大胆な発想が活きる家

「どれだけ大きな空間がつくれるか」。それが家づくりを始めるにあたり、ご夫妻がもっとも重きを置いたこと。もちろん、ただ開放的なだけではなく、大空間の中に落ち着きも欲しい。そんな相反する要素を両立したY様邸には、大胆な発想が活きている。

エクステリア

モダンで洗練された印象のY様邸。近隣住居や道路からの視線を遮りながら外光を採り入れる工夫を凝らしたことで、外観デザインに個性ある立体感が備わった。公園に面した南側の庭には、奥行きのあるウッドデッキ。お子さまたちの安全な遊び場であり、ご家族の食事やくつろぎのスペースとして重宝しているのだとか。

インテリア

玄関からフリールームを通り、左手にはゆったりとしたリビング、右手には45度に軸を振ったダイニング・キッチンとファミリーライブラリーの機能を持たせたヌックがあるY様邸。キッチンの背面にこのヌックを創出できたのも、ダイニング・キッチンをあえて45度振ったため。角度をつけることで、大きなひと続きの空間に変化を生み出せたのだ。リビングからダイニング・キッチン、そして階段スペースまでオープンにつながる約50畳の大空間。白い壁と天井を引き締めるのは、ウォールナットを使用した無垢のフローリング。細部までクール過ぎないモダンスタイルが提案されている。

エピソード

吹き抜けの階段脇に設置したヌックは、家族の図書館のような場所。キッチンのバックヤードにあたるため、ほどよい“こもり感”が生まれている。「大空間とともに落ち着く小スペースも欲しい。そんなこちらの想いを汲んで生まれたのが、キッチンの背面に設けたライブラリーを兼ねたヌックです。本が好きな私はもちろん、いつの間にか息子もここで読書をしているみたい。家族みんなのお気に入りの空間になりました」(奥様)

VOICE

ご主人様は「親子でキャッチボールができるくらい大きなリビング」が理想だったと言う。そこでご夫妻は、家づくりを始める際、モデルハウスをいくつかまわり、どれくらいの大空間がつくれるかを各メーカーに確認。「三井ホームのモデルハウスで出会った営業の篠原さんから『Gウォール構法』という独自の技術を用いれば自由な発想で強度の高い大空間ができるという説明を聞いたのは、そんなときです」と奥様。ご主人様も「大空間を心地よいものにするには全館空調も必須。その性能でも三井ホームは信頼できたので、ここなら自分たちの理想を叶えられるかなと思いました」と話す。当初の希望通り、お子様と一緒に室内でキャッチボールを楽しむというご主人様と、明るいダイニングやヌックで本を読む時間が好きという奥様。のびやかな空間で思い思いに過ごしながら、家族が近くに感じられるY様邸である。

記事を探す

読んで発見
すまいのヒント

読んで楽しい
くらしのコラム