「三井の賃貸」プロの現場。 | 排水トラップ|排水トラップの役割について

1.排水トラップの役割について

排水設備には『排水トラップ』が設置されています。
洗面化粧台の下をご覧いただくと配管がS字に曲がっている部分を目にします。
排水トラップは、排水管途中に水を溜めることで排水管奥からの下水管の異臭や虫の侵入を防いでいます。

排水トラップには、「椀トラップ」、「ドラムトラップ」、「管トラップ」などの種類があります。

【椀トラップ】
椀トラップはお椀型のふたを排水管にかぶせるもので、溜められる水の量が少ないため水
が蒸発しやすく、水が蒸発すると排水の異臭が侵入する場合があります。
キッチンシンク等に広く使用されています。
 

【ドラムトラップ】
ドラムトラップは水を溜める部分がドラム缶のような形をしており、たくさん水を貯めることができるため、「破封」というトラブルが起きにくいです。
最近のユニットバスに広く採用されています。

【管トラップ】
管トラップは排水管を途中でS字等に曲げることで、配管内に水を溜めるものです。
管トラップには形状により「Sトラップ」、「Pトラップ」、「Uトラップ」の3種類があります。
Sトラップは洗面化粧台に広く採用されています。

2.水回りからの異臭は排水トラップの「破封」の可能性があります。

日頃、水回りの清掃を行っているのに異臭がある場合は「破封」が起こっている場合があります。
破封とは排水トラップに溜まる水(封水)が以下原因で少なくなり、トラップの機能を失う現象です。
破封が起きた場合、しばらくの間、水を流して排水トラップに水を溜めます。
各原因と対応策についてご紹介します。

(1)自己サイホン作用
水を一気に流すとその勢いで排水トラップに残るはずの封水の量が減ってしまい破封が起きることがあります。
  ・洗面器に溜めた水を一気に抜く時
  ・洗濯機の排水時
  ・浴槽の水を抜く時
  ・キッチンシンクに溜めた水を一気に抜く時
 ⇒【対応策】
   ・水はできるだけゆっくり流してください。

(2)蒸発作用
長い間、水を流さない場合に溜まっている封水が蒸発して破封が起きることがあります。
 ⇒【対応策】
   ・長期間留守にするときには、封水が蒸発しないようサランラップなどで密閉してください。
   ・封水蒸発防止剤を使って、封水が蒸発しないようにしてください。

(3)毛細管現象
トラップ部分に髪の毛や繊維などの汚れが引っかかっていると毛細管現象により破封が起きることがあります。
※毛細管現象とは、水を入れた容器に布の一端を浸して布を容器の外に出した場合、しばらく放置すると容器内の水が布を伝わって外に出てしまう現象です。
 ⇒【対応策】
   ・バスクリーナーで配管内の髪の毛や繊維などの汚れを定期的に取り除いてください。

3.最後に

当社では入居の際に「ご入居ガイドブック」を配布して、排水口からの異臭時の対応方法等について紹介しています。
 

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