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「三井の賃貸」プロの現場。 | 住宅の換気
①換気の悪い密閉空間
②多数が集まる密集場所
③間近で会話や発声をする密接場面
住宅においても「①換気が悪い密閉空間」とならないため、適切に「換気」をすることが必要ではないでしょうか。
住宅の換気方法としては、
「自然換気」…窓の開放など自然の力による換気
「機械換気」…換気扇などによる強制的な換気
があります。
屋外に面したサッシュなどを開けることにより簡単に換気ができます。1か所の窓を開けるだけではなく、離れた2か所以上の窓を開け「風の通り道」をつくることで効果的に換気できます。ワンルームなどで2か所の窓がない場合には、玄関ドアを開けることにより「風の通り道」が作れます。(防犯には留意ください)
ただし、強風時に外廊下側とバルコニー側など2ヵ所以上の窓を開けると室内に強い風が吹き抜ける場合がありますので注意が必要です。
※建築基準法では、居室には原則として、換気のための窓を設け、その換気に有効な部分は、居室の床面積の 1/20以上としなければならないとされています。
「24時間換気システム」が導入されている場合には、これを作動させることが効果的です。「24時間換気システム」では浴室等に設置された天井扇(換気扇)により排気、各居室の給気口より給気され住宅全体が換気されます。
その他、キッチンレンジフードなどを運転させることでも有効に換気することができます。「機械換気」を行う場合は、各居室の「給気口」を開ける、または少し窓を開けるなど空気の「入口」を確保しないと有効に換気が行えない場合があります。「給気口」に防塵フィルターが組み込まれている場合は、フィルターが目詰まりしないよう定期的に清掃が必要です。
※24時間換気システムは、「シックハウス対策」として2003年の改正建築基準法により設置が義務づけられました。(24時間換気システムが導入されていない場合でも、浴室、トイレの換気扇運転により同様の換気効果が得られます。)
「自然換気」、「機械換気」ともに空気の「入口」と「出口」が確保されていることが換気量を確保するためには重要です。ルームエアコンは、室内の空気を循環させますが換気機能はありません(一部の換気機能付き機種を除く)。換気を多くすることによりルームエアコンの効きが悪くなる場合があります(酷暑・酷寒の場合など)。
以上
更新日:2020年6月11日
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