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秋のテーブルは、おいしい"マロン"を大人流に。

「がんばらない」と「ステキでいたい」を両立できるエアリーな暮らしのコツ

家族も友人も、みんなが気兼ねなくくつろげる家は、どんな家でしょうか。「THE AIRY LIFE」は、「がんばらない」と「ステキでいたい」を両立する、暮らしのコツをご紹介していきます。
いよいよ待ちに待った収穫の秋ですね。秋の味覚の代表、栗も本格的なシーズンを迎えました。今回は簡単に作れる「マロン」のレシピと、深い色調で彩る秋色のテーブルコーディネートを、おもてなしの達人であるフードコーディネーター・スタイリストの黒田佑佳さんに教えていただきます。おいしい秋を手軽に優雅に堪能しましょう。

おうちでモンブラン!?それが、おどろくほど簡単!

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栗ごはんも栗おこわも本当においしいのですが、ゆでてむいて渋皮もむいて…と思うとなかなか手が出ません。「慌ただしい日々の中では、きちんと下ごしらえしたくても手が回りませんよね」と黒田さん。今回は救世主的な簡単レシピを教えてくださるのだとか。なんとそれは!「『モンブラン』と『栗とゴルゴンゾーラのペンネ』です」。
「『あのモンブランが!?』なんて声が聞こえそうですが、市販のマロンクリームに泡立てた生クリームとラム酒をちょこっと混ぜるだけで、おいしいマロンクリームができるんです。あとはグラハムクッキーを土台にして組み立てるだけで、おうちモンブランの完成!」。これにはびっくり! さっそく作りたくなります。「ペンネはもっと簡単です。フライパンで生クリームと一緒に溶かしたゴルゴンゾーラに、粗みじんに刻んだ栗の渋皮煮を加えて、ゆであがったペンネをあえるだけ!」「どちらもお手軽メニューですが、食卓が秋色に早変わりしますよ」。

食卓のしつらえは、アートなハーベストカラーに。

おしゃれなメニューが完成したら、テーブルコーディネートにもこだわりたいですね。「芸術の秋なので、テーブルもアートを意識して」と黒田さんが見せてくれたのは、深みのある大人色の組み合わせ。「シックな配色に紫やボルドーを効かせると、一気に秋らしくなります。そこにスモーキーで独特な存在感のある花を置いたり、アーティスティックな小皿を使うと、いつもとは違った雰囲気のテーブルに」。確かにちょっと絵画的で、どこかミステリアス。大人の秋にぴったりですね。「赤ワインを片手に、秋の夜長を楽しんでください」。

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モンブラン


材料(6個分)
サバトンマロンペースト 240g
生クリーム(45%)① 100g
ム酒 小さじ1
生クリーム(45%)② 100g
グラニュー糖 小さじ1
栗渋皮煮 6個
レモンピール 適量
グラハムクラッカー(丸形) 6枚


1.5分立てにして生クリーム①とマロンペースト、ラム酒を混ぜ合わせ、マロンクリームを作る。モンブランの口金をつけた絞り袋に入れておく。
2.生クリーム②とグラニュー糖を10分立てにし、丸形の口金をつけた絞り袋に入れておく。(口金なしでもOK)
3.グラハムクラッカーの上面に②の生クリームを1段絞り、栗渋皮煮を乗せる。渋皮煮を覆うように生クリームを絞り、レモンピールを適量散らす。
4.モンブランクリームを上から絞る。
5.粉糖をかける。

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栗とゴルゴンゾーラのペンネ


材料(2人分)
栗渋皮煮 4個
ゴルゴンゾーラピカンテ 200g
生クリーム 100g
黒こしょう 適量


1.湯を沸かし、塩を加えてペンネを茹でる。
2.フライパンに生クリームを入れ、ゴルゴンゾーラを溶けやすいようにちぎりながら入れる。ヘラで混ぜながら、中火で溶かす。粗く切った栗渋皮煮を加えて火を止める。
3.茹で上がったペンネを2に加え、和える。
4.皿に盛り、黒こしょうを粗く挽く。

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「THE AIRY LIFE」の達人
黒田祐佳 YUKA KURODA

フードコーディネーター、スタイリスト。「ル•コルドンブルー東京校」「リッツ•エスコフィエ•パリ」にてフランス料理•菓子•パンを学ぶ。レストランやカフェなどのオープニング企画やメニュー開発を手がけるほか、TV番組や雑誌におけるフードコーディネートや料理教室など、多岐にわたり活動。

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