三井でみつけて
小岩

【小岩の住みやすさ】街の喧騒もディープさも楽しい、味わい深い街

小岩は、ゆったりと流れる江戸川や荒川があり、河川の周囲に広大な緑地が広がる水と緑が豊かな街。駅周辺は味わいのある個人商店などがぎゅっと詰まっていて、楽しさがあふれる雰囲気です。
大規模な再開発が進み、まさに今、大きく生まれ変わろうとしています。利便性が高まりつつも、昔から愛される個人商店は残り続ける…。そんな、ちょっと“クセになる”、味わい深い街・小岩を紹介します。

【1】都心へ出やすく、空港や千葉方面へのアクセスも便利

小岩駅はJR中央・総武線各駅停車の停車駅です。通勤時間帯となる朝8時台に乗車した場合、秋葉原まで約19分、東京が約21分、新宿は約33分。また、小岩駅から徒歩圏内に京成本線の京成小岩駅もあり、千葉方面へのアクセスも容易となっています。
小岩駅前からは成田空港や羽田空港行きの空港連絡バスもあり、出張や旅行も楽らく。行きのシャトルバスも運行しており、1時間程で東京ディズニーリゾートへ!家族そろって楽しめる休日プランも実現可能です。

小岩の歴史

さかのぼること1800年ほど前の弥生時代後期、現在の江戸川区周辺で最初に人が住みはじめたのが小岩といわれ、現在の「江戸川区立上小岩小学校」付近は「上小岩遺跡」と呼ばれています。
小岩の地名の由来は、下総国葛飾郡大嶋郷(今の江戸川区と葛飾区あたり)にあった、人口454人の「甲和里(こうわり)」という村の名前からという説があります。今も奈良県の東大寺正倉院に残る、721年に作られた戸籍にこの村の名が記されているそうです。はるか昔から人々の暮らしが絶えなかった小岩は、暮らしやすい場所として今に受け継がれているのかもしれません。

【2】ついつい買いすぎちゃう!?毎日の買い物が楽しくなる商店街や個人店

小岩は商店街が充実しており、さまざまなお店が活気にあふれ、買い物や外食が存分に楽しめる街です。
小岩駅に直結したショッピングセンター「シャポー(Shapo)小岩」があり、駅前には複合施設「ファスタ小岩(FIRSTA koiwa)」が新しい街のシンボルに。小岩駅の南口からは「小岩フラワーロード商店街」「南小岩昭和通り商店街」「小岩サンロード一番街商店会」が延びています。中でも「小岩フラワーロード商店街」は、店舗数200軒以上、千葉街道へ続く約800mもの大きな商店街です。道路を挟んで両側合わせて、全長1,733m!お店が閉まってからも、高さ6mのアーケードが夜道を明るく照らしてくれるため、一人歩きも安心です。
ほかにも、業務用の激安スーパーなどのスーパーマーケットが多数。大型のインテリア用品店やホームセンターもあり、生活必需品は難なくそろう環境となっています。

ゆったりくつろげる純喫茶や、ケーキ+お酒が楽しめる大人なカフェも

飲食店の多さがピカイチの小岩。中でも昼に訪れてほしいのは、個人経営のカフェや喫茶店です。
「珈琲 木の実」は昔からある純喫茶。居心地の良い店内、センスの光る調度品は、使い込まれた感があるのに清潔感にあふれ、市松模様の床もモダンな雰囲気。大人気の「氷コーヒー」は、濃厚な牛乳にコーヒーを凍らせた氷が絶妙に溶け合った絶品メニュー。付属のシロップを入れると甘さマイルドで、クセになりそう!

ケーキや焼き菓子をご所望なら、老舗洋菓子店「お菓子工房バンカッセル(Bankassel)」へ。その場でケーキを食べたい!と思ったら、「バンカッセル」のすぐ隣にある、カフェバー「カフェ(Cafe)小岩倶楽部」でイートインできます。「カフェ小岩倶楽部」では、ケーキといっしょに、近所の人気店「珈琲の王国 ビーンズゴトー(Beans510)」の豆を使ったおいしいコーヒーを、好みのカップ&ソーサーで堪能できます。お酒の種類も豊富で、夜は女性の一人飲みのお客様が多いそう。温厚なご主人とのおしゃべりも楽しい、憩いのスポットです。

夜はやっぱり居酒屋。グルメランキングで上位に入る有名店や人気のお店がいっぱい

小岩は安価で、お料理がおいしい居酒屋がたくさん!焼きとんやもつ焼きがおいしいと評判の「豚小屋」や、テレビ番組「出没!アド街ック天国」で紹介された焼き鳥店「鳥勢」などさまざまなお店が点在。鳥勢の焼き鳥はすべて1本70円と超お得!食べざかりの子供がいるファミリーにも強い味方です。
小麦粉を使わない揚げ物が人気の「素揚げや 小岩本店」は、看板メニューの「素揚げ手羽」が絶品。また「野菜の素揚げおまかせ盛り」は、揚げ物なのにあっさり。外側カラッと、中はホクホク、ジューシー。彩り豊か、野菜の甘みも増すので子供たちにも大人気。なお、素揚げやのご主人は、近々、めだか専門店も開業予定だそうで、小岩に新しい人気スポット誕生の予感がします。

※提供:素揚げや 小岩本店

豊かな緑に癒やされる室内、クルージングを楽しむ休日。より上質なオフタイムへ

小岩での生活は、オフタイムも充実間違いなし。
おうち時間を大切にしたい方は、室内に置く観葉植物にこだわるのはいかがでしょうか?「ワールドガーデン(WORLD GARDEN)」は、多用途かつ質の良い観葉植物を販売する専門店。希少価値の高い、珍しい植物も取り扱っています。育てるのが難しい植物でも、専門家のアドバイスが気軽に聞けるので購入後も安心です。

※提供:スパイラルマリーン

新中川沿いにあるマリーナ「スパイラルマリーン」は、入会金、会費不要で借りられる「レンタルボート」など、クルージングが気軽に楽しめます。釣りの利用にも◎。

※提供:江戸川区(小岩菖蒲園)

小岩の有名な公園といえば「小岩菖蒲園」です。小岩菖蒲園では、花菖蒲約5万本と、約2,000株のあじさいがほぼ同時期に咲くため、圧巻の景色。見頃は6月で、毎年イベントも行われています。
小岩での生活は少し足を延ばすだけで、心癒やされる充実のオフタイムが過ごせそうです。

【3】スポーツに、子育てに…さまざまな公共施設が充実

※提供:江戸川区(総合体育館アーチェリー場)

体を動かしたいと思ったとき、区の施設を気軽に利用できたら最高ではないでしょうか?小岩に住むならぜひ、「江戸川区総合体育館」の充実ぶりを見てください。温水プールや卓球室、柔道場、剣道場、弓道場、アーチェリー場など…区営では珍しい、エアライフル射場もあります。

※提供:江戸川区(共育プラザ小岩 子育てひろば)

小岩は子育て支援も手厚く、「共育プラザ小岩 子育てひろば」「共育プラザ南小岩 子育てひろば」「小岩健康サポートセンター 子育てひろば」と3つの施設があります。共育プラザ小岩の施設内には、音楽スタジオやスポーツルームなどを完備し、乳幼児と保護者のみならず、中高生の支援も行っています。親子みんなで利用できるスポットです。

そして、住む場合のチェック項目といえる病院は、救急外来もある総合病院「社会福祉法人仁生社 江戸川病院」や、検診センターも併設する「社会福祉法人仁生社 江戸川メディケア病院」など、社会福祉法人仁生社の関連施設が近隣に多数存在。それぞれをつなぐシャトルバスが運行しているので、通院のときも楽らくです。

【4】賑やかな通りを少し入れば、広がる静かな住環境

商店街や主要道路は、たくさんの商店で賑わう小岩ですが、住宅地は驚くほど静か。路地にもお店がありつつも落ち着いた雰囲気で、駅前の雰囲気とはまるで別世界です。

治安面については、江戸川区や区議会、地域の商店街などが「子供たちを守ろう」と一念発起。地域住民からの募金といった協力を得て、駅周辺に防犯カメラ60台が設置されるなど、積極的な防犯活動を続けています。こうした地道な取り組みから、江戸川区全体でピーク時よりも犯罪件数が約80%減少しました。

【5】小岩インタビュー:庶民的で親しみやすさを残しつつ、発展し続ける街

※写真:ワタナベミカ

小岩という街を知るには、やはり、生まれ育った方に聞くのが一番!小岩で生まれ育って40年以上という武田晴さんに、小岩の良さ、小岩での暮らしを伺いました。

――小岩は住みやすいですか?

武田さん(以下、敬称略):
小岩で生まれ育って以来、ずっとここで暮らしています。離れていた時期もありますが、土地勘もあるし、地元に愛着を持っていますから、やはり小岩がいいですね。子供のころは、江戸川の河川敷や公園でよく遊びました。今も緑地が多いのですが、昔はもっとのどかでしたよ。
ただ、お店は少し減ったかな。僕の親くらいの世代、昭和40年代頃は映画館もたくさんあって、駅前の通りにも3館あったそうです。街自体がすごく栄えていたんでしょうね。今は少し落ち着いて、再開発もはじまって…住むにはちょうどいいと思います。

――小岩の好きなところは何ですか?

武田:
小さな店がたくさんある、ごちゃっとしたところが好きですね。買い物は楽しいですよ。それに飲食店には困りません。いろいろなお店がありますが、中でも居酒屋なら「小野内酒場」がすごくおいしいのでおすすめです。

※写真:ワタナベミカ

――小岩というと多国籍な文化に触れられるそうですね。

武田:
家賃や物価が安くて住みやすいこともあってか、外国の方も多いですね。おかげで、小岩にいるだけで、中国、韓国、ベトナム、インドやネパール…それからタイなど、多国籍料理が楽しめます。南口の本場タイ料理「いなかむら」が、都内で今一番おいしいって評判ですよ。
タイといえばタイの古式マッサージ、いいですよ!僕も月に1~2のペースで、10年くらい通っています。腕は確かだし、時間一杯手を抜かないでやってくれる。僕のおすすめは、家族で経営している「タイランド」。いつもお母さんにお願いしています。

――小岩にはどんなお祭りがありますか?

武田:
「小岩阿波踊り」は本気で取り組むチームが多く、なかなか見応えがあります。それから「江戸川区花火大会」ですね。高層階の部屋からなら見えますよ。京葉道路にかかる橋のあたりが、花火が見えるポイントです。

――小岩はスポーツが盛んですか?

武田:
今はわかりませんが、昔は特に少年野球が盛んで、小岩はサッカーより野球でしたね。町会に1つは少年野球のチームがあって、一学年にいくつもチームがあったりするような状態だったんですよ。中学校の全国大会に出場した学校もありました。
それから、競泳の池江璃花子さん、バレーボールの柳田将洋さんといった、小岩出身のスポーツ選手も活躍しています。小岩から、ワールドクラスの選手が2人も出るなんて!と、うれしかったですね。

――小岩おすすめの区営の施設は何ですか?

武田:
「小岩アーバンプラザ」の「スカイプール」に、よく子供を連れて行きます。

それから、子供が「小岩図書館」をよく利用しています。数年前に建て替えて、すごくきれいになりました。ほかに「中央図書館」も蔵書が多くていいですね。
※提供:江戸川区(小岩図書館1階児童室)

――小岩の治安はどうですか?

武田:
マツコ・デラックスさんの「月曜から夜ふかし」というテレビ番組の影響か、変な人がいるとか(笑)、治安がいまいちっていう印象があるかと思いますが、特に問題はありませんよ(笑)。以前と比べて、とても治安も良くなっていると感じます。実際、小岩警察管内の犯罪件数は過去5年で半分程度になっているらしいですよ。再開発が進むと、さらに変わっていくんでしょうね。

――小岩での暮らしをお考えの方に、メッセージをお願いします

武田:
緑地が多く、都心から程良く離れている。食文化が豊かで、それぞれのお店が、昔ながらのやり方で自立しているんです。だから、チェーン店はあまり見かけません。味のある個人商店が残りながら、大規模な再開発で新しさもぐっと増して、古さと新しさが共栄共存するっていうのが、これからの小岩ではないでしょうか。
今後の発展も、楽しみな街だと思います。暮らすには、小岩はとてもいい所ですよ。

【6】昔ながらの味のある商店と、再開発の新鮮さ。今後の発展に期待大!だから小岩に住みたい

飲食店や商店が立ち並ぶ街はほかにもありますが、小岩ほど庶民的かつ親しみやすいお店ばかりなのは珍しいのかもしれません。個性的な個人商店がいつも元気。取材で伺ったのに、あまりの居心地の良さに長居してしまったお店がたくさんありました。
再開発で新しさを取り入れて、今後も変わっていく小岩が楽しみです。

小岩に住んでみたいと思ったら、三井不動産が企画した快適な賃貸物件をおすすめします。
理想の小岩の暮らしをここからはじめてみませんか。

三井のリハウス

小岩に住んでみたいと思ったら、三井のリハウス 新小岩センターにお問い合わせください。
数ある中古物件の中から、理想的な住まい情報をご案内します。

三井のリハウス 新小岩センター

<取材・執筆>

松浦智子

東京生まれ。住んだことのある街は本郷、三軒茶屋、町田、板橋。愛猫にべたべたに甘い編集ライター。もちろん、よその猫様も大好き。素敵と思ったお店&場所を、どんどこご紹介していきます。

※2022年7月に取材しました。

※冒頭の写真のみ、PIXTAの提供写真です。

記事を探す

読んで発見
すまいのヒント

読んで楽しい
くらしのコラム