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上質なくつろぎを生む、タイムレスなモダンクラフト〈後編〉「ローソン・フェニング」代表グレン・ローソンさん、グラント・フェニングさん

MITSUI HOME PREMIUM 駒沢レジデンスの3階フロアで、洗練された存在感を放っているモダンクラフトたち。いま世界のデザイナーや建築家が必ず立ち寄るといわれるほど注目を集めているL.A.の人気インテリアショップ「ローソン・フェニング」のインテリアです。このショップを率いるのがグレン・ローソン氏とグラント・フェニング氏。前編ではブランドの立ち上げや今後の展望を伺いました。後編は美意識やクラフツマンシップ、デザインの持つ遺産的価値などについて話していただきます。クリエイターとしての矜持と真摯な想いが胸に届きます。

製作はロサンゼルス、目の届く距離で全工程を終わらせる。

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Q.昨今、人々の価値観や美意識はどのように変化していると思われますか?
また日本のデザインを、クリエイターとしてどんな風に捉えていらっしゃいますか?

人々は以前よりもずっと品質やクラフツマンシップについて知識を持つようになっていると思います。さらに、すでに家具がどこで作られているのかにまで興味を持っています。「ローソン・フェニング」の家具はすべてロサンゼルスで製作されていますので、自分たちの目の届く距離ですべての工程を終わらせられるという点でも、確かな仕事ができているのです。
私たちの作品がカリフォルニアの風景や光、街の色などの影響を受けてカリフォルニアらしいユニークなものとなっているように、日本のデザインにもその文化に根ざした作品が多く現れているように思います。歴史的に見ると、実はカリフォルニアのデザインには日本の影響が大変多く取り入れられているのです。シンプルさや木工技術、ディテールの完成度やミニマルにまとめるスタイルなど、そして実用の美を好む部分も似ているのではないでしょうか。

私たちの家具は「タイムレス」。家族として受け継がれるものを。

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Q.さまざまな素材を扱う作家の方とコラボされていますが、どのような点を重視して選定されているのでしょうか?

私たち自身が木の素材を得意としていることもあり、それ以外のもの、つまり繊維や布、金属や陶芸の素材を扱うアーティストたちとコラボレーションすることが自然に多くなっていますね。そして彼らと私たちの作り上げるベースとが、どのようにコラボレーションできるかを楽しんでいます。

Q. 暮らしの中で、どのような役割を果たすアイテムを届けたいとお考えですか?

私たちが強く望んでいるのは、次の世代にも受け継がれる家具を作ること。買ってくれた方の、その子どもたちにまで愛されるものであることです。決して使い捨てになってしまうようなものは作りません。

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撮影:Yoshihiro Makino

Q.最後におたずねします。「ローソン・フェニング」の作品にとって「時間」とはどのような意味を持つのでしょう?

私たちの作品はひと言でいうと“タイムレス”、新しいクラシックです。年月を経ていく中で美しさが増していき、人々の暮らしの中で人生の一部となる。“レガシーデザイン”とお客さまに話すこともあります。家族の一員となって、ずっと受け継いでもらえる、そんな家具を作っていきたいと考えています。

柔軟で斬新なセンスと卓越したクラフツマンシップから生まれる「ローソン・フェニング」のインテリア。そこには2人の優れたクリエイターと彼らの元に集まるアーティストたちの豊かな才能が生き生きと脈打っています。

Lawson-Fenning
https://lawsonfenning.com/

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プレミアム・レジデンス 駒沢

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