実は怖いヒートショック現象!みんなどんな対策している?

ヒートショック現象の対策で行っていることは何ですか?

ヒートショック現象は、温度の急激な変化によって血圧が激しく上下することによって起こります。そのため、急激な温度変化を起こさないようにすれば、予防することが可能です。 そこで、みなさんがヒートショック現象の対策として、どのようなことを行っているかについてアンケートをとってみました。その結果、「いきなりお湯に浸からない」30人、「脱衣所を暖かくする」27人、「浴室を暖かくする」22人、「行っていない」21人となりました。

1位は「いきなりお湯に浸からない」

最も多い回答は「いきなりお湯に浸からない」でした。寒い時ほど熱いお風呂に入りたくなるものですが、その温度差がヒートショックの原因になることがあります。身体が冷えている時ほどゆっくりと時間をかけて温めるようにしましょう。

  • 身体を十分温めてからお湯に浸かることで心臓への負担を減らせると思うから。
  • いきなり心臓に負担がかかるといけないときくので、まずは末端の手足からシャワーをかけるようにしている。
  • ゆっくり掛け湯をして、半身浴をして、徐々に体温を慣らしていってから全身入浴するほうが体に負担がかかりにくいと思うから。

2位は「脱衣所を暖かくする」

ヒートショックはお風呂に入る時だけでなく、脱衣所との温度差によって起こることがあります。脱衣所を暖めておくことで、浴室やお風呂上りの身体との温度差を少なくすることができるのです。

  • 浴室と他の部屋の温度差が高いほど危険と聞いたことがあるので脱衣所は常に暖かくするように心掛けています。
  • お風呂に入る前、あがった時も寒いのが嫌だから、ヒーターを浴室に入れておいて、脱ぐ時にヒーターを脱衣所に出しておきます。
  • 脱衣所を暖かくすることによって、浴室との寒暖差をなるべくなくし、血圧の変動を少なくするためです。

3位は「浴室を暖かくする」

浴室が暖まっていない状態で衣服を脱いでからすぐ入ると、身体の体温調節が間に合わず、急激な温度変化によって大きな負担をかけてしまうことがあります。浴室を暖かくしておくことで、温度変化を和らげて身体にかかる負担を軽減することができるのです。

  • ヒートショック現象は浴室を暖かくするのが良いと多くの人々が言うので。
  • 住環境の急激な温度変化による心臓への負担を軽減するため、浴室を暖かくすることを心掛けている。
  • 浴室暖房があるので、入る前は30分ぐらい浴室を暖めておきます。体にも優しいから。

行っていない人もいる!理由は?

ヒートショックという名前は聞いたことがあっても、まだ対策をしていない人もいるようです。ヒートショックは高齢者がかかるものだと思いこんでいる人がいるようですが、若い人でもなる可能性があります。対策をしておくに越したことはないでしょう。

  • ヒートショックは、高齢者というイメージがあるので、自分はまだ大丈夫と思うからです。
  • まだ若いという気持ちがあり、あまり自分事だとは考えていないですね。
  • ヒートショックに関する知識も浅く、どういったものかということさえ理解しておらず、そもそもそういった現象が起こってしまうという感覚もないから。

ヒートショック現象の対策ってどんなものができる?

アンケート結果によると、浴室や脱衣所における温度の急激な変化を避けるといった回答が多かったです。その方法としてはゆっくりとお湯に浸かったり、ヒーターを利用して浴室や脱衣所を暖めたりするというものがありました。確かにそれらの方法もヒートショックの危険性を和らげるために有効な方法ですが、いっそのことリフォームをして根本的に解決するということもできます。そこで、脱衣所や浴室などで行えるリフォームについて紹介しておきます。

断熱リフォームで対策

浴室や脱衣所などの部屋を暖めるには、熱を逃がさないことが大事です。いくら温めてもそれ以上に熱が逃げてしまっていては意味がありません。通常、熱が最も多く逃げてしまう場所は窓です。窓からの熱流出を防ぐことができれば、かなりの断熱効果が期待できます。窓の断熱方法としては、断熱サッシや断熱ガラスへの交換、窓ガラスを二重にするといったものがあります。特に二重窓は2枚の窓の間に空気の層ができるため、断熱効果は高いです。また、外壁や天井部分に断熱材を隙間なく敷き詰めることで、断熱効果を高めるといった方法も効果的です。

浴室を暖かくするリフォーム

浴室を暖めるリフォームとしても最も効果的なのは、浴室暖房を取り入れることです。お風呂に入る前にスイッチ1つで浴室を温めてくれます。浴室を暖める方法としては、熱いシャワーを流したり、お風呂に入る前にヒーターを入れておいたりといった方法があります。しかし、シャワーでは水道代が余計にかかりますし、浴室のような湿度の高い場所で電気機器を作動させると故障の原因になることがあります。浴室暖房機にはそのようなデメリットはありません。現在では、お風呂場の除湿機能がついているものや洗濯物を乾かす時に便利な乾燥機能がついているものもあります。

脱衣所を暖かくするリフォーム

浴室暖房と比べるとあまり知られていませんが、脱衣所を暖める脱衣所暖房というものがあります。一般のヒーターと比べると、温風の出口が高温になることもないのでやけどの心配もいりません。脱衣所暖房には「壁かけ」「床置き」「セラミックヒーター」などのタイプがあります。それぞれに一長一短がありますので、予算や脱衣所の状況によって検討してみるとよいでしょう。また、機械の性能によっては浴室と一緒に暖めることができるものもあります。どちらがよいか悩む場合はメーカーの人に相談してみましょう。

温度のバリアフリーリフォームを探して見てみよう!

ヒートショックを起こさないためには、温度差を少なくすることが大事です。自分や家族の命に関わる問題なので、これまで考えてなかった人もこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。
まずは、三井のリフォームの実例をご覧ください。

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