜は長めに加熱してもみずみずしさが残って、シャキッとした食感で頂けますよ。
[レシピ]
2食分
[材料]
白菜 250g(3〜4枚)
豚バラ薄切り肉 100g
冷凍むきえび 8尾
ごま油 小さじ2
A 水 130ml
A 鶏ガラスープの素 小さじ1.5
A 酒 大さじ2
A オイスターソース(なければしょうゆ) 大さじ1
A こしょう 少々
A チューブしょうが 2cm
片栗粉 大さじ1
ごま油(仕上げ用) 小さじ1
[作り方]
1.片栗粉は倍量の水で溶く。Aを混ぜ合わせる。冷凍むきえびは流水で洗い、よく水気を切る。
2.白菜は芯と葉に切り分け、芯の部分はそぎ切りに、葉はざく切りにする。
3.フライパンにごま油を引いて中火で熱し、豚バラ肉を加えて炒める。
4.肉の色が変わってきたら冷凍むきエビ、白菜の芯の部分を加えて中火で2分ほど、しんなりするまで炒める。
5.葉の部分を加え、混ぜ合わせたAをまわしかけてふたをし、2分ほど中火で加熱する。
6.調味液が馴染んだら、一度火を止める。倍量の水で溶いた片栗粉を加え、とろみがつくまで混ぜながら再び中火で加熱する。
7.器に盛り、ごま油(仕上げ用)をまわしかける。
[補足]
冷凍のエビには「グレーズ」という、氷の膜がついています。これを取らないと水分が多くなりすぎて、仕上がりがべちゃっとしてしまいます。流水で流しながら指で軽く押せばはがれるので、これまでそのまま使っていた方もぜひ取るようにしてみて下さい。
チューブしょうがではなく生のしょうがを使いたい場合は、みじん切りにし、豚肉を入れる前に弱火で香りが立つまで炒めて下さい。
最初に調味料を混ぜ合わせておくのがポイント。中華料理はテンポよく作らないとどんどん状態が変わってしまうので、先に調味料をはかって混ぜておいた方が無難です。
白菜の旬はちょうど体調を崩しやすいシーズンですが、白菜には、風邪予防にも貢献するビタミンCが含まれています。ビタミンCは本来加熱しない方がいいのですが、大量に食べるのは難しいため、煮炊きしてかさを減らすことでたくさん食べられます。
また、高血圧予防やむくみ改善へのはたらきが期待できるカリウムが含まれています。カリウムは水に溶けるので、鍋物のように煮汁まで食べる料理にするのがおすすめです。
まずは手に持ってみて、なるべく重たいものを選ぶようにしましょう。
白菜買う時にはカットされたものを買うことが多いですよね。こうした断面が見える状態なら
・切り口が白くみずみずしさがあること。 ・葉と葉の隙間が少なく、しっかり詰まっていること。 ・真ん中が盛り上がっていないこと。
以上に気をつけて選んでみましょう。
中央の葉が盛り上がっているものは、その部分が成長している=切ってから時間が経っているものです。鮮度が低いだけでなく、その部分の成長に栄養を使ってしまっているので、味も劣ることが多いです。なるべく避けるようにしましょう。
他の葉物野菜なども同様ですが、立てて保存することで日持ちしやすくなります。
カット済みのものは根元に包丁などで切り込みを入れるか、切り落としてしまうのがおすすめです。こうすることで白菜の成長に栄養が使われなくなるため、味が落ちにくくなるのです。こうして切り込みを入れた白菜はラップに包んで、冷蔵庫で保存しましょう。
冷凍保存もおすすめです。時間のある時に葉と芯に分けてカットしてしまい、フリーザーバッグに入れて冷凍します。冷凍した白菜は水分が出やすくなるため、くたっとした食感になりやすくなりますので鍋物や味噌汁など、加熱調理に使います。
さまざまな料理に使える便利な白菜。冬場はスーパーにならぶ野菜の種類が少なくなるので、重宝する野菜ですよね。特に今回ご紹介したレシピは身近な材料ですぐに作れるレシピばかりなので、白菜の使い切りにぜひ役立てて下さいね!