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"おうちクリスマス"は、手間をかけずに華やかに。

〜「がんばらない」と「ステキでいたい」を両立できるエアリーな暮らしのコツ〜

家族も友人も、みんなが心地よく過ごせるエフォートレスな暮らしづくり。「THE AIRY LIFE」は、「がんばらない」と「ステキでいたい」を両立させるティップスを毎回ご紹介しています。

12月になると街はクリスマスムードでいっぱい。レストランやホテルで優雅なパーティもいいけれど、クリスマスだからこそ、家族や親しい友人とおうちで素敵に過ごしたい。おもてなしの達人、フードコーディネーター&スタイリスト黒田祐佳さんに、簡単に出来る本格的な「THE AIRY LIFE」流クリスマスのコーディネートとおすすめレシピを教えていただきました。

もみの木と光の演出でアットホームに。

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クリスマスは“聖なる夜”。おうちでゆっくり過ごすなら、日常の延長線上にあるちょっぴり特別な日として、手間をかけずにクリスマスらしさを楽しんではいかがでしょうか。黒田さんのコーディネートのポイントは2つ。「1つはもみの木。1本丸ごとではなく、枝だけあれば十分です。本物のもみの枝を用意して、思い切って大きく飾ってみてください。今回は大きなワインクーラーに飾り付けてテーブルに置いてみたら、それだけでクリスマスらしい雰囲気になりました。ナプキンリングにももみの枝を添えてみたり、切り株のような器を使ったり。テーブルに自然そのもののエレメントを取り入れてみると、ほっとするようなあたたかさが生まれます。そして、もう1つが光。キラキラ輝くものを置くと一気に華やかさが増します。クラシカルな銀器やキャンドル、シャンパンの泡も光の演出になりますね」

特別な日にはダイナミックなオーブン料理を。

クリスマスに、黒田さんがぜひおすすめ!というのがオーブン料理。手間がかかりそう

と敬遠しがちな方が多いのですが、実はパーティ料理にはぴったりなのだとか。「オーブンに入れてしまえば、あとは待つだけで料理が仕上がってしまうので、その間に片づけをしたり、テーブルセッティングをしたり。できあがる時間が計算できるのもいいですね。クリスマスには、ぜひ丸鶏のローストを。これが意外なほどに簡単なのです!下処理をした丸鶏をオーブンに入れ、付け合わせも一緒に焼いてしまえばできあがり。ダイナミックな鶏の丸焼きはそのままでパーティの主役になります。付け合わせには彩りの美しい野菜を選ぶといいですね。デザートには、これもオーブンでできる焼きりんごを。意外とオーブン1つでできる料理は多いので、徐々にレパートリーを増やしていくとおもてなしの席に役立ちますよ」。もみの木の飾りも、ローストチキンも、簡単にできそう!あたたかな雰囲気と手づくりの料理で、穏やかで幸せな時間をかみしめてはいかがでしょうか。


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鶏のロースト


華やかな見た目に対して、作る手順はとても簡単!

材料(4人分)
丸鶏1羽
塩適量
オリーブオイル適量
ローズマリー1PK
セージ1PK
紫たまねぎ2個
じゃがいも(小さめ)10個


1.丸鶏のお尻の部分の脂を取り除き、お腹の空洞に塩を多めにまぶす。
2.金串にタコ糸を通し、お尻の部分の穴を縫ってふさぐ。
3.表面にオリーブオイルを塗り、多めの塩をまぶし、天板に乗せる。
4.じゃがいもを一緒に天板に乗せ、220℃のオーブンで1時間を目安に焼く。(鶏の大きさにより、焼き時間が異なるので様子を見る)
5.残り30分になったら、皮ごと4等分にした紫たまねぎも天板に乗せて一緒に焼く。
6.焼きあがったら大皿に乗せ、周りにモミの枝を飾り(なければローズマリーとセージでもOK)、紫たまねぎとじゃがいもを飾る。

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焼きりんごとアイスクリーム


バニラやラムレーズンのアイスクリームを添えるのもおすすめ!

材料(4人分)
りんご(紅玉)4個
シナモンスティック4本
〈A〉
バター(ポマード)30g
グラニュー糖30g
シナモン適量
ラム酒少々

〈クランブル〉
無塩バター30g
アーモンドプードル40g
グラニュー糖30g
薄力粉35g


1. クランブルを作る。バターは小さく刻み、冷蔵庫で冷やしておく。材料全てをボウルに入れ、バターを指で潰すように全体をそぼろ状に混ぜ合わせる。180℃のオーブンで20分を目安に焼く。
2. 焼きりんごを作る。りんごの芯を、底の部分は残してくり抜く。竹串で12ヵ所ほど穴をあけ、芯を抜いた空洞の部分まで貫通させる。レンジで4分ほど加熱する。
3. Aを混ぜ合わせ、芯の部分に詰める。シナモンスティックを刺す。
4. 60℃のオーブンで25分を目安に焼く。シロップが出てくるので、ときどきかける。
5. 焼きあがったら焼きりんごを皿に盛り、クランブルを散らす。

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「THE AIRY LIFE」の達人
黒田祐佳 YUKA KURODA

フードコーディネーター、スタイリスト。「ル•コルドンブルー東京校」「リッツ•エスコフィエ•パリ」にてフランス料理•菓子•パンを学ぶ。レストランやカフェなどのオープニング企画やメニュー開発を手がけるほか、TV番組や雑誌におけるフードコーディネートや料理教室など、多岐にわたり活動。

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