三井でみつけて
経堂

【経堂の住みやすさ】緑豊かで閑静な住環境、生活の利便性も高い街

世田谷区のほぼ真ん中に位置する経堂は、都心へのアクセスの良い、緑あふれる住宅街。駅前にスーパーなどが入った大きな複合施設があるほか、商店街も多く、買い物などにとても便利です。また、東京農業大学や日本大学文理学部のキャンパスなどもあり、街は多くの学生が行き交い活気にあふれています。
今回は、良好な住環境と抜群の利便性を備える暮らしやすい街・経堂についてご紹介します。

【1】オフィス街まで乗り換えなしでアクセス可能

経堂駅は、小田急小田原線の急行停車駅。通勤時間帯の朝8時台で、新宿駅までは急行で約15分、渋谷駅までは下北沢駅で井の頭線に乗り換えて約18分です。さらに、東京駅までは、新宿駅でJR中央線に乗り換えて約33分など、主要駅に簡単にアクセスできます。また、小田急線は千代田線に乗り入れており、日比谷や大手町などオフィス街にも乗り換えなしで行けるという利便性の高さが魅力です。

経堂の歴史

経堂は室町時代に世田谷城が築かれ、その城下町として発展していった土地です。経堂という地名は、駅前に建つ「経堂山福昌寺」に由来するといわれています。幕府に仕えた漢方医・松原土佐守弥右衛門がこの地に建てたお堂で経典を祀っていたからとか、経典が収められた本堂が京風だったために“京堂”と呼ばれそれが転じて…など、由来には諸説あるようです。

【2】地元民に愛される商店街が充実。遅くまで開いているスーパーもあり

経堂駅の北口には「経堂すずらん通り商店街」、「経堂シンフォニー商店会」、南口に「経堂農大通り商店街」、「経堂本町会(経堂本町通り商店街)」など地元に根づいた多くの商店街があり、常に買い物客で賑わっています。
さらに、近年の再開発で、駅前にはレストラン、カフェ、書店、雑貨店などがそろう「経堂コルティ」という複合施設も誕生。経堂コルティの中にスーパーの「Odakyu OX」があるほか、経堂コルティのすぐ隣にスーパー「オオゼキ」もあり、いずれも営業時間が長いので、どんな生活スタイルの人でも、いつでも気軽に買い物ができます。

ここでしか買えない、こだわりの個人経営のお店がいっぱい

経堂駅から徒歩7~8分の所にある「オンカ(onkä)」は、小さくて温かみのあるパン屋さん。地元の人たちに愛されるお店ですが、週末には離れた所から来るお客さんもいるというほどの人気店です。人気の品であるクロックムッシュやコロネは、定番の味に加えて、旬の味が楽しめる季節ごとのメニューもあります。おいしく小ぶりで食べやすいパンの数々はリモートワークのお供にぴったり!

「山とハチミツ」は、国産ハチミツと珍しい外国産ハチミツがそろうハチミツ専門店。自分が食べるために買うというだけでなく、ギフトとしても需要が高いのだとか。コロナ禍のご時世、抗菌力があるといわれるハチミツは、センスの良い贈り物だと喜んでもらえそうです。その場で気になるハチミツを試食させてもらえるので、自分でじっくり味わってお気に入りの味を選べるのもうれしいポイントです。

雑貨店「stock」は、アジア・ヨーロッパなど、世界のいろいろな国から仕入れたかわいいペーパーや紙袋、マスキングテープ、シールなどが並ぶ、見ているだけでワクワクするお店。壁には、ペーパーやひもを使ったラッピングの見本がカラフルに飾られていて、まねしたくなるようなアイディアがたくさん。気の利いたプレゼントやお返しがしたいなら、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか?

グルメの街、経堂には多ジャンルのお店が軒を連ねる

経堂駅からほど近いところにある「ホットケーキ(HOTCAKE) つるばみ舎」は、昔ながらのホットケーキが味わえる喫茶店。銅板で一枚ずつ丁寧に焼き上げるホットケーキは、サクサクふかふかでこの上ないおいしさです。また、ホットケーキに卵のフィリングを挟んだ「ホットケーキのたまごサンド」も人気の一品。取材の日も開店からお客さんが次々訪れ、甘いホットケーキとともに買っていく姿が見られました。夕方にはなくなっていることもあるそうなので、手に入れたいならぜひお早めに!

「洋風食堂 はしぐち亭」は、「ちとかライス」が有名な洋食店。ちとかライスとは、牛すじをフォンドボーやトマト、スパイスで煮込んだ「ちとかのルー」を乗せた、絶品ライスメニューのこと。“ちとか”とは、“ちと辛い”の略、そして最初に出店した“千歳烏山”の略なのだとか。ちとかライス&ハンバーグが世田谷区のふるさと納税返礼品にもなっているほど、このエリアを代表するメニューとなっています。

※提供:洋風食堂 はしぐち亭

ランチタイムの人気メニューは、お客さんの半数がオーダーするという「ホームランプレート」。オムライスかオムちとかライス(オムレツ乗せちとかライス)が選べ、さらにハンバーグ、ナポリタン、エビフライ、からあげ、サラダがいっしょになったよくばりなセットでお腹も大満足です。

【3】公共施設のサポートが充実、小児科も多く安心して子育てできる

※提供:世田谷区

2020年度から待機児童数0人を達成している世田谷区は、子育てサポートが充実していることで名高いエリアです。
「子ども・子育て総合センター」は、世田谷区初の子育て総合施設として、2006年にオープン。1階にある「かもちゃんひろば(子育てひろば)」は、就学前の子供や両親が利用できる屋内の遊び場。親子体操など、イベントも定期的に開催されているほか、子育てに悩む保護者がプロに相談できる各種相談会も数多く催されています。
また、経堂駅周辺には小児科が5軒以上もあり、子育て世代には安心できる街といえるでしょう。

【4】自然に囲まれた閑静な住環境で豊かな毎日を

駅周辺は人の行き来も多く、常に賑わっていますが、少し離れると閑静な住宅街が広がっています。三宿まで通っている烏山川緑道はとても涼しげ。暑い日でも木陰を歩けるので散策にはうってつけです。
また、世田谷区は近隣に大型の公園が多いのも特徴。「砧公園」には環8経由、「駒沢公園」には駒沢通り経由、「代々木公園」には井の頭通り経由と、いずれの場所にも車で15~20分程度で行くことができます。家族でドライブし、公園でレジャーを楽しむ理想の週末が過ごせそうです。

【5】経堂インタビュー:話題性抜群!経堂のブルワー・後藤さんは農大出身

後藤醸造は、ブルーパブというビール醸造所とビアバーがいっしょになった形態のお店で、2016年に開業。常に4種類のクラフトビールが用意されており、おつまみも300円から数々そろっている手頃さが魅力です。お店は立ち飲み形式で、最も賑わうときには外にもテーブルを出してお客さんたちがビール片手に談笑しています。

ご主人の後藤健朗さんは、経堂にある大学・東京農業大学の出身者。元々ビールが好きで、山梨でブルワリーパブを見て、自分もやってみたいと思うようになったのだとか。
そんな後藤さんに、クラフトビールの魅力、そして経堂という街の面白さについて語っていただきました。

――ビールを造ろうと思われたきっかけについて教えてください。

後藤さん(以下、敬称略):
10年ほど前、クラフトビールの知名度がだんだん上がってきた時期に、僕は山梨に住んでいまして。その山梨に「アウトサイダーブルーイング(OUTSIDER BREWING)」っていうブルワリーがあったんです。1階が洋服屋さんだったところを自分たちでDIYしてビール醸造所にしたというお店なんですね。ビール醸造というと、大きい工場があって、人がいっぱいいて…っていうイメージだったんですけど、まったく逆で、そのブルワリーを見て面白いな、自分もやってみようかなと思うようになりました。

――経堂にお店を出した理由というのは?

後藤:
僕は東京農業大学出身で、経堂にも住んでいたことがありました。そのあといろいろな所に引っ越したんですけど、一番思い出深い街が経堂でした。経堂なら先輩や後輩も来やすいし、先生方にもお会いできます。農大OBが経堂にお店を出すというだけでも、ストーリー性があって面白いんじゃないかなと思って経堂にしました(笑)。

――まさにそこがいいなと思って今回取材をお願いしました(笑)。では、後藤さんが思うクラフトビールの良さとは?

後藤:
多分、最初に飲むビールといえばナショナルブランドのいわゆるラガービールだと思うんですけど、そこからクラフトビールというものを飲みはじめると、本当に懐が深いというか、幅が広いというか、いろんな種類のビールがあるんだなっていう感動につながります。物によってはアルコール度数も低いし、フルーツもいっぱい使いますし、ビールっていうのは幅広い味が楽しめるんですよね。

――ビールを造る際はどういうところから発想を得るんですか?

後藤:
本当にいろいろですね。旅行先で飲んだおいしいビールの味を再現してみようとか。フルーツの香りがするコーヒーを飲んで、「こういう風味をビールで表現できないかな」みたいなチャレンジをすることもあります。あと、僕、一人カラオケで80年代、90年代の歌を歌うのが好きなんですけど、中原めいこさんの「君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね」を歌っていて、「このフルーツ入れて造ったら面白いんじゃないかな」ってひらめいたりもしました(笑)。

――お店をやっていく上で一番大事にしていることは何ですか?

後藤:
変えちゃいけないものは変えずに、変わっていけるものはどんどん変えていこうということは意識しています。「経堂エール」はオープンからずっと造り続けているものなんですけど、そこはあまり動かさず、その時々でいろんな味を楽しめるようにしていますね。ただ、経堂エールも、奥底にあるものは変えていないんですけど、夏はちょっと苦みを強くしたり、発泡を強くしてみたり、季節ごとの微妙な変化は心掛けています。

――お客様から「こんなの造って」というリクエストはあったりしますか?

後藤:
ありますね、近所の工務店の方が「これ使えないか」ってヒノキのクズを持ってきてくださったので、ヒノキの香りのするビールを造ってみたり。畳のイグサもありましたね。お客さんのほうが柔軟なアイディアを出してくださいます(笑)。

――では最後に、後藤さんから見た経堂とはどんな街ですか?

後藤:
農大通りなんかも、結構お店の入れ替わりが激しくて変化しやすいイメージですけど、その一方で、昔ながらの小さな個人店っていうのががんばっています。それこそ、さっき言った“変わっていくものは変わっていくし、変わらないものはちゃんと変わらないままでいられる”っていうのと同じですよね。
飲食業界に入ってはじめて言われた言葉に「経堂で5年もやっていれば、どこでも通用するよ」ってのがあります。お客さんは皆さん、舌が肥えているし、新しいもの好き、美味しいもの好きの方が多いから鍛えられますよ。新参者が入ってきたら、皆さん本当に「よし、じゃあ、いっちょもんでやるか」みたいな感じの方々が多いので(笑)、僕も毎日勉強、勉強で、教わることがいっぱいあります。学生が多いからなのか、気持ち的に若くてはつらつとした方が多い街ですね。

<取材協力>
後藤醸造
東京都世田谷区経堂2-14-3 1F

【6】すべての面で暮らしやすさ満点、だから経堂に住みたい

活気ある街ながら、都会の喧騒とはまた違った、どこか落ち着いた雰囲気が漂う街、経堂。どのお店もとても温かく接してくれ、ほっこりした気持ちになりました。
駅周りは便利で、美味しいお店が多く、住宅街は静か。さらに都心へのアクセスも良好と、どの面から見ても暮らしやすい経堂では、快適な毎日を過ごせそうです。

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<取材・執筆>

野村ふみ

神奈川生まれ。住んだことのある街は横浜、川崎。編集プロダクションを経て、フリーライターとして活動中。現在、エンタメ業界を中心にインタビュー、取材、執筆活動を行っています。

※2022年7月に取材しました。

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