北欧のエッセンスがちりばめられた家

薪ストーブの煙突が表情を添えた緑の家は、豊かな自然も残る住宅地にしっくり溶け込む。「外壁の色は迷ったけれど、この色にしてよかった」と弾んだ口調で語られるT様ご夫妻。好きなものを一つずつ集めた心安らぐ住まいだ。

エクステリア

ご夫妻で「継ぎ目が見える家は建てたくない」と、モデルハウスを回り、見つけたのがこの三井ホームオリジナルの外壁。しっとりと一体感のある仕上げが美しく、三角屋根との相性もぴったりだ。合わせて玄関ポーチの石や玄関の扉にもこだわり、存在感が光る外観に。

インテリア

キャンプを楽しんでいた頃、焚き火のゆらめく炎やパチパチと薪がはぜる音に魅せられて、「家を建てるなら、薪ストーブは絶対置こう」と決めていたT様。薪ストーブを主役にしたいと伝え、加えてヘリンボーンの床材やパントリーの設置などを相談しながら、北欧の香り漂う、洗練された空間をつくり上げた。新居に合わせて鮮やかなブルーの生地に張り替えたデンマークのアンティークソファがいいアクセントに。家づくりはまだまだ進行中だ。

エピソード

住まいの第一印象を決める大きな要素、床はヘリンボーンにしたいとご夫妻のこだわりが。ヘリンボーンとは「ニシンの骨」の意で西欧の邸宅で古くから使われている手法だ。色はコーディネーターのアドバイスで家具と合わせやすい濃淡がある無垢材を使用。また、設計士からの提案で吹き抜けリビングと段差を作ったことで、ヘリンボーンの床の美しさがさらに際立った。階段の床材や巾木までもイメージを統一させ、温かな風合いがいつまでも楽しめそうだ。

VOICE

名古屋市内に住んでいたときに比べ、家にいる時間が圧倒的に増えたというT様。片づけていても、庭で水やりをしていても、何をしていても楽しくて、「そういえば、旅行にも行っていないね」と微笑んで。そして、奥様はパントリー兼アトリエがホッとする居場所に。「以前はアクセサリーや小物を創作していました。落ち着いたら再開したいの」とご自身の夢もふくらませている。「家で過ごす時間がいちばん」というお二人の言葉が、家の満足度の高さを物語っている。

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