理想の部屋選手権2018 | 男性必見! 女子が妄想する「理想の男子部屋」を再現してみた(前編)
こんにちは、オモコロ編集部です。
前回、「男の理想の女子部屋を再現する」という企画を、ここ「Relife mode(リライフモード)」に寄稿させて頂きました。
しかし我々は考えました。
男子側の理想だけを記事にしていてもいいのだろうか? と。
いいわけがない! だって「Relife mode(リライフモード)」のモットーは男女平等のはず!(勘です。間違ってたらすみません)
そう、つまり……
女子が作る理想の男子部屋選手権、本日開幕です!!
今回の企画趣旨
この何もない部屋を理想の男子部屋にするべく自由にレイアウトします。
ちなみに、こちらは女子部屋選手権と全く同じ部屋を使用しております。
挑戦者はこちらの4人。それぞれが1人ずつ理想の男子部屋を作ります。
人の作った部屋をけなすのは禁止とします。(戦争はいつもそこから始まるので……)
それでは、理想の男子部屋作りスタートです!!
エントリーNO.1 モンゴルナイフ
最初の挑戦者はモンゴルナイフ!
早速、理想の男子部屋の設営を始めてもらいましょう。
一見すると旦那のネクタイを洗濯してあげている新妻のようですが、残念ながら実在しない男子の部屋を作っているだけでした。
さあ、一体どんな部屋に仕上がったのでしょうか?
「女っ気のない隙だらけの営業職28歳、松浦 圭介くんの部屋を作りました!」
「きっったな!」
「でも、男の人の部屋って感じがする」
「もちろん! 静岡県出身で、方言が可愛い圭介くんの部屋ですから! さあ、入って入って!」
「おじゃましまーす」
「お酒がめちゃくちゃある」
「圭介くんは営業職だしお酒も大好きです。ちなみに焼酎はキンミヤ派で、ビールはスーパードライ派です。信用できる感がすごくないですか?!」
りょかち
「わかるようなわからないような……」
「なんで、つや姫が床に? なにかいやらしい隠喩……?」
「違いますよ! 前に親からお米が送られてきたんですけど、自炊もしなけりゃ炊飯器も持っていないので完全に放置されてるだけです」
「すごい、見事に女っ気がないですね」
「そうなんです! 女の影を全く感じないところがよくないですか?! ホッとする~~!」
「それはすごいわかる!!」
「女っ気どころか本棚すらない」
「圭介はインテリアにも一切興味がないんで。あと、『キングダム』を読んでる男子って絶対に良い人って感じがしません?!」
「うーーん、それはどうかなぁ……?」
「『キングダム』は面白いけど、メジャーなだけに、普通に極悪人もいっぱい読んでると思う」
「えーー!! でも、その極悪人も仕方なく極悪なだけで、絶対に良い人ですよ!! 絶対!!」
「『キングダム』への信頼感がすごい」
「単行本もあるけど、Kindleも持ってるんだ」
「Kindleの便利さに最近気付いたみたいです! でも、それは同僚からオススメされたからで、基本的にはガジェットとかインターネットとかには疎いんですよ!」
「SNSとかやってないんですか?」
「最初にフェスでみんながステージに向かってプチョヘンザしてる後ろ姿の写真を1枚あげたきり更新してません」
「プチョヘンザ……」
「あと、LINEスタンプも全然買わないし、未だにデフォルトのスタンプを使ってます。可愛い~~!!」
「起きたら起きっぱなしの状態の布団も可愛い~~!!」
「オスの巣という感じがします」
「がさつな人が好きなの?」
「がさつが好き、というより、そもそも完璧な人だったら、入り込む隙みたいなものが見えなくて怖くないですか?」
「なるほど、そうかも」
「その点、圭介は安心できます。いつも少しスベってるし」
「それは嫌じゃない?!」
「でも、一生懸命、人の話とか拾ってくれるんですよ~! 爽やかで性格は良いけど、ちょっとスベってるのが可愛い~~!!」
「でも、いくら隙が大事と言っても、机の周りはさすがにもうちょっと片付けた方がよくないですか?」
「私もそう思うんですけど、男の人って座椅子の周りで自分の世界を完結させようとしません?」
「それはわかる!」
「確かに、パソコン、ティッシュ、ゴミ箱、と全部揃ってる!」
「あと、テレビ台のここにサングラス置きません?」
「それもわかる!!!!」
「なんかそういう掟でもあるの? っていうくらい置きません?」
「置く!!!!」
「それはたまたまそういう人がいた、ってだけじゃない?」
「2人とも同じ人と付き合ってた……?」
「違います!!」
「これは完全に男あるあるです!!」
最終的には、男あるあるを言いたいだけになってしまいましたが、女っ気のない隙だらけの営業男子部屋を見事に再現したモンゴルナイフ。
日頃からこういう妄想ばっかりしているのかと思うと正直、怖いですね。
エントリーNO.2 りょかち
続いての挑戦者はりょかち。
自撮り女子として名を馳せる彼女ですが、一体どういう部屋を作ったのでしょうか。
「意識高めだけどどこかミーハーで中庸な田中 秀(28)くんのお部屋です」
「綺麗な部屋だ!」
「ちなみに職業はデータアナリスト。仕事はできる方で優秀なんです」
「ちゃんと片付けられてる……。神経質なのかな……?」
「これが普通の部屋」
「ていうか、何このかけてあるジャージ?! だっさ~~~~~い!!!」
「それは秀くんのパジャマです。高校時代のジャージをまだ着ています。肌に馴染むんでしょうね」
「当たり前のように匂いを嗅ぐな」
「昇天するな」
「気に入るな」
「他の持ってる服もヤバいですね」
「うわぁ~~~~」
「絶対にオタクじゃないですか!!」
「だってほら、本棚の本も一見すると意識高い系ですけど……」
「奥に『いちご100%』がギッシリ詰まってる!!」
「気付かれちゃいましたか」
「未だに『いちご100%』を隠してる28歳って大丈夫?」
「大丈夫です」
「それに、そこまでオタクってわけでもなくて。この持ってるブルーレイディスクを見てください」
「『アメトーーク』と『ソーシャル・ネットワーク』とアイドルのDVD……?」
「なんというか……、すっごいミーハーそう……」
「私、ギャップのある中庸な人が好きなんです」
「ギャップのある中庸……?」
「例えば、秀くんはプライドがすごい高くて無口なんですけど、可愛い物は好きなんです」
「めちゃくちゃありがちなギャップ!」
「中庸でしょ?」
「友達は少ないけど、本当は仲良くなりたいから文化祭とか大好きで、その頃のポスターをまだ飾ってるんです」
「めちゃくちゃありがちなギャップ~~~!!」
「右側の外国人ファミリーの写真は一体……?」
「それは高校の頃に3ヶ月留学してたオーストラリアのホストファミリーです」
「ありがちな留学先!!!」
「中庸でしょ?」
「こんなに自分のタイプの男性を言う時に、中庸を連呼する人初めて見た」
「ちなみに、部屋の奥にはスタンド型の間接照明があって、それを点けるとこうなります」
「セックシ~~~~~!!」
「大人の夜の部屋だ……」
「でも、この照明、自撮り女子的にはマイナスなんです。ちょっと試しにモンゴルナイフさん、一緒に自撮りしてみましょうか」
「こういう風に下から照明が当たっちゃうのは、いわゆるブス照明です。光量も弱いし」
「確かに、怪談をする時みたい」
「こうやってちゃんと上に光源があるのが自撮り的にはベスト」
「りょかちさんの自撮り力、すごっっっ!!!!!!!!!」
「中庸の話を聞いていたら、なぜか自撮りの勉強までできてしまった」
「自撮り女子、恐るべし……」
「こういう解説をして、『この照明じゃ全然良く撮れないじゃ~ん』と喧嘩しながら一緒に彼と自撮りを撮りたい。撮りたいだけの人生だった……」
「どうしたの? りょかちさん死んじゃうの……?」
好きなタイプが中庸という珍しい好みを反映させたりょかちの男子部屋。なぜか自撮りの勉強も出来たので、得した気分です。
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