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食べに行きたい あなたの街のマンガ飯 Vol.1

あなたの街のマンガ飯 | 食べに行きたい あなたの街のマンガ飯 Vol.1 〜小田急線下北沢駅編〜三十路飯に登場!分厚く肉汁したたる「ビーフカツサンド」が激ウマ!下北沢の「フライパン」をご紹介!

■今回の実食グルメは「三十路飯」のビーフカツサンド

©伊藤静/小学館

今回紹介するのは、伊藤静さんによる「三十路飯」(全三巻)に登場する下北沢の洋食店「フライパン」ですが、その前にこのマンガについて話しておきます。

「三十路飯」は、主人公の独身アラサー女性・高山日向の日常を描くグルメ恋愛マンガ。仕事も忙しく恋愛もうまくいかない…そんな疲弊した身体、落ち込んだ心を救ってくれるのは、美味しい料理。料理の描写はもちろん、等身大の心境が細かく描かれているため、アラサー女性には共感度バツグン!実在するお店が登場するので、男性からもグルメガイドとして支持されている作品です。お店の内観の描写が細かく、雰囲気もしっかり伝わってきます。読めば読むほど行きたいお店が増えていくマンガです。
楽しいことより、辛いことの方が多く感じる社会だからこそ、心に寄り添ってくれるのは美味しい料理なんでしょうね。恍惚な表情で舌鼓を打つ主人公もとにかく可愛らしい。

©伊藤静/小学館

そして、漫画で紹介されている数々の名店の中から、三巻の第十九飯に収録されている「洋食酒場フライパン」をお目当てに下北沢へ行ってきました!
主人公の恋愛面において、大きなターニングポイントとなるお話。また、主人公が頬張る同店名物の「ビーフカツサンド」が最高ですよ。

ということで、小田急線きってのサブカルチャーの街、下北沢にやってきました。
新宿からも渋谷からも一本で行けてしまうという好立地でありながら、大都会とはまた違う独自の文化が魅力な街ですよね。街行く人は学生が多く、バンドマンや芸人、俳優など、夢追い人も多い街です。
最近は駅付近で大きな改築工事が行われていて、さらに便利な街になることが見込まれる人気スポットでしょう。

下北沢は、演劇や音楽、お笑いなどサブカルチャーの聖地として有名ですよね。
街中には、大小さまざまな劇場・ライブ会場が存在し、多くのスターが下北沢で下積み時代を過ごしていたと言われます。
下積み中の役者やミュージシャンを支えている安いお店がたくさんあるのもうれしいです。

あと、街を見渡してもオシャレな人がとても多い!
街中にはたくさんの古着屋さんが立ち並び、オシャレ好きが集まっているのも特徴ですよね。
かわいい雑貨屋さんも多く、サブカル好きな人とのデートにもぴったりかも。

定番のチェーン店はもちろん、有名店から隠れた名店も軒を連ねるグルメな街としても人気が高いです。
お店の種類も豊富。タイ料理店とキューバ料理店が並んでいたりと、多種多様なお店が軒を連ねています。

さらに商店会の活動もかなり活発で、ちょい呑みイベントやカレーフェスなどイベントも毎シーズン開催されていて、グルメな人にとっては目を離せない街の一つです。

■カジュアルな雰囲気で使い勝手は無限大!「フライパン」

「フライパン」があるのは、下北沢南口商店街をまっすぐ抜けていき徒歩12分ほどの場所。
駅前の賑やかさから少し離れた場所にあり、店内が覗ける大きな窓と店名の通り飾られた”フライパン”が目印です。
カウンター席やテーブル席に加えて、気軽に立ち寄れる立ち飲みスペースやウッドデッキも用意されています。

店内にはお店の看板メニュー「ビーフカツサンド」をモチーフにしたポスターや、スプーンのオブジェなどが飾られ、おしゃれなカジュアル感で、居心地が半端なくいいですね。 女子会はもちろんのこと、デートにも使えそうな雰囲気があります。

■肉厚ジューシー!かぶりつくたび肉のうまみが溢れだす「ビーフカツサンド」は絶対食べるべし!

「ヒレ肉の特製ビーフカツサンド」2,000円(税込)

こちらが「洋食酒場 フライパン」の名物「ヒレ肉の特製ビーフカツサンド」。 酒場なのにカツサンド?と、まず驚きますよね。しかし、これ食べたらもっと驚くんですよ!

それにしてもこの見た目…!レアに揚げられた牛カツの赤さが食欲をそそる… もう旨いことが確定していると言わんばかりの分厚いカツサンドです。

©伊藤静/小学館

実はこの回の「三十路飯」で主人公は、ある事情から気まずい空気の中での食事になるのですが、このカツサンドを見た瞬間、”こんな状況でも、抗えないほど美味しそう!”と思わず目を光らせてしまうほど。
そして、ふかふかでジューシーなカツサンドを頬張ると「これは百個いける」と声が漏れてしまうのです。

絶妙なレア具合で揚げられたビーフカツはとにかくジューシーで、食べるとあふれ出す肉汁が口の中で洪水状態。国産和牛が使われているそうで、それはもう笑ってしまうほどの柔らかさ!

ビーフカツをくぐらせているデミグラスソースがトーストにじんわりと染み込み、超絶ハーモニーを奏でます。
さらに、ふわりと香る和辛子も最高のアクセント!あまりの美味しさに次から次へとカツサンドに手が伸びてしまいました。
数量限定だが、この店に来たら確実に味わいたい一品です。

■「ビーフカツサンド」だけじゃない!魅力的なメニューが盛りだくさん!

「鮮魚(寒ブリ)のタルタル メルバトースト添え」900円(税込)

©伊藤静/小学館

「ビーフカツサンド」と同じく、主人公が食べて心を奪われたこちらが「鮮魚のタルタル メルバトースト添え」。
はじけるようなピンクペッパーの香りが程よいアクセントとなり、食べた瞬間に香る、ハーブにも似た独特な味わいが心を満たしていく。

しっかりと味付けされた新鮮なブリは臭みがなく、非常に食べやすい。サクサク食感に焼かれたトーストとも相性抜群!
上に乗せられたランプフィッシュの塩気がブリのおいしさをさらに加速させます。

「たっぷり葉っぱと大きな鶏レバー!! 看板リヨネーズサラダ」1,200円(税込)

©伊藤静/小学館

ちらりとだけ漫画に登場したこちらのサラダも見落とせない逸品です。
丹念にスモークされたベーコンと、宮崎県産地鶏のレバーを使用。レバーはとろりととろけるような舌触り!まるでレバーパテを味わっているかのようです。
そこにベーコンの香ばしい味わいが効き、後味はシェリービネガーの香りがふわりと抜けていく。最高ですわ。

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