ミルキーホワイトの空間を堪能できる家

海が近く、爽やかな潮風を感じる住宅街に、ひときわ輝くフレンチスタイルの真っ白な家。室内は、ご夫妻の思い入れが細部にまで詰まった、華やぎと温かさが共存するのびやかな空間だ。

エクステリア

切妻屋根と、ハーフラウンドアーチを施した窓回りがランドマークのスタイルは、奥様が気に入ったモデルハウスのイメージを取り入れた。直線と曲線が織りなすその印象は優美でエレガンス。S様の希望で、玄関ポーチを広くとり、手前に張り出させたことで、さらに陰影が生まれ、端正な外観に仕上がった。白壁に黒のアイアンがアクセントとなり、鮮やかな緑が色みを添えている。

インテリア

玄関ドアを開けると、いきなり別世界へ誘われる。ヘリンボーンに敷かれた土間のタイルとシャンデリア、その空気感を抱きながらアーチ形をかたどった廊下を進むと、さらにドラマチックな空間、リビングダイニングキッチンに。「以前の家はリビングが狭かったので、今回は白を基調に、できるだけ広くしたいと依頼しました」と、奥様。それを受け設計士は、L字形に配したリビングダイニングキッチンの一部を吹き抜けに。床材を斜めに貼り、より開放感を感じられるように工夫した。「そのどれもが大正解でした」と、笑顔の奥様。また、将来お二人のお嬢様が個室を持たれることを考えて、子供部屋は2つの部屋に区切れるように、扉も2つ、シャンデリアも2つ配置した。

エピソード

1階は白の世界。ダイニングの天井は、折り上げられ、その縁にていねいに施したモールディングが雰囲気作りに一役買っている。シャンデリアと、色合いと質感を合わせたカーテンも加わり、上品な美しさを表現している。「家具は『ヴァンス』のモデルハウスで使用していたメーカーのものを偶然見つけ、サイズを合わせてあつらえました」と、奥様。一方、2階の寝室は、グレイッシュなカーペットと壁紙、そして裾を広げているようなフォルムのドレッシーなカーテンを選び、シックにまとめあげた。

VOICE

土地を探そうと初めてご夫妻で立ち寄ったのが、分譲地内に建つ、三井ホームの街なかモデルだった。その後、いくつかの三井ホームのモデルハウスに足を運び、取り入れたい部分やディテールのイメージをストックされた。「自由に設計できると伺い、設計士と担当者に夫婦の要望をしっかりと伝えました。打ち合わせを重ねながらスムーズに家づくりは進行し、前に住んでいた家の売却も、土地選びから家づくりまで、こちらのニーズに合わせてトータルに対応してくれた」そして、「設計士だけでなく、担当者も建築についての知見が深く、細かなところまで相談できたことも良かった」と、S様。

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