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【二俣川】運転免許センターだけじゃない!再開発で「利便性と余暇を楽しめる」豊かな街に

他県の人から見たらそこまで知名度はないのに、県内の人からは広く認知されている場所があります。たとえば運転免許センターがある街がそう。

二俣川は神奈川県の運転免許センターがある街。そのため知名度が高く、多くの人が街に訪れます。

では、運転免許センターだけの街なのか?といえばそうではなく、駅まわりが大規模に再開発され、2018年には複合ショッピングモールの「ジョイナステラス二俣川」がオープンしたばかり。

どんどん便利になる二俣川。この街は、どんな魅力を持っているのでしょうか。
実際に行って、見て、聞いて、この街の今を確かめてみました。

【二俣川の基本情報】

駅名:相模鉄道本線、相鉄いずみ野線「二俣川」
ランドマーク:神奈川県警察運転免許センター、ジョイナステラス二俣川

■相鉄本線急行・特急で横浜まで1駅!2019年11月にJR線、2022年には東横線にも接続

二俣川駅には、相模鉄道本線(相鉄本線)と相鉄いずみ野線の2路線が通っています。

相鉄本線は急行・特急の停車駅でもあり、特急と急行に乗れば横浜までノンストップで1駅、11分で到着。各駅停車でも18分と、横浜まで短時間でアクセスが可能です。

また、2019年11月30日には相鉄線とJR線が相互直通運転を開始。そうなると二俣川〜新宿間も直通で44分。さらに2022年には、相鉄線が新横浜を通り、東急東横線に接続する計画が発表されています。これが実現すれば、渋谷にも乗り換えなしで行けるようになり、さらにアクセスが便利に。

▲真新しく整備された南口バスターミナル
▲北口からは羽田空港行きの高速バスも発着。

二俣川は、バスの交通網が充実しているのも特徴。駅の北口と南口からは相鉄バスが走っており、駅と住宅街を結んでいます。
北口のバスターミナルからは運転免許センター行きの循環バス、南口からは大規模な団地である左近山団地行きの路線が頻繁に行き来していました。

■「ジョイナステラス二俣川」誕生で、ますます楽しい南口エリア

駅の南側は再開発されたエリア。
2018年にオープンした「ジョイナステラス二俣川」では、生活雑貨を始め、本屋やドラッグストア、飲食店など約90店舗が営業しています。生活用品だけでなく、ちょっとお洒落な雑貨や洋服まで買い物できるのがいいところ。

入り口は、改札を出た構内にあります。駅に直結しているので、雨の日でも濡れずにお買い物や食事が楽しめるのは嬉しいですね。

▲「ジョイナステラス二俣川」内のスーパー「そうてつローゼン」は朝6時〜25時30分まで営業

南口の駅前通りには飲食店や100円ショップ、家電・電化製品の「コジマ」などが併設されたスーパー「SEIYU」もあります。しかもこちらは24時間営業!
深夜でも駅前が明るいので、帰宅が遅くなった日も安心です。

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■こだわりある個人商店にも出会える。下町の雰囲気漂う北口エリア

▲2018年に新庁舎へ移転した「神奈川県警察運転免許センター」

二俣川のシンボルである「神奈川県警察運転免許センター」は北口から徒歩20分。
駅北口からこの免許センターまでは人の往来が多いため、多くの店がその動線上に集まっています。

まず、駅北口のコンコースから直結しているショッピングセンター「二俣川 相鉄ライフ」
館内にはお豆腐屋さん・魚屋さん・八百屋さん・お惣菜屋さんなど、日々の食卓に重宝できる専門店が多く入っています。この日の夕方にも、お買い物をするお母さんたちで賑わっていました。

駅前の厚木街道を挟んで向かいにある「ドン・キホーテ」「ニトリ」「ヤマダ電機」が入るビルも、連絡通路で繋がっています。

高架の連絡通路を降りるとすぐに二俣川銀座商店街、通称「二俣川フォルテ」の入り口が見えてきます。

このあたりはチェーン店ではない地域密着型の飲食店が多く営まれています。
「二俣川フォルテ」入り口のビル2階にある「二俣川Cafe Space二階」もそのひとつ。

店内は、こぢんまりとしていて、落ち着く空間。
昼はカフェ、夜はカフェバーとしてオープンしています。高速のフリーWi-Fiも通っていて、思わず長居してしまいそう……。

昔タイで暮らしていたという「二俣川Cafe Space二階」のオーナーが展開するのは、本格アジア料理。
「ガパオライス」(750円)は、ピリッと辛みの効いた豚ひき肉炒めに本場の香りを感じました。

同じく「二俣川フォルテ」内にあるカフェ「温故知新珈琲」にも立ち寄ることに。
ご飯から間髪入れずにデザートタイムを堪能できます。

アメリカンコーヒー(500円)と自家製チーズケーキ(200円)を注文。チーズケーキは、お手頃価格にもかかわらず、しっかりとした濃厚な味わい。

オープンして20年経つ「温故知新珈琲」。
「古いものを大切にしたい」というオーナーの思いから、店内には昭和に発刊された雑誌が置かれていました。毎月、その月の号に入れ替えるという細やかな演出にも驚かされます。こだわりのある個人経営の飲食店がある街って、惹かれてしまいますよね。

■幅広い年代のお母さんを癒やすスポットが盛りだくさん

最近家族世帯が増えている二俣川では、子育て世代にうれしい地域の取り組みもあります。

こちらは横浜市旭区地域子育て支援拠点の「ひなたぼっこ」
横浜市が各区に設置している「ひなたぼっこ」には、未就学児の子どもを遊ばせる広場があり、子どもの月齢が近いお母さん同士が交流する場にもなっているようです。また、施設のスタッフさんに子育ての相談をすることもできます。

表の掲示板を見ると、「だっこ紐の使い方講座」「パパと遠足」「お野菜の直売」など、さまざまなイベントも開催されている様子。引っ越してきたばかりのお父さんやお母さんもすんなりと地域に溶け込めそうですね。

こちらは「二俣川 相鉄ライフ」の5階にある「横浜市旭区民文化センター」。
コミュニティスペース「サンハート」では、サークル活動の場所を借りられるほか、コンサートなどのイベントが開催されることもあるそうです。

館内にはたくさんのサークル活動のスケジュールが貼り出されていました。地域のコミュニケーションが活発に行われているのを感じます。

駅南側の住宅街を抜けると、「こども自然公園」というレジャースポットがあります。
園内にはバーベキュー場やアスレチック、動物と触れ合えるちびっこ動物園があり、子ども連れには嬉しい公園です。
お花見の時期は、桜の木の下でバーベキューもできるそう。

「こども自然公園」の野球場で行われている「横浜旭ジャズまつり」は、多くの人が訪れる人気イベント。毎年7月末に開催されるこのイベントは、今年で30回目になるそう。お祭りの開催期間中は二俣川駅の電車発着時の音もジャズに変わるんだとか。う〜ん、お洒落。

運転免許センターだけでなく街全体をじっくりと歩くことで、二俣川の魅力に気付くことができました。

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■田舎のような地域の交流も残るあたたかい街

最後に、二俣川在住30年以上のお母さんたちにインタビュー。ママ友から交流がスタートし、子どもたちが巣立った今もサークル活動を一緒に行なうなど、とても仲の良いお友達同士です。

▲写真左から後藤美知子(ごとう みちこ)さん、中山久美枝(なかやま くみえ)さん、杉山敏子(すぎやま としこ)さん、大井真理(おおい まり)さん。

(以下インタビュー。「 」内はお母さん方のコメントです)

――二俣川はどんな街ですか?
「昔からこの街に住んでいる人が多いので、少し下町っぽい雰囲気がありますね。町内会でイベントが催されたりと、地域内での親交もあります。最近では再開発でマンションも戸建もすごく増えて、若いご家族もよく見かけます。だからか、子どもの数も減っていないような気がしますね」

――街の治安はどうですか?
「治安はよいと思います。最近街灯がすべてLEDに切り替わって夜道も明るくなりました

▲「二俣川 相鉄ライフ」2階の八百屋「澤光青果」

――駅前にスーパーや八百屋が充実していますが、普段どこでお買い物することが多いですか?
「『二俣川 相鉄ライフ』の2階にある『澤光青果』という八百屋さんでよく野菜や果物を買います。新鮮でおいしいんですよ」

「あとは同じくライフの2階にある『魚力』というお魚屋さん。お刺身もおいしいし、魚を買うときに頭を落としてくれたり3枚おろしにしてくれます。ここの店員さんがお魚のおいしい食べ方をアドバイスしてくれるので、つい多めに買っちゃいます(笑)」

■“進化”だけでなく、ほっとできる懐かしさも感じられる街

実は、つい最近神奈川県民になった私。ですが、まだ免許の更新時期が来ていないために二俣川に降り立ったことがありませんでした。

今回初めてこの街を歩いてみて、発展した駅周りと緑豊かで広大な公園があることに驚きました。二俣川は、「暮らしていくうえでの利便性と余暇を楽しめるバランスが心地よい」豊かな街です。

今後さらに便利になるということで、ますます移り住む人が多くなりそうな予感。
引っ越すなら今!ではないでしょうか。

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