家族が暮らし、友人と集う「家」という空間において、香りは心を豊かにし、心地よい時間へと導いてくれます。そんな「香りのある暮らし」を提案するルームフレグランスブランド「ドットール・ヴラニエス」。その創業者である調香師、パオロ・ヴラニエスの信念とフィロソフィーをご紹介します。
香りのある空間がもたらす心地よい暮らし
香りがもたらす記憶と心の動き
朝、キッチンからコーヒーの香りが流れてくると、まどろみからようやく目覚めてくる。
昼、どこからともなく漂ってきたくちなしの香りに、夏の訪れを予感する。
夜、お気に入りのシャワージェルの香りに包まれて、ゆっくりと眠りに落ちる。
あわただしい毎日に追われ、ふとした香りに気づかず、鈍感になってしまってはいないでしょうか。香りは暮らしによりそうことで、私たちを元気づけ、心を躍らせ、落ち着かせ……日々を心地よい流れに導いてくれます。ときには、旅先やかつて暮らした場所で感じた思いを、その香りとともに呼び覚まされることもあるでしょう。
“香りによって蘇る記憶ほど、感情を揺さぶるものはない”と、とある調香師は言いました。その名は、パオロ・ヴラニエス。彼の言うように、家が育む家族の歴史は、その香りとともに記憶に残り、時に鮮明に蘇るのです。
祖父のフレグランス・コレクションが調香師の原点
調香師であるパオロ・ヴラニエスは、シルク商人として世界をめぐっていた祖父の影響で、幼いころから香りに関心を寄せていました。彼の祖父は、旅先でさまざまなフレグランスを買い求めては、それらをコレクションしていたのです。さまざまなフレグランスが並ぶ部屋で祖父と過ごした時間は、彼が香りへの情熱を抱くきっかけとなりました。
その後、薬剤師とコスメトロジスト(美容家)の資格を取得したパオロは、香水の歴史が作られたイタリア・フィレンツェの地で、香りのもととなるエッセンスの抽出と研究をスタッフとともに始めました。それが彼の創業したルームフレグランスブランド「ドットール・ヴラニエス(Dr. Vranjes)」の出発点となったのです。
香りは心地よい空間を彩る”特別なもの”
彼のフィロソフィーの根底にあるものは「家」。キッチン、ベッドルーム、書斎、バスルーム、玄関……家のあらゆる場所は、家族と一緒に暮らし、友人とともに過ごす、大切な空間なのです。彼は愛する人たちとともに過ごす心地良い時間のため、それぞれの空間を彩り、演出する、”特別なもの”として、ドットール・ヴラニエスのフレグランスを生み出しました。
たとえば、玄関などパブリックな空間には「ARIA(アリア)<空気>」をセレクト。朝露に濡れた若草の香りとさわやかなシトラスが調和したフレッシュなスパークリングノートで、清潔感のある香りが心のバランスを整えてくれます。
あるいは、寝室などプライベートな空間には「LAVENDAE TIMO<ラヴェンダー・タイム>」。プロヴァンスを吹き抜ける風のような澄んだ香りで、疲れとストレスを軽減し、リラックスさせてくれます。
どのフレグランスにも丁寧に抽出された天然のエッセンスを用い、すべての工程をハンドメイド。それぞれの部屋の広さ、大きさ、照明、家具などのインテリアをふまえ、どんなエッセンシャルオイルがふさわしいのか、バランスを考慮しながら、最適な香りを見つけ出すこと。その妥協のない姿勢が、世界中の人々を魅了しています。
現在、全国の三井ホームのモデルハウスでは「ドットール・ヴラニエス」とコラボレーションし、それぞれの空間によって異なる香りが楽しめる「ホームフレグランスフェア」を開催中(〜6月30日(木))。「香りがもたらす心地よい時間」を、あなたもぜひ実感してみてはいかがでしょうか。
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