内と外、2つのリビングに癒される家

角地の変形敷地に計画されたK様邸。白いモダンスタイルのシャープな外観が目を惹く。外からの視線をしっかり遮る大きな壁の内側には、吹き抜けいっぱいに配された開口部のリビングと、アウトドアリビングとして設えられたタイル敷きの中庭がひとつながりに。内外一体の開放感に満ちたリラックス空間となった。

エクステリア

敷地の形状を生かしてアプローチには角度をつけ、道路からの視線を避けるように玄関が設けられた。デザイン性豊かなアプローチ回りと、吹き付け仕上げの外壁によって、質感のある落ち着いた雰囲気が生まれている。中庭は、ダイニングとリビングでL字状に囲み、足元には室内のダイニングと同じタイルが貼られた。軒の出の下にはソファが置かれ、リラックススペースに。室内のようなくつろぎと屋外の開放感をともに満喫できる。「外から見られる心配がないのでいいですね。友人とのバーベキューにもぴったりです」とご主人。光と風に包まれたやすらぎスペース。まるでリゾートホテルのラウンジのような中庭だ。

インテリア

「吹き抜けのある家にしたかった」というK様ご夫妻。LDKはその要望通りの大空間となった。リビングとダイニング・キッチンは、合わせて約38畳もの広さがある。リビングには2階までの吹き抜けが広がり、階段スペースも一体化。床はブラックウォールナットの無垢挽板フローリングを選ばれ、白を基調にしたインテリアを力強く引き締めている。窓は東西に配され、天井までの大開口で屋外の広がりと明るさを室内に取り込んでいる。キッチンとダイニングはワンルームに。メーカーにオーダーしたキッチンは、回遊できるアイランド式の配置とした。壁面にはたっぷりの収納を造り付け、セラミック素材の天板上はいつもすっきりと。色みの少ないモダンスタイルのインテリアの中でアクセントとなるよう、キッチンの本体の面材にはブナの木目柄を選択。イタリアのブランド「カッテラン」のダイニングセットとお互いに引き立て合っている。玄関から来客用の洗面室、トイレは床をタイルで仕上げ、クールで清潔感のある仕上がりとした。

エピソード

「三井ホームさんはファーストプランのとき、建築模型までつくってきてくださったんです。」と奥様。そのファーストプランがとても気に入り、ほぼそのまま建てられたとか。特に大きなリビングと中庭の組み合わせが印象的だったそうです。ご主人も「設計担当の方がとても一生懸命でした。私たちが全体的な要望を伝えたあとは、次々と具体的な提案をしてくださって、毎回の打ち合わせが楽しみでしたね」と振り返ります。中庭のリラックススペースに用いた岩肌風の石材も設計担当者からのおすすめでした。「日差しや照明の光を浴びて、微妙な陰影を浮かべるんです。見飽きません」(ご主人)

VOICE

新居での生活も1年が経過。住まいの各所に反映されたプロならではの工夫や配慮の数々が、住み始めてからも様々な場面で実感されるという。「営業担当の方も建築士の資格を持っていて、設計についての相談も気軽にできたのがよかったです」と奥様。ご家族が特に気に入っているのは内外にオープンなリビング。「うまく外からの視線が遮られているので、カーテンなしでも安心して開放感を満喫できます。いつの間にか家族みんながここに集まってくるんですよ」と、奥様お嬢様とくつろぐご主人も満足そうだ。

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