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ロンドンとニースのアトリエで、アートな暮らしを体現するイギリスのマルチアーティスト、キャロリン・クォーターメイン。彼女が企画からプロデュース、デザイン、室内装飾にいたるまで、全面的にクリエイトして生まれ変わったロンドンの最新おしゃれスポット「Sketch」の地下に位置する「The Glade」を2回にわたって紹介します。壁のデコパージュや光の演出、細密に織られたユニークなカーペット、家具のひとつひとつまで情熱が込められた空間から、夢世界の心を揺さぶるときめきや刺激が次々に溢れてくるようです。
そこはまるで、鬱蒼とした森の奥地に秘められた魅惑的な異世界空間――。
The Gladeは、ロンドン・メイフェア地区にある複合レストラン「Sketch」の地下。食のエンターテインメントスポットともいえるSketchは、日本でもおなじみ、フランスのミシュラン三ツ星天才シェフ、ピエール・ガニエールと、カリスマレストランプロデューサーでオーナーのムラード・マズーによって立案されました。
特長は、The Gallery、The Parlour、The East Bar、The Lecture Room & Library、そしてThe Gladeという5つのフロアーで構成されており、その5つのフロアーすべてが全く異なる世界観をもっていること。別のフロアーに足を踏み入れるたび、ルイス・キャロルの不思議の国のアリスさながらに、見たこともない世界に迷い込んだような感覚に陥るのです。
そして、そのSketchの地下に位置するThe Gladeの世界をクリエイトしたのが、キャロリン・クォーターメインです。キャロリンが自身で2012年にクリエイトしたオリジナル内装をリニューアルし、さらに進化した魅惑的な空間に生まれ変わりました。
「私がこのプロジェクトに参加したのは、ムラード・マズーとの出会いがきっかけでした。彼は世界中をまたにかけ、素晴らしいエネルギーとパッションをもってアーティストに創作を任せてくれる稀少な人。私たちはすぐに意気投合し親しくなりました。ピエール・ガニエールと出会ったのは、The Parlourに飾った私のアートの前で。彼とは、誰とも知らず時も忘れて話し込んだくらいクリエイターとして通じるものを感じて。料理とアートと人々に対する彼の姿勢を深く尊敬しています」
ピエール・ガニエールが供する美食をはじめ、アート、ファッション、エンターテインメント、あらゆる面でメディアから注目を集めたSketchは、またたく間にロンドンの人気スポットに。そして10余年の時を経て、ムラード・マズーから「The Gladeをさらなる進化型として再びクリエイトしてほしい」という白紙の委任状を受け取ったキャロリンは、15ヵ月の時間をかけてThe Gladeをさらに感動的で美しい空間に変身させました。
「Sketchはただのレストランではなく、アート・ハウス。建物の外でも中でも、常に映像インスタレーションが展開し、まるで生き物のように変化をし続けることで、私たちのイマジネーションに刺激を与え続けています。私が手がけた最初のオリジナルThe Gladeもユニークで美しく特別な場所でしたが、元の空間を生かしながら、まったく異なる新たなThe Gladeをつくりたかったのです」
次回は、リニューアルに尽力した2人のアーティストとのコラボレーションと、生まれ変わったThe Gladeについて詳しくご紹介します。
Photograph by Simon Brown
sketch
9 conduit street london w1s 2xg
reservation and enquiries:+44 (0) 20 7659 4500
https://sketch.london/
The Glade
All day Brunch to Cocktails
月~金AM7:00~PM2:00、土AM8:00~PM2:00、日AM8:00~midnight