「ローソン・フェニング」は、いま世界のデザイナーや建築家が必ず立ち寄るといわれるほど注目を集めているL.A.の人気インテリアショップ。ミッドセンチュリーの影響を受けつつ、ヴィンテージの要素に現代的な解釈を与えたオリジナルの家具や、彼らの審美眼で選び抜かれたアーティストの作品は、懐かしい感触と斬新なビジョンが均衡しています。このショップを率いるのがグレン・ローソン氏とグラント・フェニング氏。MITSUI HOME PREMIUM 駒沢レジデンスの3階フロアも、彼らの手がけるインテリアで上質なくつろぎ空間を提案しています。いま話題のお2人に、ブランドの立ち上げからコンセプトまでお話を伺いました。
上質なくつろぎを生む、タイムレスなモダンクラフト〈前編〉「ローソン・フェニング」代表グレン・ローソンさん、グラント・フェニングさん
家具の研究をしているうちに、ブランドが始まっていた。
Q.「ローソン・フェニング」というブランドを立ち上げたのは1997年ですね。その時のきっかけやコンセプトなど教えていただけますか?
私たち2人が美大で出会った頃は、まだ家具を製作するスタジオを持っていませんでした。そこで学校のある街、ロサンゼルスの北東にあるパサデナの中心街に小さなワークスペースを借りたんです。最初はヴィンテージ家具を買いあさり(※パサデナは全米最大のフリーマーケットの開催地としても有名なヴィンテージ家具の宝庫)、それらを解体することから始めました。そのことから家具の構造や製作技術などの多くのことを学びました。そして、新たに自分たちのインスピレーションを与えて再構築するという作品を作り始めたのです。
このスタジオが繁華街に面していたこともあり、製作している家具に興味を持った人々が立ち寄ってくれるようになって、購入してくれる方も現れました。家具作りを研究しているうちに、知らず知らずにショップをスタートさせていたことに後から気づいたのです。
その後、ヴィンテージ家具から学んだ知識をもとに新しいパーツを製作し、自分たちのオリジナル家具の生産を始めました。
キーワードは、クラフト・コミュニティ・コラボレーション。
Q.「作家の手仕事をユーザーにつなぐデザインハブ的な役割」などが「ローソン・フェニング」のキーワードとして取り上げられますが、ブランドとして守り続けたいこと、大切にしていることは何でしょう?またオープンから20年経って新たにチャレンジしたいことを教えてください。
以前よりも、さらにバラエティに富んだアーティストやデザイナーたちとのコラボレーションに時間をかけるようになりました。私たちの積み上げてきたコミュニティは、すでにとても大きなグループへと進化していて、同じような価値観でコミュニケーションを取れるアーティストの広がりを作ることに成功しています。そしてブランド立ち上げから20年経ったいま、今後目指して力を入れていきたいことは、さらなるクラフトのレベルアップ、ディテールへのこだわり、そしてコミュニティの育成です。そして守り続けたいこと、大切にしているキーワードは「Craft(技術・技巧)、Community(共同体)、Collaboration(共同・協力)」です。
>>次回へ続く。
撮影:Yoshihiro Makino
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