【蒲田の住みやすさ】ディープグルメと住みやすさが魅力の街
古くからの繁華街として知られる蒲田は、実は「住みやすい街」という側面も持っています。使いやすい鉄道路線、ディープな食文化、そして区役所や警察署などの官公署が集中しているのも便利。
今回は、知れば知るほど魅力的な蒲田の見どころを紹介していきましょう。
<目次>
【1】3社5路線が利用可能で、羽田空港にも近い
【2】充実の駅ビル&商店街で生活必需品はすべてそろう!
【3】大田区の主要施設がそろう利便性の高さ
【4】充実した街の機能を活かしながら暮らす
【5】蒲田インタビュー:蒲田グルメ黎明期に飛躍した羽根つき餃子
【6】賑やかでグルメも充実。交通の便も良し!だから蒲田に住みたい
【1】3社5路線が利用可能で、羽田空港にも近い
蒲田は、JR、東急電鉄、そして少し足を延ばせば京浜急行電鉄という、3社5路線が利用できる非常に便利な街です。
まず蒲田駅は、JR京浜東北線・根岸線が利用でき、品川駅(約10分)、新橋駅(約19分)、東京駅(約24分)、秋葉原駅(約28分)など、主要なエリアが30分圏内であることに加え、大宮まで乗り換えずにアクセスできます。そして川崎駅(約4分)、横浜(約18分)と、神奈川エリアへのアクセスも優秀です。
また、東急電鉄は東急多摩川線、東急池上線の2路線が利用可能で、東急多摩川線からは多摩川駅で東急東横線、東急目黒線への乗り換え、東急池上線は、旗の台駅で大井町線、五反田駅でJR山手線と都営浅草線への乗り換えが可能です。
一方、蒲田駅から徒歩12分程の距離にある京急蒲田駅は、羽田空港へのアクセスがしやすいという点がポイント。新幹線の停車する品川駅、そして羽田空港へのアクセスが便利ということで、蒲田は出張が多いビジネスパーソンにとっても便利なエリアといえます。
蒲田の歴史
蒲田には時代ごとにさまざまな顔があります。1895年に開所された松竹の「蒲田撮影所(現在は大田区民ホール・アプリコ)」などが有名で、映画関係者が多く住む映画の街でした。一方、1931年の満州事変を境に、多数の町工場が建ち並ぶ工業の街として発展。1945年4月15日の空襲(東京城南空襲)により、蒲田は地域の99%が焼失したともいわれる被害に遭いましたが、戦後の高度成長期に、再び工場(こうば)の街として復活。駅前は、そんな工場の従業員が立ち寄る繁華街として栄えました。
【2】充実の駅ビル&商店街で生活必需品はすべてそろう!
蒲田には2つの駅ビルがあり、ほとんどの買い物のニーズに応えることができます。まずJR蒲田駅の駅ビル「グランデュオ蒲田」は9階建ての西館と6階建ての東館があり、スーパーやファッション、レストラン、書店といった店舗が充実。一方、東急電鉄蒲田駅の「東急プラザ蒲田」は地下1階から7階までの駅ビルで、屋上には都内唯一の屋上観覧車を持つ遊園地「屋上かまたえん」があり、親子で楽しむことができます。なお、京急蒲田駅にも「あすとウィズ」があり、スーパーやドラッグストア、レストランがあります。
蒲田駅西口には「ドン・キホーテ 蒲田駅前店」「蒲田西口商店街」、蒲田駅東口から京急蒲田駅までを結ぶ「蒲田東口商店街」もあり、駅ビルと組み合わせることで、食事から日々の買い物まですべてまかなうことができるでしょう。
ディープな蒲田グルメで王道の味を堪能する
ラーメン、餃子、からあげ、とんかつなど、蒲田は定番かつディープな食のエリアとしても有名。蒲田駅西口に「日本工学院専門学校」「東京工科大学」があるので学生も多く、お一人様でも大歓迎のお店が多いことも特徴です。伝統を守り抜くお店に加え、新たな食文化をもたらすニューカマーも見逃せません。
蒲田は東京屈指のラーメン激戦区ですが、その中でも今年で創業21年のお店が、蒲田駅東口からほど近くにある「和風らーめん 和鉃」です。店長さんによると、店名も味も、場所も変わっていないという意味では、蒲田のラーメン店では最古とのこと。長きにわたって愛されている秘訣はなんといっても味でしょう。魚介の出汁が香るスープは店名通り、和の味わい。その上、旨みは十分でしつこくなく、飽きのこないラーメンはまさに蒲田の味のスタンダードといえます。
蒲田でからあげといえば、2022年で創業94年の老舗・鳥久を体験しなければはじまりません。伝統のからあげは、まるで白雪をまとったかのような独特のビジュアル。その正体は片栗粉で、さっくりとした歯ごたえとなっています。醤油ベースの味わいは、一度食べたらやみつきになること間違いなし!
冷めてもおいしいことがポイントで、お弁当との相性の良さは圧倒的です。毎日お昼過ぎには、ほとんどのお弁当が売れ切れてしまうほどで、鳥久の人気ぶりを物語っています。
蒲田は、ラーメンや餃子などのジャンルは都内屈指ですが、カフェのような癒しの食文化はこれから伸びしろがある領域です。その先鞭をつける存在といえるカフェが、蒲田駅西口から5分、「日本工学院」のそばにあります。「蒲田カフェ」は、「蒲田に新しいカフェ文化を」をキーワードに、2021年にオープン。
メニューは、まずこだわりのスペシャルティコーヒーをぜひ、味わってみてください。自慢のカフェ飯も充実しており、午後のひとときを過ごすだけではなく、ランチやディナーでも楽しみたいお店です。
【3】大田区の主要施設がそろう利便性の高さ
蒲田は大田区の中心といえるエリアで、「大田区役所」「蒲田税務署」「蒲田警察署」と官公署が集中しており、各種手続きは圧倒的に便利です。そのほか「大田区民ホール・アプリコ」、「大田区産業プラザ・ピオ(PiO)」などの文化をサポートする施設も充実。「大田区産業プラザ・ピオ(PiO)」では定期的にセミナーやワークショップ、チェスなどのゲーム大会といった各種イベントが行われます。
また、蒲田には働く人の強い味方、コワーキングスペースも点在しますので、リモートワークなどでの利用に大変便利です。
健康に暮らすために大切なのが医療機関ですが、蒲田駅の南側には「牧田総合病院」、北側には「東邦大学医療センター大森病院」といった総合病院があり、両院とも救急受診に対応している点も心強いです。
週末に1週間の疲れた体を芯から癒したいなら、「蒲田温泉」に行かない手はありません。蒲田は知る人ぞ知る、真っ黒な黒湯を銭湯で堪能できるエリア。1937年創業の「蒲田温泉」は、蒲田エリアの銭湯の中でも老舗中の老舗です。その効能は体の痛みの解消や疲労回復など、ビジネスパーソンの強い味方になること間違いありません。
また、2023年の年明けに男性歌謡コーラス・グループ「純烈」のショーが予定されている2階の大広間でくつろぎながら、食事を堪能するのもおすすめです。おみやげには、ある有名女優がプライベートで着ていたことで大ブレイクしたという「蒲田温泉Tシャツ」も見逃せません。
【4】充実した街の機能を活かしながら暮らす
駅前や商店街は賑やかな蒲田ですが、少し駅周辺から離れるだけで、意外と落ち着きのある住環境が整っています。駅周辺の充実したお店や公共インフラを活用しつつ、住環境を確保することが可能なエリアといえるのです。特に環状八号線、第一京浜という主要幹線道路から外れた西側や北側は、住まいを選ぶ上でのメインエリアになるでしょう。
繁華街ということで駅周辺には公園や緑はまばらですが、京急線の六郷土手駅まで足を延ばせば、広大な多摩川河川敷で存分に自然の息吹を感じることができます。
【5】蒲田インタビュー:蒲田グルメ黎明期に飛躍した羽根つき餃子
蒲田といえば、餃子の街としても有名です。蒲田駅周辺を中心に、多数の中華料理店がありますが、その中でも元祖羽根つき餃子(ぱりぱりの羽根がついた餃子)のお店が、京急蒲田駅のほど近くにある「你好(ニーハオ)」。元祖だからこそ妥協できないこだわりや、蒲田の印象について、創業者の八木功さんにお聞きしました。
──そもそも羽根つき餃子はなぜ誕生したのでしょうか?
八木さん(以下敬称略):
1972年の日中国交正常化の年、私が中国の大連から日本へ帰ってきたとき、まだ日本語がわからなくて、何も仕事ができなかったんです。それで小学生の子たちに混じって、学校へ通いました。週末になると学校の先生方が遊びに来るのですが、そのときに餃子を作ってごちそうしたら、「これはおいしい!」といってくださって。
──お店を出す前に、もうおいしい餃子を作られていたんですね。
八木:
ただ、中国で餃子といったら茹で餃子が基本ですが、日本では焼き餃子なんですよね。中国で焼き餃子といえば、残って冷たくなった餃子の食べ方ですからあまりなじまなくて。なので、ほかのお店に行って、日本の餃子の焼き方を知ったのですが、普通に焼いたらほかのお店との違いがありません。そこで、中国で食べた焼き肉まんを思い出しました。そのやり方で焼いているときに、偶然できたのが羽根つき餃子です。「これはいいな」と思って学校の先生方に出したら、「すごくおいしい。お店を出した方がいいよ」といってくれて。それが「你好」の餃子を作るきっかけになりました。
──「你好」の羽根つき餃子には、どんなこだわりがあるのでしょうか?
八木:
1つめは野菜を機械で切らないこと。機械で切るとどうしても力がかかりすぎて、ギュッと絞ってしまうので、野菜のうまみが全部流れてしまいます。2つめは、ひき肉を使わないこと。最初からひき肉の状態で仕入れると、どんな肉が入っているかわかりませんから。本当においしい肉をブロックで仕入れて、それを店で細かくして使っています。3つめは粉を練るときに、水ではなくお湯を使うこと。80度の熱いお湯で練ると生地がおいしくなるんです。今でも私が餡を仕込んでいます。ほかの人に任せると、味が変わってしまいますからね。
──本当においしそうですね。
八木:
まず、そのまま何もつけずに食べてみてください。
──皮がぱりぱりで中から肉汁があふれ出て、そのままで食べるのがおいしいですね!
八木:
でしょう?うちの常連さんたちは、基本的になにもつけずに食べます。醤油、お酢はご飯といっしょに食べるときぐらいですね。ラー油は、餃子の味が変わるのでおすすめしません。
──八木さんは蒲田にどんな印象をお持ちですか?
八木:
私がお店を出したときは、蒲田の周りはまだ寂しかった。中華料理店は1店舗もありませんでした。それから考えると、とても賑やかになりましたね。私が持つ蒲田の印象は、人が優しいということです。私がここまでやってこられたのも、そんな優しい人たちやお客さんに支えられてきたから。昨今はさまざまなものが値上げラッシュですが、うちはそのままです。それはお金のことよりも、「みんなに喜んでもらいたい」ということが、料理を作る原点にあるからなんです。蒲田に住んだら、ぜひ常連さんになって、毎日食べにきてほしいですね。
<取材協力>
你好 別館
東京都大田区蒲田4丁目25−7 ハネサムビル21 地下1階
【6】賑やかでグルメも充実。交通の便も良し!だから蒲田に住みたい
毎日自由にさまざまな食文化を楽しみ、仕事も休日も充実させたい。そんな贅沢な生活は、蒲田に住む人だけの特権かもしれません。
エネルギッシュに毎日を送りたい方なら、きっと蒲田で存分に楽しむことができるはずです。
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「交通」JR 京浜東北線「蒲田」駅 徒歩10分、東京急行電鉄 池上線「蒲田」駅 徒歩11分、京浜急行電鉄 京浜急行線「梅屋敷」駅 徒歩12分、京浜急行電鉄 京浜急行線「京急蒲田」駅 徒歩13分
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河合宏之
東京生まれ。住んだことのある街は志村坂上。フリーライターとして活動するかたわら、アニメーション文芸としてアニメ作品の世界観設定などに携わる。
※2022年8月に取材しました。
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