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断熱リフォームをすることで生活にどんなメリットがあるかについて100人を対象にアンケートを取り、結果は以下の通りです。
断熱リフォームでは光熱費を削減できるという点を重視する人が半数を超える結果でした。確かに断熱することで外気温の影響を受けにくくすることができるため、暑い夏や寒い冬にエアコンを使用する頻度を減らすこともできるでしょう。そしてエアコンを使う機会が少なくなれば、それだけ光熱費を削減することにつながるはずです。
断熱がしっかりしていれば、なるべくエアコンなどを使わずに暑さや寒さをしのぐことができ、それが快適に過ごせることにもつながるのでしょう。また、結露ができにくければ室内の状態も良好に保つことができるかもしれませんよね。断熱リフォームで気温が一定に保つことができるという意見もあるように、外気温をある程度シャットアウトできれば光熱費の削減と同様に生活の快適さを得られそうです。
熱中症やヒートショックなどの危険性がメディアでも取り上げられることが多くなったせいか、1割ほどの人は断熱リフォームが熱中症やヒートショックの予防になることがメリットだと考えているようでした。住居そのものをある程度断熱することができれば、やはり外気の暑さや寒さを防ぐことができて、熱中症やヒートショックを引き起こすリスクも減るでしょう。
せっかく断熱リフォームを行うならば、望む効果を得たいはずです。しかし、ポイントを押さえておかないと断熱工事が不十分だったり、考えていたほど効果が感じられなかったりという結果にもなりかねません。そこで断熱をどのような基準で考えればいいのか、どのようなことに注意して工事を依頼すればいいのかなど、実際に断熱リフォームを実施する時に気を付けておくべきポイントを見ていきましょう。
建物の断熱に関する性能には等級が定められ、住宅性能を評価する10分のうち、温熱環境分野では最高等級が断熱等性能等級4と規定されています。
また、昭和50年代の石油危機を契機に制定された「エネルギーの使用の合理化等に関する法律」(省エネ法)も時代とともに見直され、平成11年に制定された次世代省エネ基準が平成25年さらに改正されました。平成27年以降の省エネ法では断熱等性能等級4に適合することが要件となり、家を設計する際の基準にもなります。ただ、温暖な地域と寒冷地では必要とする断熱性能が同じではありません。
また、沿岸部や内陸の山間地でも気候が異なることもあります。そのため、断熱等性能等級4の性能基準については、同じ都道府県内でも市町村単位で細かく地域の区分が分かれています。つまり、温暖な地域では基準を満たす性能でリフォームしても、寒冷地では基準を満たさないということもあり得るのです。現行の省エネ法では断熱等性能等級4がよいとされていますから、断熱リフォームをするときは地域の基準も考慮し、等級4に適合する工事ができるよう気を付けましょう。
夏の暑さをシャットアウトするためには、上から降り注ぐ日射を効率よくカットすることが大切です。そのためには屋根と天井の断熱が大事なポイントですが、両方の断熱工事をすれば効果が高くなるのかと言えば、必ずしもそうではありません。併用の仕方を間違えるとかえってデメリットが発生してしまうこともあります。屋根に遮熱塗料で塗り替えすることで確かに室内の温度上昇を抑えることが可能です。ただ、天井に断熱材を施す天井断熱を併用するときは、屋根裏の換気が十分できるように計画しないとかえって熱がこもってしまうこともあります。そうなると、断熱効果が悪くなるとともに結露が発生する可能性もあります。
同じ断熱リフォームでも、どんな断熱材を使うか、もとからある断熱材も一緒に利用できるか、天井に入って工事しやすいかなど、状況によって工事方法や手間、費用が違ってきます。工事を進めていく途中で施工方法が変更になることがあれば、追加工事に必要になる部品や断熱材などを追加発注することにもなります。そうなると見積もり金額を大きく超えてしまうことにもなりかねないため、実際に工事を始める前に疑問や要望があれば工事をしてくれる会社にしっかりと伝え、あいまいな点がないようにしておくことが大切です。
今回のアンケートでは断熱リフォームの工事をすることで光熱費の削減ができることを最もメリットだと考える意見が多かったものの、快適な生活や熱中症などのリスクを少しでも減らせることに期待する人もいました。断熱リフォームの工事をする際に大切なポイントを押さえ、マイホームの機能をよりアップさせることを検討してみてはいかがでしょうか。
断熱リフォームのポイントを押さえたうえでいくつか実際の工事例を参考にしながら、自分の家や希望にマッチするようなリフォーム方法を探してみましょう。
外壁だけでなく、小屋裏・床下断熱性能アップ、さらなる安心と快適さを実現します。