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食材使い切り!旬感ごはん | 実は冬が旬の「にんじん」使い切りレシピ3選

こんにちは!料理研究家の、ジョーさん。です。
突然ですが、にんじんの旬ってご存知ですか?一年中手に入る野菜ですが、実は10月〜12月に旬を迎えます。旬のにんじんはたっぷり水分を含んで、ジューシーな上に甘くておいしいですよ。
今回は、にんじんを美味しく食べるレシピ3つに加えて、旬のにんじんの選び方や、豊富な栄養とそれを生かす食べ方についてもご紹介します!まずはレシピからご紹介してまいりましょう!

[おろしにんじんのクリームパスタ]

すりおろした人参を軽く炒めて、牛乳とバターを加えてパスタソースを作ります。
バターと牛乳のクリーミーさが、にんじんの甘さとマッチして、まるでお店の味!すりおろしたにんじんがほろほろと口の中でほどけます。栄養のあるにんじんが、まるまる一本ペロリと食べられちゃいます。
おろし金さえあれば、包丁いらずで作ることができます。

2食分

材料
スパゲティ(またはお好みのロングパスタ) 100g
にんじん 1本(目安110g)
バター 10g
牛乳 150ml
顆粒コンソメ 小さじ1と1/2
粉チーズ 適量
黒こしょう 適量

作り方
1.にんじんをおろし金ですりおろす。 2.フライパンにバターを引き、すりおろしたにんじんを加えて中火で軽く水分が飛ぶまで炒める。

3.牛乳、コンソメを加えて混ぜながら中火で加熱し、沸騰してきたら弱火にして5分加熱する。 4.スパゲティを表示時間通り茹で、3に和えたら器に盛り、粉チーズ、黒こしょうを振る。

にんじんは皮ごと食べた方が栄養を摂れると言われていますが、気になる方は皮をむいてください。

塩味はコンソメと、仕上げの粉チーズだけ。なるべくシンプルにすることで、旬のにんじんの味を生かします。
また、写真のように少し炒めてから牛乳を加えるのがポイント。こうすることで、こうばしさが加わり、甘みが引き出されます。
おろし金がないけれどどうしても作りたい!というときには、にんじんをなるべく細かくみじん切りにして作ることもできます。ころころと細かい粒の食感がおもしろい仕上がりになります。
ソースが余ってしまったら、フリーザーバッグなどに入れて冷凍庫で保管してください。また、この方法でソースだけ作って冷凍庫で保存しておけば、好きな時に楽しむことができます。

[いかにんじん]

「いかにんじん」は福島県の郷土料理で、古くから現在に至るまで親しまれている料理です。イカのなんとも言えないいい香りが全体にいきわたり、お酒のおつまみにも、ごはんのおかずとしてもぴったりです。生のにんじんを漬け込んで作るので、コリコリとした独特の歯ごたえがクセになる一品です。
にんじんの青みがかった香りが不思議となくなるので、にんじん嫌いの人にも一度は試してみていただきたいメニューです。

2食分
調理時間10分(漬け込み時間を除く)

材料
乾燥するめいか 20g
にんじん 1本(目安110g)
酒 1/4カップ
みりん 1/4カップ
しょうゆ 大さじ1強

作り方
1.にんじんは千切りにする。乾燥するめいかはキッチンバサミなどで細切りにする。 2.レンジ対応の保存容器に酒、みりんを入れ電子レンジで3分加熱する。 3.乾燥するめいか、にんじんを加えてひと混ぜしたら、しょうゆを加えて全体をなじませる。

4.粗熱がとれたらふたをして冷蔵庫に移し、一晩寝かせたら完成。

調理も保管も同じ容器でしてしまうことで洗い物を減らすことができます。
いかにんじんはどうしてもしょうゆの塩気が強くなりがちなのですが、先に酒とみりんをなじませておくことで少しやわらかくなります。また、しょうゆを最後に入れることでしょうゆ独特の香りを逃さずに使えます。
お子様も食べる場合は酒、みりんのアルコールがしっかりと飛んでいるか確認し、まだ残っているようでしたら追加で30秒ずつ加熱してください。
保管は冷蔵庫で行い、取り出す際は清潔な箸で取り出し、3日を目安で食べきってください。

[にんじんと豚バラの重ね蒸し]

ホクホクとしたにんじんの食感に、豚バラのボリューム感が最高です。ポン酢の酸味がきゅっと味を引き締めてくれます。
薄切りにしたにんじんと豚バラを重ねて、蒸し焼きにします。にんじんはじっくりと弱火で加熱することでおいしさが引き出されますよ。時間がかかりそうですが、蒸し焼きにしている15分間はほったらかしでOK。その間に他の食事の支度や、片付けを済ませてしまえます。

2食分
調理時間20分

材料
豚バラ薄切り肉 100g
にんじん 1本半(180g目安)
A チューブしょうが 8cm
A 酒 80ml
ごま油 大さじ1
ポン酢 適量

作り方
1.にんじんは斜め薄切りにする。 2.フライパンににんじん、豚バラ肉、にんじんの順で重ね広げる。

3.チューブしょうが、酒、水を加えて中火で熱し、ふつふつしてきたら蓋をし、弱火で15分蒸し煮にする。 4.器に盛り、ごま油をまわしかけたら、ポン酢につけながら頂く。

薄く切るとより上品に、厚めに切るほどほくほくとした食感が楽しめます。料理酒には塩分が含まれている場合があります。その場合でも作り方は同じでOK。塩分の摂りすぎになりがちなので、できるだけ食塩不使用の酒を選ぶことをおすすめします。
この重ね蒸しのやり方は、他の野菜でも応用することができ、ほうれん草や白菜、水菜などで作ってもおいしいですよ。
ポン酢の酸味が苦手なお子様には、薄めためんつゆなどでも召し上がっていただけます。他にもゴマだれやネギ塩、柚子胡椒などでも楽しむことができますよ。

[にんじんのβ-カロテンを活かすには皮ごと+油炒めがコツ!]

にんじんにはβ-カロテンが豊富に含まれており、含有量は食材の中でトップクラス。β-カロテンは皮膚や粘膜、目の健康維持に必要とされる成分です。β-カロテンは油と一緒に食べることで効率的に摂取することができるとされているので、さっと炒めたり、油を使った他の料理と食べ合わせるようにするのがおすすめです。
βカロテンは特に皮の下に多く含まれるため、皮ごと調理するか、気になる場合は薄くピーラーで剥いて調理するのがおすすめです。

旬のにんじんは水分をたっぷりと含んでいて、甘く、やわらかいので、そのままじっくり焼いて人参ステーキにするだけでもおいしく召し上がれます。また、香りも強いので香味野菜としてシチュー等に使うのもおすすめですよ。

[にんじんを選ぶ時はここをチェック!]

・葉の切り口が小さく、緑色っぽいこと
美味しいにんじんを選ぶときには、葉っぱの切り口の部分を観察してみましょう。
この切り口が小さいほど、やわらかくておいしいにんじんです。この部分が太いものは育ちすぎていて、固いにんじんであることが多いのです。
また、切り口が緑色っぽく、みずみずしいものは新鮮な証拠です。逆に茶色がかっているものは収穫してから時間が経っているので、できるだけ避けた方がいいでしょう。

・オレンジ色が濃く、表面がなめらかなであること
また、全体にオレンジ色が濃く、傷やひび割れのないものを選びましょう。にんじんのオレンジ色はβ-カロテンの色だとされており、この色が濃いほどβ-カロテン豊富だと言えます。

 

一年中手に入るにんじんですが、旬の味はまた格別。おいしくて栄養も豊富なので、ぜひ食卓に取り入れたいですね。特に今回ご紹介したレシピは身近な材料ですぐに作れるレシピばかりなので、ぜひ試してみてください!

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