凛とした曲線と直線のフォルムが響き合う家

存在感のあるアール屋根に呼応する、大胆なカーブの玄関アプローチ。スクエアな外壁に窓がリズミカルに並び、心地よさを予感させる。玄関で迎えてくれるのは、「どこにもない、オンリーワンの家」をテーマに、O様がセレクトされた真っ赤なフェラーリ仕様の扉。艶やかに室内へと誘ってくれる。

エクステリア

立体的に張り出した四角形の白壁、そして、やわらかな曲線の屋根、さらに門から玄関までの、優雅な扇形を描いたアプローチと、奥行きのあるフォルムは街に溶け込みながらも個性的だ。道路の勾配を生かした半地下のカーポートは、8台までクルマを駐車できる広々としたスペースに。

インテリア

大きな吹き抜けのリビングは、ニュアンスの美しい壁面、光沢のあるタイル床に包まれ、白色がまぶしいほど。家具はアートギャラリーさながらの、モノトーンで揃えたシックなスタイルだ。続くダイニングキッチンは、ウォールナットの床に人工大理石のカウンターと趣を変える。寝室や子ども部屋、クロゼット、バスルームなど、プライベートな空間はすべて2階に配した。

エピソード

クルマがお好きなO様。隣接するご実家のものも合わせて多くの台数を所有していたため、大きなカーポートは必須だった。そこで、鉄筋コンクリートの半地下ガレージの上に、木造2階建てという混構造を設計士が提案。道路の勾配を計算に入れつつ、室内へのアクセスがいい階段とエレベーターを設置するため技術を尽くした。つややかな赤が目を楽しませてくれる玄関ドアは、フェラーリで有名なピニンファリーナのデザイン。両サイドの壁に段をつけて化粧し、一体化したデザインを実現した。

VOICE

三井ホームで建てたご実家で育ったO様は、その良さを実感していたのと合わせ、プレミアム・モノコック構法(2×4工法)と全館空調システムを魅力に感じていた。理想とする間取りや、細部まで具体的なイメージをご自身で描き、それを基に営業担当や設計士、インテリアコーディネーターと相談を重ねていった。天井の廻縁(天井面と壁面を見切る化粧材)を付けたくないという要望には、細い溝をつくることで対応策を提案するなど、一つひとつに独創的な発想があり、「ここまで取り入れてもらえるとは」と驚きがあったそう。「この住み心地の良さは、友達にもすすめたいほど」とO様は軽やかに微笑んだ。

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