【松戸】子育てを支える環境といつまでも変わらない街並み。子どもも大人も「のびのび」過ごせる“暮らしの街“
大型の商業施設が立ち並ぶ柏と、「住みたい街ランキング」上位にランキングしたこともある北千住。その真ん中にひっそりと位置しているのが松戸です。
特段華やかなイメージはないものの、千葉県人口ランキングを見てみると松戸市は3位にランクイン。市の面積が広いこともあるのでしょうが、平成から令和にかけて人口が増え続けている理由はきっとそれだけじゃないはず。
人々が「暮らす街」に松戸を選ぶのは一体なぜなのでしょうか。
松戸の街を歩き、その魅力を探りに行きました。
【松戸の基本情報】
駅名:JR常磐緩行線・東京メトロ千代田線・新京成線「松戸」
ランドマーク:KITE MITE MATSUDO
■都内に出るまで一駅。朝の時間帯は始発列車も
JR常磐緩行線・東京メトロ千代田線・新京成線の3路線が乗り入れる松戸駅。
常磐線の快速を利用すれば隣駅の北千住駅まで約10分、上野駅には約20分で行くことができます。
常磐線快速の北千住・代々木上原方面は、平日8時台まで約10本の始発電車が出るため、朝の時間帯に座って通勤することも可能。
駅西口にあるバスターミナルからは4つの路線のバスが発着します。
バスは松戸市内を走る路線以外にも、羽田空港まで一本で行ける京浜急行バスも走行。普段から出張や旅行が多い人は重宝しそう。
■ライフスタイルに合ったショップが見つかる駅周辺の商業施設
松戸駅には徒歩5分圏内に3つの商業施設があります。
駅直結の「アトレ松戸」には、生鮮食品売り場やレストラン、ファッション雑貨店、大型書店など、さまざまなお店が集まります。
生鮮食品売り場には、鮮魚を扱う「魚力」と「大川水産」の2店舗があり、魚種が豊富。新鮮で美味しいお魚を楽しめます。
東口から徒歩5分のところにあるのは「イトーヨーカドー 松戸店」。
食品や日用品を取り扱う店舗のほか、6階にはおもちゃ売り場や子ども服売り場が営業しています。小さなお子さんがいる家庭は日頃から活用できそう。
西口には徒歩4分のところに「ダイエー松戸西口店」があります。
館内にはダイエー直営のスーパーや、ワンフロアを丸々使った大型の100円均一ショップ、ペットショップなどが営業しています。
駅周辺にはあらゆるライフスタイルに対応できる商業施設が揃っていました。
■2面性のある松戸のグルメシーン。暮らしに息づく飲食店と豊富なラーメン屋。
生活に根ざしたレストランからマニアが喜ぶ名店まで、さまざまな飲食店に出会える松戸。
こちらは、改札を出てすぐ左側に見えるコッペパン専門店の「日本列島パン食い協奏」。
ショーケースには「雪塩ミルククリーム」や「飛騨牛コロッケ」など、バラエティ豊かなコッペパンが並びます。
閉店間際の時間帯になると半額になるコッペパンも。ランチや明日の朝食を買って帰るのに重宝しそうです。
ラーメン激戦区としても知られる松戸は、街のいたるところに名店が点在しています。
中でも「中華蕎麦 とみ田」は、遠方から多くの人が訪れる有名店。
看板メニューの「つけめん」は、豚骨と魚介の濃厚なスープが堪能できる一品です。
松戸に住む知人によると、営業時間前から行列ができているのだそう。
「中華蕎麦 とみ田」に続く人気店として名を連ねるのが「兎に角 松戸本店」です。
「油そば」は、もちもち食感の自家製太麺が楽しめると評判。
個性豊かな絶品ラーメンが味わえる松戸は、ラーメン好きには堪らない街なのかもしれません。
ラーメンの名店を巡った後は「イトーヨーカドー松戸店」に併設しているショッピングセンター「プラーレ松戸」にやってきました。松戸で暮らす知人曰く、屋上にある「GREEN ROOM ダイニング&カフェ」では、昼夜問わずママ会が行われているとのこと。
20席のあるテラスの前にはキッズスペースも設けられ、ご飯を食べながら子どもたちが遊ぶ姿を見守ることもできそう。
店内は広々とした全80席。この日は休日ということもあり、店内は多くのお母さんとその子どもたちで賑わっていました。中央には大きなダイニングテーブルが置かれ、大人数で集まるのにも適していそう。
メニューはハワイアンやエスニック、イタリアンにタイ料理と多国籍なラインナップ。
この日はランチメニューから「ガパオライス」を注文しました。
ジューシーな粗挽き肉とパプリカやきのこが、卵の黄身に絡まり美味しい。
メニューにはロコモコやパンケーキなどから選べる「キッズプレート」も用意されていました。子連れファミリーから支持を得ているのもうなずけます。
■子育てを支え、応援してくれる環境
子どもとの遊び場や自治体の制度など、子育てしやすい環境が整えられている松戸。
イトーヨーカドーの裏手側には「松戸中央公園」があります。
駅から10分という気軽に足を伸ばせる立地でありながら、広さ1万平方メートル以上の大きな公園です。
園内は、四季の花々が咲く遊歩道を囲むように、テニスコートや遊具広場が配置されています。
春には桜が咲き、お花見をすることも。
仕事帰りベンチに座って夜桜をしながら晩酌を楽しんだり、広場にシートを敷いてピクニックをするのも良さそう。
遊具スペースには、カラフルに彩られたブランコや滑り台が設置されています。
私が訪れた際には、子どもと一緒に「だるまさんが転んだ」をしているお父さんの姿が。地域の方々に愛されているスポットであることが伝わってきました。
東口から徒歩10分のところには「松戸市役所」があります。
松戸市は「子ども医療費助成制度」や「子ども・子育て支援新制度」など、子育ての支えになる制度も充実。子育てに協力的な街、松戸。暮らすうえでの安心材料が増えそうです。
■「“遊ぶ街“ではないのですが“暮らす街“としてはとてもおすすめです」
街の魅力を更に探るため、松戸をよく知るお2人の元を訪ねました。
お話を聞いたのは広告代理店「株式会社サムライ・アドウェイズ」の代表・澤入 拓巳(さわいり たくみ)さん、その会社でデザイナーを務める前沢 琢磨(まえざわ たくま)さん。
松戸で育ったお2人に、松戸の魅力を伺います。
(以降「」内はお2人のコメントです。)
――なんでもお2人は学生時代からの幼馴染なんだとか。
「そうなんです。松戸市にあるみのり台という駅の近くで学生時代を送っていました。それから都内に引っ越したりもしましたが、家族を持って松戸に戻ってきたんです。松戸は東京都と千葉県の県境にあるんですが、一歩千葉県エリアに入っているというだけで都内より賃料が格段に安くなるんですよ」
――東京の隣に位置していることもあり、都内にもアクセスしやすいですよね。
「常磐線の快速に乗れば一駅で北千住まで行けるし、常磐線の各駅停車は千代田線と直通なので、都内へも出やすいです。北千住には東京メトロ日比谷線・東武スカイツリーライン・つくばエクスプレスが通っているので都内のあらゆる駅にアクセスしやすいと思います。なので、都内の会社に勤めている方も一時間以内で通勤できると思いますよ。江戸川を渡る東京外環自動車道を通れば、車で東京にも出やすいです」
――昔と比べて街はどのように変化したのでしょうか。
「快速で隣駅の柏や北千住は街の風景がどんどん映り変わっていますが、松戸駅付近は昔から全然変わらないんです。一度気に入ったらずっと暮らしたくなるような街じゃないでしょうか。古くから住み続けている人が多いからか、松戸に住む人は昔がたきで義理人情に厚いんです。古くから行われている『松戸神社』の『松戸神社神幸祭』や、『松戸花火大会』も地元の人気行事として知られていますね」
――お子さんといろいろな思い出を作れそうな街ですね。
「そうですね。松戸駅から車で20分の『21世紀の森と広場』という大きい公園では通年バーベキューができたりもします。それに街には幼稚園や保育園、学校も多く、市内の中学校の学力が上がってからは自治体も力を入れ始めて教育制度を整えたみたいです。なので街の風景自体は変わらないのですが、治安は良くなったと思いますよ。松戸は“遊ぶ街“ではないのですが“暮らす街“としておすすめできる街ですね」
■子ども達がすくすくと育つ、風景の変わらない街
松戸を歩いて印象的だったのは、どこを訪ねてみても元気な子供の声が聞こえてきたこと。
駅前の広場――
ショッピングモールのレストラン――
公園の遊具スペース――
駅に帰る道路沿い――
そこかしこで無邪気な子どもたちの姿が見られ、その隣には子ども達と同じように頬を緩めるお母さん、お父さんがいました。
子育てがのびのびとできる街、松戸。
日に日に成長し変化を遂げる子どもたちには、変わらない風景を保つ街が合っているのかもしれません。
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