エントリーNO.3 地球のお魚ぽんちゃん

続いての挑戦者は、漫画アクションにて「男子高校生とふれあう方法」連載中の漫画家・地球のお魚ぽんちゃん。作る部屋はもちろん……
「東京都立明律高等学校(架空)2年生、バレーボール部の原田 悠斗くんのお部屋です!」



「やっぱり男子高校生の部屋だった!」
「男子高校生の部屋以外、作る意味なくないですか?」
「思想が極端すぎる」

「ちょっと気になったんですけど、壁に服をかけてるのは何なんですか?」
「最近の男子高校生はお気に入りの服を壁に飾るそうです」
「そうなの?!」
「どこからそんな情報を得るの?」
「信頼できる筋からの情報です」
「怖い」

「勉強机の上はさすがのリアリティ……」
「右上の教科書はつい最近まで男子高校生が使っていた本物を用意しました!」
「どうやってそんなものを用意するの……?」
「信頼できるルートから入手しました」
「怖いって」
「あ、豚キムチのカップラーメンが隠してある~~!! 男子高校生感ある~~!!」
「体育会系の部活で、育ち盛りですからね! いっぱい食べて欲しい!」

「この寄せ書きもすごい……」
「クオリティ高っ」
「それは中学卒業の時にもらった色紙ですね。当時の部活の思い出が詰まってるので、大事に飾っているみたいです」
「隣のエルモのペン立ても実家感が強くて、地味にリアリティすごいですね」
「実家の、男子高校生の部屋という設定なので、実家アイテムも多数あります」

「ベッドサイドのぬいぐるみも子どもの頃からずっと持ってるやつですね。あと、寝ている時のよだれがすごいので母親が毎日枕カバーにタオルを巻いてます。ちなみにタオルの端っこは汚いです」
「全てのアイテムに関して、1を聞いたら10くらいのエピソードが出てくる」

「あ、ギターを始めてる!」
「入学と同時にアコギに手を出すも、ゆずの『夏色』のイントロで挫折したそうです」
「ありそうすぎる」

「この箱はなんですか? 靴下が入ってますけど」
「それは謎箱ですね!」
「謎箱……?」
「最初は何か別の用途で使ってみたいなんですが、次第に何だかわからなくなって、今は脱いだ靴下入れになっているみたいです」
「わかる~~~!! 弟の部屋にもそういうのあったーー!!」
「そんなニッチなあるあるをよく再現できますね……。なんか、もう怖い……」

「あと、こういうダサいビニールの紐付き袋をやたらと持ってるところもリアル~!」
「それもわかる~~!! 何かの呪い?ってくらい、高校生の頃、男子はこういうの使ってた!」
「もう本物じゃないですか。本物の男子高校生の部屋だ!」

「あああああああ~~~~~~~!!」
「狂った……?!」

「もうもったいないから、この空気持って帰ろ~~!!」
「あ、私も欲しい」
地球のお魚ぽんちゃんによる、あまりにも再現度の高い男子高校生の部屋でした。作者の狂気にあてられてみんなおかしくなってしまったようです。みなさんも男子部屋を作る際はお気を付けください。
「あ、すみません、最後にこれだけ言い忘れてたんですが……」
「何ですか?」
「悠斗くんは痰の出し方がわかりません」
「?」
「風邪のたびに、痰にチャレンジするんですけど『ゼゲッ』みたいな音がするだけなんです。それが可愛いんですよね」
「わざわざ言う必要あった?」
「男子高校生の痰の話で、最後を終わらせていいの?」