【六甲道】落ち着くカフェ、元気な商店街。身近な人の交流で変化し続ける「居心地の良い街」
最近、新しい土地に移るか悩んでいます。
重視するのはこういうこと。
「買い物の便利さ」
「安全性、住む人たちの雰囲気」
「子どもの育てやすさ」
「カフェや書店など、一人にもなれる空間」
ただ、理想の街に出会うのはなかなか難しいものです……。
今は目下、街の下見の最中。
そんな折、街取材の仕事が舞い込んできました。
場所は「六甲道」。
せっかくなので、新居の候補地見学がてら、仕事をさせていただくことに。
訪れたことのない街ですが、自分が本気で住むことを考えて巡ることにしました。
今回は、JR六甲道から山側、阪急六甲方面へぶらりと歩きました。
【六甲道駅の基本情報】
駅名:JR神戸線「六甲道」
近隣に通っている路線:阪急六甲駅、阪神新在家駅
ランドマーク:フォレスタ六甲
■3駅利用でき、三宮・大阪へのアクセスも良い
JR六甲道駅は快速でJR三ノ宮駅から4分、JR大阪駅から23分と交通の便が良い駅です。また阪急六甲駅には山側(北側)に、阪神新在家駅には海側(南側)にそれぞれ徒歩9分と近いのも便利。
駅直結の「プリコ六甲道」や、北出口すぐの「フォレスタ六甲」 にはスーパー、グルメ、クリーニングなどいろんなお店が入ってます。「ケンタッキーフライドチキン フォレスタ六甲店」は日本初のカフェタイプ店舗で、サラダやアルコールメニューが充実してました。
行き帰りに駅周辺で、日用品のお買い物やランチなどが済ませられそうですね。
■六甲山はバスですぐ、駅近くに図書館や大きな公園も
フォレスタ六甲前のバスターミナルから、六甲山へのバスも出ています。
神戸市バス16系統・106系統で20分の「六甲ケーブル下駅」で下車、そこから六甲ケーブルで10分。六甲山には植物園やアスレチック施設などもありますし、駅から30分程度で自然に触れられて、レジャー施設にも行けるのはカップルやファミリーにとって嬉しいのでは。
六甲道には神戸大学や神戸松蔭女子学院大学などの教育機関もあり、学習塾や保育園も多い印象でした。駅前すぐには灘図書館も。この図書館には、子ども向けの読み聞かせ教室や映画の上映会、中高生の自習スペースがあり、子どもとのおでかけにぴったりです。
続いて、駅から5分ほど北西に歩くと、視界がひらけ「六甲風の郷(さと)公園」が見えてきます。
この公園は、大きな広場があって、子どものボール遊びや自転車の練習などにとても良さそうです。
ベンチの上板を外すと災害時にトイレや調理スペースになるなど防災公園の機能もあるそう。さかな池「ビオトープ」にはいろいろな生き物が見られ、奥に見える集会所「風の家」では七夕まつりや落語会も開かれています。
■少し歩けば地元ならではの飲食店がたくさん
六甲風の郷公園を通り過ぎ、さらに阪急六甲側へ5分ほど歩くと「spice & chicken HONEYCOMB」という美味しそうなカレー店が。この日もランチのお客さんでにぎわっていて、スパイシーでフルーティーなチキンカレーや濃厚なカレーカルボナーラ、パクチーがのった鶏丼が人気。一人でも入りやすそうです。
そこから少し歩くと、緑が生い茂る六甲八幡神社が。平安時代ごろ創建とされ、八幡大神や天照大神を祀っていて、厄除けの神様として有名です。
六甲八幡神社を通り過ぎて脇道を北に行くと、喫茶「月森」が見えてきました。
こちらのお店は分厚くてふわふわのパンケーキが評判とのこと。休日は並ぶこともあるそうですが、窓側・カウンターには本も並び、一人でゆっくりもできそうな雰囲気でした。
今度はぐるっと東側に回り、六甲道方面に南下していきます。
道すがら、安倍川餅が美味しいと聞く「ナダシン」や、ロシア料理のお店「キャビ庵」なども目に入りました。
六甲道はラーメン激戦区としても有名ですし、駅前にはチェーン店、少し歩くと地元のお店と、グルメのバリエーションが豊富です。平日のディナーや家族との週末のランチ、外食・持ち帰りなど選択肢がたくさんあって良いですね。
■地元スーパーや惣菜店、活気のある六甲本通商店街
最後に、駅から3分ほど、フォレスタからすぐの六甲本通商店街にやって来ました。
当日はお昼の時間帯だったため人通りはまばらでしたが、地元のスーパー・青果店や惣菜店、北側の入り口にはCo-opなどお店が多く、駅からもすぐなので行き帰りに立ち寄れるのが便利そう。
キッシュのお店や惣菜店など夜の献立が助かりそうなお店もあります。地元密着のスーパー、青果店も。食材をいろんなお店で吟味できますね。
商店街は街がそこを中心につながっている感じがあって、人の交流も自然に生まれる場所ですよね。アーケードは人の目も灯りもあるし、行き帰りが安全そう。
この商店街は、買い物に便利なのはもちろん「人とのつながりや暮らしの安心を確保してくれる場所でもある」と感じました。
■六甲道は人と人との距離がほどよく、居心地の良い街
都心に近く、身近に自然を楽しめるレジャースポットがあり、地元ならではのお店と独創的なグルメもある六甲道。散策しているだけでも、十分に街の良さを知ることができましたが、最後にこの街で生きる人はどう感じているのか直接聞いてみることに。
そこで、六甲本通商店街でお店をオープンして3年という「shoe repair工房 BAMBOO」の店主・佐々木さんにお話を伺いました。
――六甲道でお店を開こうと思ったのはなぜですか?
「いくつかの駅が候補にあったんですが、六甲道は阪急・阪神・JR3つの駅があって、一番賑わっている印象でした。大学もあるので人が入れ替わる街、不動産も多い。サービス業のお店がこのあたりは多いんです。クリーニング店、マッサージ店とか。そういう需要があるんだな、シューズのリペアも行けそうだな、というのも決め手でした」
――この商店街は人通りも多いし、良さそうなお店も目に入りますね。
「お昼は近くの惣菜店「スミヨシヤ」さんで食べたりしてます。美味しいお店が多いんですよ。うちの隣のパン屋さんもずっと行列できてますし」
――六甲道の良いところってどんなところですか?
「人と人との距離が近いことですね。差し入れも結構いただくんですよ。若いお客さまもいれば、昔から住んではる方にもかわいがっていただいています。年齢に関わらず、優しい方が多い街だなあと感じます」
――六甲道にお店を出して良かったですか?
「そうですね。新しい出会いもあれば、転勤でどこかへ行ってもまた戻って来てくれる方もいるんです。オープンから3年でそこまで愛着を持っていただけるのはありがたいですね。人と人とのつながりを大切にするのが、この街らしさだと思います」
■人の新陳代謝で更新され続ける街、六甲道
「買い物の便利さ」
「安全性、住む人たちの雰囲気」
「子どもの育てやすさ」
「カフェや書店など、一人にもなれる空間」
1日散策してみて、この街には私が暮らしに求める多くの要素があることに気づきました。
そして、古き良きものと新しいものが一体になっている点も魅力的。
学生街でもあるので人の出入りが盛んで、新しい人たちと地元で残り続ける人たち、その新陳代謝が街を作っていっているのでしょう。
人が動くということは、お部屋も探しやすい。
「この街で暮らすのは良いな」と、簡単に想像できました。
今回取材した、JR六甲道から山側周辺の地域は、どんな方にもおすすめできる暮らしやすい街です。
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