【武蔵小山の住みやすさ】再開発で“今”と“昔”が共存する魅力満載の街
武蔵小山は目黒区と品川区の境にある街。古くから商店街が栄え、中でも「武蔵小山商店街パルム」は、全長800mの東京一長いアーケード商店街として知られています。都心まで30分圏内でありながら住みやすい下町として人気がありましたが、近年、大規模な再開発が進みタワーマンションが続々誕生。ますます注目を集めています。
今回は、今と昔の景色が共存する、武蔵小山の魅力に迫ります。
<目次>
【1】目黒駅へ3分、渋谷駅へは約15分。大手町までも30分以内!
【2】250店のお店が連なる「武蔵小山商店街パルム」をはじめ、5つもの商店街がある街
【3】遠出しなくても武蔵小山には温泉がある。健康管理も心配なし
【4】平坦な道で、公園や隣駅までのお散歩も楽しい
【5】武蔵小山インタビュー:景観は変わっても、下町人情は変わりません
【6】都心に近いのにホッとできる街。だから武蔵小山に住みたい
【1】目黒駅へ3分、渋谷駅へは約15分。大手町までも30分以内!
武蔵小山駅は東急電鉄目黒線の急行停車駅。目黒線は東京メトロ南北線と都営三田線に乗り入れており、平日朝8時台に乗り換えなく、永田町駅や大手町駅へも20分程度で行くことができます。また、2駅先、3分で着ける目黒駅でJR山手線に乗り換えれば、渋谷駅まで約14分、新宿へは約21分、五反田駅や大崎駅へのアクセスも抜群です。
下り方向は横浜方面へのアクセスがよく、みなとみらい駅まで約34分。2023年には東急電鉄の新線が開通し、新横浜駅も直通で行けるようになるそうです。
武蔵小山の歴史
武蔵小山の発展は大正時代から。1923年に目黒蒲田電鉄の「小山駅」が開業。ほどなくして関東大震災が起こり、家を失った多くの人が移り住みました。その後、第二次世界大戦の東京大空襲によって大きな被害を受けましたが、1947年には武蔵小山商店街協同組合が結成され、復興への道を進み始めます。いちはやくアーケードを取り入れたこの商店街は1982年、東京都の「モデル商店街」の認定を受けました。激動の昭和の時代を経て平成に入ると、2006年に武蔵小山駅が地下化。さらに2014年に大規模再開発の都市計画が決定されます。現在も駅前を中心に、「賑わいがあり歩いて楽しく、生き生きとした活力の感じられる街並みの形成」を景観目標に、再開発が進んでいます。
【2】250店のお店が連なる「武蔵小山商店街パルム」をはじめ、5つもの商店街がある街
武蔵小山駅周辺には、駅前から二股に分かれたアーケード商店街「武蔵小山商店街パルム」を筆頭に、「武蔵小山一番通り商栄会」「後地商店連合会」「小山26号線通り振興会」「武蔵小山西口商店街」と、5つもの商店街があり、広範囲に渡り、様々なお店が軒を連ねています。
雨に濡れずにあらゆるお買い物が可能なのは、アーケード商店街ならでは
武蔵小山のシンボルともいえる「武蔵小山商店街パルム」は全長800mのアーケード商店街。その中に約250もの店舗が軒を連ねており、大抵のものはここでそろうといってもよいほど。ドラッグストアや100円ショップのほか、リサイクルショップもアーケード内にあります。
商店街では、店構えに懐かしさも感じる、昔ながらの個人商店も元気に営業中。「イエトミ」は、定番商品から話題の文房具、ファンシー雑貨を取り扱う店。近隣のお子様たちがかわいい文房具を求めて集まっています。生活雑貨や陶器がそろう「マルセイ」や、和の履物を取り扱う「富士屋履物店」など、長く続く店が商店街を支えています。
商店街と共存共栄!ランドマークや大手スーパーが多数あるのもうれしい
商店街のほかにも、武蔵小山のランドマークを目指して誕生した「パークシティ武蔵小山ザ モール」にはショッピングゾーンがあり、人気のカフェや居酒屋などが入店。休日には住民の憩いの場として賑わっています。
さらに、武蔵小山には生活に必須のスーパーも多数。武蔵小山駅から徒歩圏内に「オオゼキ 武蔵小山店」「ライフ 武蔵小山店」「業務スーパー 武蔵小山店」があり、駅ビルには「東急ストア武蔵小山駅ビル店」が入っています。お天気や帰り時間によって、使い分けができそうです。さらに「ビオセボン 武蔵小山店」「ピカール 武蔵小山店」「カルディコーヒーファーム 武蔵小山店」など輸入・オーガニック系のスーパーもそろっているので、料理のバリエーションも広がること間違いなし!
懐かしいだけじゃない。おしゃれな専門店も点在
アーケードを出ても、まだまだ心惹かれるお店があるのが武蔵小山。
「アマメリア エスプレッソ(AMAMERIA ESPRESSO)」は、こだわりのスペシャルティコーヒーを楽しめるカフェ。店主の石井利明さんが12年前に武蔵小山に惚れ込んでお店をオープン、今ではすっかり街に溶け込んだ存在になりました。石井さんによると、「最近ではご自宅でスペシャリティコーヒーを楽しむお客様も増え、豆の販売にも力を入れています」とのこと。
ほかにも、武蔵小山にはモダンな店構えとハイクオリティなスイーツが評判の「パティスリィ ドゥ・ボン・クーフゥ(patisserie de bon coeur)」など、わざわざ遠方からその店を目指して人が訪れる、おしゃれな名店が点在しています。
子育て世代にうれしい、親子カフェもあり!
子育てのしやすさも武蔵小山の魅力のひとつ。2006年から武蔵小山の親子を見守ってきた親子カフェ「オールデーホーム(ALL DAY HOME)」の小泉友香さんによると、「武蔵小山の人は気さくな方が多い印象。治安も良く、子育てするにはぴったりの場所だと思います。最近はパパとお子さんでいらっしゃる方々が多いんですよ」とのことです。
【3】遠出しなくても武蔵小山には温泉がある。健康管理も心配なし
武蔵小山には、なんと温泉もあるんです。武蔵小山駅から徒歩5分に位置する「武蔵小山温泉 清水湯」は、黒湯と黄金湯という2種類の天然温泉が楽しめる大人気スポット。まるで温泉地に来たかのような風情のある露天風呂を銭湯価格で楽しめるとあって、常に多くの老若男女でに賑わっています。
天然温泉で日々の健康管理をしつつ、いざというときに頼りたいのが病院ですが、武蔵小山は個人開業のクリニックが充実。かかりつけの病院がすぐに見つかるはずです。
また、大きな病院としては、武蔵小山駅から徒歩では20分程、自転車なら10分程で「昭和大学病院」へ行くことができます。病床数815床、救命救急センターや特定機能病院としても認可されていて、武蔵小山だけではなく、周辺地域一体の医療をはじめ、先進医療を求めて遠方からの患者さんの治療も担っています。
【4】平坦な道で、公園や隣駅までのお散歩も楽しい
武蔵小山駅の周辺は平坦な地形で、徒歩や自転車での移動が楽。隣駅の西小山駅や不動前駅までお散歩するのは地元の人にとっては普通のことだそう。また「武蔵小山商店街パルム」を抜けた先には、こちらも有名な「戸越銀座商店街」があり、気がつくと戸越銀座駅まで歩いていたなんてことも。これなら買物や散歩を楽しみながら運動不足が解消できそうです。
徒歩5分で行ける都会のオアシス「林試の森公園」
武蔵小山駅から徒歩5分の位置に広がる「林試の森公園」は、近隣住人の癒しスポット。
元々国の林業試験場として整備されていた場所を公園にしたことから、さまざまな樹木が生い茂っており、樹齢100年を超えるものもあります。中でも芝生広場のクスノキは圧巻で、公園のシンボルツリーとして親しまれています。
公園内には池や水路もあって、木々の中にキラキラと水面が輝く景色が広がります。その美しさに、ここが都会だということを忘れてしまいそうです。
【5】武蔵小山インタビュー:景観は変わっても、下町人情は変わりません
駅からアーケードを進み、最初の角を左へ曲がってしばらくすると、一際印象的なグリーンが目に入ってきます。武蔵小山で樹形と鉢にこだわったインテリアグリーンのお店「トランシツプ(TRANSHIP)」店長の文屋泉さんに、武蔵小山の魅力について伺いました。
――奥にも店舗があるようですね、同じ空間に2つのお店があるんですね。
文屋さん(以下、敬称略):
はい、奥のお店はフレンチビストロの「エメ(Ema)」です。バスク地方の郷土料理や美味しいワインを召し上がれる隠れ家的なお店です。以前は店内全体がアンティーク家具を取り扱う店だったのですが、4年程前にグリーンショップを始めるにあたり、奥の空間を有効活用するために2店舗が入る形態になりました。
――素敵なグリーンがいっぱいですが、「樹形」とは何ですか?
文屋:
文字通りなのですが、その植物の形のことです。大きさや枝ぶり、葉のつき方…同じ種類でもそれぞれ違いますよね。私たちは仕入れのときに、それらを一つひとつ見て「素敵だな」と思うものを厳選しています。
――だからおしゃれなんですね。種類もたくさんあるようですが、どのようなものが人気ですか?
文屋:
今はフィカス・ウンベラータやフィカス・ベンガレンシスの2種類が人気ですね。ゴムの木の仲間なのですが、樹皮が白っぽいので、お部屋の雰囲気が明るくなるんです。
――そのようにインテリアとの相性もアドバイスしてくれるのでしょうか。
文屋:
もちろんです!駅前のタワーマンションに引っ越して来られた方も多く来店されるのですが、インテリアのテイストだけでなく、そのグリーンをどこに置くのか、どんな日当たりなのかなど、具体的にお話を聞いて提案させていただいています。近隣でしたらお届けにも伺っているんですよ。
――それはうれしいですね。ところで文屋さんにとって、武蔵小山はどんな街ですか?
文屋:
武蔵小山は交通の便がいいのに、都会過ぎずリラックスできる街ですね。私自身も25年程武蔵小山に住んでいるのですが、昔はどこを見渡しても下町という感じでした。再開発で街の景観は変わりましたが、下町人情は変わらない。ちょっと歩くと声を掛けられて…誰とも挨拶しないで商店街を横切ることはできないです(笑)。若い世代が増えたことで、ハイエンドなお店も増えて、ますます住みやすくなっていると思います。ぜひ、武蔵小山に住んでいただき、この街の新しさや昔ながらの雰囲気をご一緒できたらうれしいですね。
<取材協力>
TRANSHIP
東京都品川区小山3-11-2-1F
【6】都心に近いのにホッとできる街。だから武蔵小山に住みたい
古き良き商店街の雰囲気と新しい施設やお店が良いバランスで混在する武蔵小山。いろいろなものを受け入れる優しさが、この街と人から伝わってきます。便利さと心のゆとりをどちらも大切にしたい。そんなライフスタイルを求める人におすすめの街です。
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橘川麻実
千葉県の北西エリア出身。東京の東〜南エリア、神奈川の西〜海側が守備範囲。「情報は足で稼ぐ」をモットーに、リアルな街の今をお伝えします。
※2022年7月に取材しました。
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