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大泉学園は学園都市構想として開発された街
大泉学園

大泉学園の住みやすさって?アニメ発祥の地は通勤も買い物も便利な街

大泉学園は100年近く前、教育機関を中心に高級住宅地を整備するという“学園都市構想”として開発された街。碁盤の目のように整備され、広い区画を持つ宅地開発が特徴の人気エリアです。
都心へのダイレクトアクセスも可能で、長いあいだ住宅地としての人気を維持し続けてきているエリアです。さらに2000年以降には駅周辺の再開発が行われ、大きなショッピングモールが2つできるなど、利便性もぐんと高まりました。

今回は、日本のアニメ発祥の地として知られ、通勤・通学や買い物にも便利で魅力的な街・大泉学園について紹介します。

【1】都心の主要な街にも1本で簡単にアクセスできる

大泉学園駅

大泉学園駅には、西武池袋線の各駅停車や通勤急行、通勤準急、準急が停車。池袋まで約18分で出ることができます。また、東京メトロ有楽町線や副都心線、東急東横線に乗り入れているので、乗り換えなしで新宿三丁目駅や渋谷駅などにも移動可能。さらに、横浜高速鉄道みなとみらい線にもつながっているので、元町・中華街駅にも乗り換えなし、1時間程で行けます。
練馬駅で都営地下鉄大江戸線に乗り換えれば、六本木などにも簡単にアクセス。将来的に都営地下鉄大江戸線の光が丘駅から延伸が計画されており、大泉学園駅の北部に「大泉学園町駅(仮称)」が誕生する予定とのことで、駅を挟んだ周辺エリアの、今後の発展が楽しみです。
車では、大泉学園は関越自動車道の練馬ICや外環自動車道の大泉ICが利用しやすいエリア。練馬ICから軽井沢方面には2時間程度、大泉ICから秩父方面へは1時間半程度で出られ、日常から離れた週末のレジャーを楽しむことができます。

大泉学園の歴史

明治初期、この辺りは埼玉県の一部で、「小榑(こぐれ)村」という呼称でした。その後、明治の半ばには東京府に併合され、「大泉村」に。さらに大正時代になってから、学園都市構想の1つとして高等教育機関の誘致や大規模な住宅開発が進められました。高等教育機関の誘致は実現しませんでしたが、高級住宅地は昭和初期から分譲がはじめられ、たちまち人気エリアに。碁盤の目のように整備された街並みは、今でも維持され続けています。
大泉学園はアニメ発祥の地とも、アニメの聖地とも呼ばれていますが、これは日本で最も古い歴史を持つといわれる東映動画株式会社(現・東映アニメーション株式会社)が、練馬区東大泉で1956年に創立されたことによります。

【2】南口・北口それぞれに大型ショッピングモールを有する

大泉アニメゲート

近年の再開発によって、大泉学園の駅前は行き来しやすいよう整備されています。
「大泉アニメゲート」と呼ばれる北口の歩行者道路には、アニメ発祥の地である大泉学園ならではのブロンズ像が!練馬区名誉区民である、漫画家の松本零士さんによる「銀河鉄道999」のキャラクター、星野鉄郎とメーテルなど、さまざまなアニメキャラクターが並びます。

駅前には大型ショッピングモールが2つあり、いずれもペデストリアンデッキ(建物を高架でつなぐ歩行者専用通路)でつながっているので大変便利。南口には2002年開業の「ゆめりあフェンテ」、北口には2015年開業の「グランエミオ大泉学園」があり、いずれもスーパー、カフェ、雑貨店、書店、クリニックといったさまざまな店舗が入っているため、ほとんどのものはここでまかなうことができます。スーパーは、グランエミオ大泉学園内に「食品館あおば大泉学園店」が、ゆめりあフェンテ内には「ライフエクストラ 大泉学園駅前店」と、大型店が各1店ずつ。特に「ライフエクストラ 大泉学園駅前店」は24時まで営業しているので、帰りが遅くなった日でも安心です。
また、駅北側には「東大泉仲町銀座商店街」もあり、昔ながらの店舗がずらり。人情味あふれるお店で、店主と交流しながら気軽に買い物ができそうです。

客層の幅広い、地元に根づいたお店がいっぱい

ル・ジャンボン

ル・ジャンボンの店内

大泉学園駅から徒歩10分程、住宅街の中にある「ル・ジャンボン」は、1983年創業の手作りハムソーセージ専門店。店頭にはさまざまな種類のハムやソーセージが並んでおり、中でも人気なのは「大泉さくらの時代ハム」。1本1本布で手巻きし、大泉の桜の原木でスモークしたという、香り豊かなハムです。さらに、ハンバーグや黒毛和牛肉の赤ワイン煮など、リッチな気分が味わえるお惣菜メニューも人気の品。1〜2週間は日持ちする真空パックなので、買い置きしておけるのがうれしいところです。

魚料理の店 鮮魚まるふく

魚料理の店 鮮魚まるふくの店内

魚料理の店 鮮魚まるふくの刺身定食

駅からほど近いところにある「魚料理の店 鮮魚まるふく」は、新鮮な魚をリーズナブルに食べられるお店。魚屋出身の社長がみずから目利きしているそうで、海鮮丼や刺身定食、焼き魚定食、煮魚定食など、どれもおいしくボリューム満点と評判です。平日は主婦やサラリーマン、土日は家族連れと、幅広い層のお客様に愛されている地元に根づいた名店。11:30〜22:00までと、中休みなくずっと営業しており、いつでも行けるのも魅力です。

東京ワイナリー

東京ワイナリーは店内で醸造し、販売しています

「東京ワイナリー」は、2014年に開設された、都内初のワイナリーです。自然なブドウの味わいを活かし、すべて無濾過で、できるだけ余分なものを足したり引いたりしないにごり生ワインを店内で醸造し、販売しています。元々野菜の卸しをしていたオーナーが、東京の野菜に合うようなワインを造りたいということで、この大泉学園に開業。ワインといっしょに料理を楽しむ飲食スペースも併設されています(土日祝のみ営業)。また、お店ではワインの量り売りもしているそうで、お客様が空きビンやペットボトル持参で買い求めに来るそうです。100mlから手軽に買えるとのことなので、ぜひ試してみては?

トレント洋菓子店(trento)

トレント洋菓子店(trento)のロールケーキ

大泉学園にお店を構えて40年近くになるという洋菓子店「トレント洋菓子店(trento)」。手書きのポップにあたたかみがあふれ、地元で愛され続けているのもよくわかります。定番商品のひとつであるソフトクリームは、4月から10月の販売。優しい甘さとなめらかな食感がクセになるおいしさです。夏の暑い時期には表のベンチに座って食べるお客様の姿も見かけました。また、土日限定のアップルパイも人気の品。早い時は30分で売り切れてしまうそうなので、11時と15時の焼き上がり時間を狙って行きましょう。

和菓子 大吾

和菓子 大吾の銘菓「爾比久良(にいくら)」

大泉学園駅からバスで6、7分のところにある「和菓子 大吾」。銘菓「爾比久良(にいくら)」は、黄味羽二重時雨餡(黄味餡の一種。卵黄と白餡を合わせて練り上げ、裏漉ししたもの)の中に小豆餡と丸栗を入れたもので、緑茶に良く合う上品なお菓子。昭和天皇訪米時の献上品としても知られています。このほか、香ばしい胡桃入りの求肥生地で丹波産の大納言小豆を包んだ「大納言くるみ餅」なども人気の品。
最近では、猫の後ろ姿を模したかわいらしい「ねこ饅頭」も、若いお客様を中心に注目を集めているそうです。味良し、見た目良しで話題性抜群の一品、お持たせにはぴったりかもしれません。

和菓子 大吾の「ねこ饅頭」

【3】大泉学園には文化や芸術を身近に感じられる施設が多数

大泉学園ゆめりあホール

大泉学園駅北口に位置する「大泉学園ゆめりあホール」は、クラシックやジャズのコンサートが頻繁に開催されている小さなコンサートホール。駅から15分程歩いたところにはシネマコンプレックスの「T・ジョイSEIBU大泉」もあり、文化や芸術を身近に感じられる環境が整っています。
また、大泉学園は日本アニメ発祥の地であり、「T・ジョイSEIBU大泉」の向かいには、半世紀以上にわたり数々の名作を生み出してきた「東映アニメーション大泉スタジオ」があります。その1階には、アニメの原画や資料が展示された「東映アニメーションミュージアム」も。人気のアニメキャラクターと写真が撮れたり、遊具も楽しめたりしますので、親子で映画を見に行った折には、ぜひ寄ってみてはいかがでしょうか。

【4】整然と区画整理された、緑豊かな住宅街

大泉学園は閑静な住宅街

大泉学園は緑の多い、整然とした道が特徴的

駅から歩いですぐのところに見えてくるのは、閑静な住宅街。特に東大泉エリアは、自然景観を維持するために定められた“風致地区”として建築物の高さや色彩、植栽などについて厳しく規定されているため、美しい街並みが保たれ続けています。緑の多い、整然とした道が特徴的です。

さらに、少し足を延ばして20分程歩けば、「石神井公園」に行くことができます。石神井公園は、三宝寺池、石神井池の2つの池を中心とした、武蔵野の豊かな自然を味わえるスポット。春は桜、秋は紅葉…と、美しい景色に癒されます。石神井池でのボート遊びもおすすめ。
また、駅から徒歩10分程のところには、23区内唯一の牧場「小泉牧場」があり、入場無料で見学できます。地元に愛されている牧場で、小学校からの依頼で牧場見学や体験学習などが行われることもあるとのこと。お子様に、貴重な「食」や「命」の教育ができる場所です。

【5】大泉学園インタビュー:“焙煎したて”にこだわった、地元民から愛されるコーヒー店

ゴンゾウ カフェ&ビーンズ(GONZO CAFE&BEANS)
※提供:GONZO CAFE&BEANS

駅から徒歩7分程のところにある「ゴンゾウ カフェ&ビーンズ(GONZO CAFE&BEANS)」。「権蔵」の愛称で親しまれ、世界中から直輸入した高品質の豆を、鮮度にこだわって店頭で焙煎し、焼き立てを販売しているというコーヒー豆専門店です。
店内にはカフェも併設されており、一歩店内に入ると、ふわっとコーヒーのいい香りが漂ってきます。平日のお昼過ぎにもかかわらずカフェは満席で、近所の方たちの憩いの場となっている「ゴンゾウ カフェ&ビーンズ」。飼い猫の名前が由来だというお店のオーナー・山川健志さんに話を伺いました。

――大泉学園にお店を出した理由というのは?

山川さん(以下、敬称略):
僕は以前、同じ練馬区の関町のほうに住んでいて、元々この辺りの土地勘はあったんですけど、若いご家族の方から年配の方まで幅広い層がいらっしゃるなという印象があって。それで調べてみたら、やっぱり住んでいる方の年齢層が幅広いんですね。そこで、お店を出すにはちょうどいい場所かなと思って大泉学園を選びました。

――カフェスペースもあって、とても素敵なお店ですね。

山川:
ありがとうございます。元々はコーヒー豆屋さんをやりたかったんですけど、物件が意外と広くて(笑)。席を作ったら、お客さんが結構入ってくれるようになりました。夏休みにはお子さん連れの方もいらっしゃいますね。

――メニューにはお子さんも飲めるミックスジュースがあるんですね。

山川:
僕が関西出身なんです。関西だと喫茶店にミックスジュースは定番なので。

――そうだったのですね。大泉学園でお店を開いてみて、いかがでしょう?

山川:
すごくいい街だと思います。自治会がしっかりしていて横のつながりがありますし。それに、東京の中では自然が多いほうですね。畑もたくさんありますし、すぐそこにある「加藤農園」では、夏には「巨大とうもろこし迷路」っていうイベントが催されているんです。ほかに、牧場見学ができる「小泉牧場」もあって、お子さん連れで楽しめるところが多いですね。

ゴンゾウ カフェ&ビーンズ(GONZO CAFE&BEANS)の店内風景
※提供:GONZO CAFE&BEANS

――このお店をやっていく上で大事にしていることは何でしょうか?

山川:
一番は鮮度ですね。コーヒー豆を自分で焼いているんですけど、焼いてすぐ出してすぐ売るっていうことを大事にしています。やっぱり、コーヒー豆って、時間が経つとおいしくなくなっちゃうか、香りが弱くなっちゃうんです。焼きたての豆の香りを楽しんでもらうっていうのがこの店のコンセプトですね。

――たくさんの種類のコーヒー豆がありますが、お客様に人気なのはどれですか?

山川:
モンテ・シオンが一番人気ありますね。エルサルバドル産で、バランス良くて、ちょっと甘みのある豆なんです。僕自身が好きなこともあって、扱っている物は、割と甘みのある豆が多いかもしれません。

ゴンゾウ カフェ&ビーンズ(GONZO CAFE&BEANS)は気軽に焼きたてコーヒーが味わえる
※提供:GONZO CAFE&BEANS

――気軽に焼きたてコーヒーが味わえるなんて素敵ですね。

山川:
うちはそんなに高い豆は置いていないんです。鮮度が良ければどんな豆でも香りがいいので、割とお手軽なほうだと思います。ぜひ、いろいろ試してみてください。そして、焼いたばかりの豆って本当に香りが違うので、ぜひ、カフェにも来ていただければ。週替わりのオープンサンドやホットケーキなどフードメニューもあるので、そちらといっしょにおいしいコーヒーを楽しんでください。

ゴンゾウ カフェ&ビーンズ(GONZO CAFE&BEANS)のフードメニュー
※提供:GONZO CAFE&BEANS

<取材協力>
GONZO CAFE&BEANS
東京都練馬区東大泉7丁目38-29 加昌マンション108号室

【6】心豊かな生活が送れそう、だから大泉学園に住みたい

ペデストリアンデッキでつながり、行き来がしやすい駅周り、まっすぐな並木道、緑豊かで閑静な住宅街。街全体に清潔感があり、約100年前から開発がはじまったという歴史も伊達ではないと感じさせられました。都心から少し離れたこの落ち着いた街では、音楽や映画、自然に触れながら、心豊かな生活を送ることができそうです。

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<取材・執筆>

野村ふみ

神奈川生まれ。住んだことのある街は横浜、川崎。編集プロダクションを経て、フリーライターとして活動中。
現在、エンタメ業界を中心にインタビュー、取材、執筆活動を行っています。

※2022年8月に取材しました。

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