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こんにちは!料理研究家の、ジョーさん。です。
春先から徐々にスーパーなどにも出回り始める「春キャベツ」。普通のキャベツに比べてとってもみずみずしく、葉がやわらかいのが特徴で、人気の野菜の1つです。
今回はそんな春キャベツを1玉丸ごと買っても使い切れるレシピ3つをご紹介していきます。レシピのほか、おいしい春キャベツの選び方についてもご紹介します!
それでは、さっそくレシピからご紹介して参りましょう!
じっくり煮込むことで春キャベツの甘みが引き出されたメニューです。
さらにコンソメとソーセージのほどよい塩気が染み込んだ春キャベツは、冷たくして食べてもしっかり塩気や風味が感じられますよ。
くたくたになるまで煮ることで春キャベツの芯まで柔らかく、1/2玉の春キャベツもペロリと食べられてしまいます。
オリーブオイルと万能ねぎの青みがかった香りがアクセントになって、よりいっそう食欲をそそりますよ。
[材料]3食分
・キャベツ 1/2玉
・ソーセージ 5〜6本
・にんにく 1かけ
A 顆粒コンソメ 小さじ2
A 白ワイン(または酒) 80ml
A 水 80ml
・万能ねぎ 2本
・エキストラバージンオリーブオイル 適量
[作り方]
1. キャベツは芯の固い部分を切り落とし、6つにくし切りに分ける。にんにくは薄くスライスする。
2. 鍋に1のキャベツを敷き詰めたら、ソーセージ、にんにくをのせ、混ぜ合わせたAを加える。
3. 強火で2分加熱してアルコールを飛ばしたら弱火にし、ふたをして5〜6分加熱する。
4. 火を止めて、ふたをしたまま粗熱が取れるのを待ち、保存容器に移して冷蔵庫で一晩置く。
Point!
粗熱が取れるまではふたを開けず、そのまま置いておくのがポイント。余熱でも熱が通っていき、甘みが引き出され、クタクタのやわらかい食感に仕上がります。
粗熱がとれたら清潔な保存容器に移して保管しましょう。
5. 器に盛り、小口切りにした万能ねぎを散らし、エキストラバージンオリーブオイルをひと回しする。
3日を目安に食べ切ってくださいね。
冷菜なので、冷蔵庫で保管しておいたら、取り出してすぐに食べられます。どうしても待ちきれないという方は加熱してすぐの温かい状態で召し上がっても大丈夫ですよ。
白ワインがなければ日本酒でも代用できます。
その場合はなるべく「清酒」と書かれているものを使い、「料理酒」と書かれているものは塩分が含まれているため、コンソメの量を減らしてお作りください。
白ワインの種類によっては酸味がきつく感じられることがありますが、その場合は加熱時間を延ばすとある程度酸味を飛ばすことができます。
メインの材料はシンプルに春キャベツと豚バラ薄切り肉。
風味づけ程度にチューブしょうがを入れたら、あとは水を入れずに酒だけで蒸し焼きにしていきます。
旬の春キャベツからは、弱火でじっくり加熱することでたくさんの水分が出るので、ほぼ無水で作れるのです。
旨みたっぷりの春キャベツと豚バラ肉を、さっぱりとポン酢につけて頂くと、もうお箸が止まりません。
[材料]2食分
・キャベツ 1/4玉
・豚バラ薄切り肉 200g
・チューブしょうが 5cm
・酒 大さじ4
・ポン酢 適量
・七味唐辛子(お好み) 適量
[作り方]
1. キャベツは一口大に、豚バラ薄切り肉は3〜4cm幅に切る。
2. 鍋に1のキャベツと豚バラ薄切り肉を交互に入れる。
Point!
キャベツの硬い部分も、時間をかけて加熱すると火が通ってある程度柔らかくなります。歯ごたえが感じられる程のやわらかさになるのですが、もし全てが柔らかくなっている方が好きな場合は、芯の部分を薄切りにしてから加えてください。もちろん面倒な方はそのままでもOKです。
3. チューブしょうが、酒を加えたら、ふたをして弱火で10分加熱する。
4. 器に盛り、お好みで七味唐辛子を振ったら、ポン酢につけながら頂く。
*鍋はテフロンなどコーティングされたものをお使いください。
お召し上がりにポン酢につけることで、豚バラ肉の旨みを感じつつも、脂のしつこさを感じずにさっぱりと頂くことができます。それでも豚バラ肉が苦手という方は、サシの少ない肩ロースやもも肉など、別の部位で作ってみてくださいね。
もし余ったらそのまま清潔な保存容器に移し、冷蔵庫で保管してください。塩気が含まれていないのであまり日持ちはしないため、翌日には食べきるようにしてください。
味の決め手はコンビーフ。塩気や肉のうまみが詰まっているので、ほとんどこれだけで味が決まります。さらにマヨネーズを加えることでコクと酸味が増すので味に奥行きが生まれて、お店で食べるようなコールスローに仕上がりますよ。
粗びき黒こしょうがアクセントとなり、全体にピリッとスパイシーな感じを与えます。副菜としても、お酒のおつまみとしても使える逸品です。
[材料]4食分
・キャベツ 大きめの葉 1/4玉
・コンビーフ 1缶
・マヨネーズ 大さじ2
・粗びき黒こしょう 2振り
[作り方]
1. キャベツを1枚ずつはがし、2〜3枚重ねて置いたら、包丁で千切りにする。
千切りのコツは、キャベツの葉を何枚かむいて重ね、切っていくこと。断面を撫でるくらいのつもりで包丁を入れていくのが、千切りのコツです。
どうしても千切りにするのが難しい場合は「千切りのカットキャベツ」や「コールスロー用」などと書かれたものを使っても美味しく作ることができます。
2. ボウルにコンビーフ、マヨネーズを入れて、よく混ぜ合わせる。
Point!
コンビーフだけでほぼ味が決まるので、調味料を混ぜる手間なく、さっと作ることができるおかずです。コンビーフは「ニューコーンミート」などと書かれているものでもOKです。
3. ラップをし、600Wの電子レンジで2分半加熱したらさらによく混ぜ、ブラックペッパーを振る。
粗びき黒こしょうの量をお好みで多くすると、ビールなどお酒のおつまみとして楽しめる味わいになります。
お子様が食べる場合は粗びき黒こしょうは少量にするか、ふつうのコショウを少量入れて作ってみてくださいね。
余ってしまったら、清潔な容器に移して冷蔵庫で保管し、3日を目安に食べ切ってください。
一年中出回っていていつでも食べることができるキャベツですが、春キャベツはこれからの季節限定。
種まきを秋に行って、春に収穫されたものが春キャベツです。
他の季節のキャベツは葉と葉がみっしり詰まっていますが、春キャベツは一枚一枚の巻きがゆるく、葉自体もやわらかいです。
キャベツにはビタミンCが含まれるほか、カルシウムのはたらきを助けてくれるビタミンKが多く含まれています。また、キャベツには「ビタミンU」という栄養が含まれており、これはキャベツから発見されたことから別名「キャベジン」とも呼ばれています。胃腸を丈夫にする働きがあるとされています。
・根元の切り口の断面を見て、みずみずしくて変色がないもの
根元の茎がきれいなものの方が、収穫から時間がたっておらず鮮度が高いと言えます。
・皮の一枚一枚にハリがあること
皮にハリとみずみずしさがあり、葉脈の部分がくっきりと見えるもの。
・内側がきれいな黄緑色をしていること
1/2球など切って売られているキャベツの場合、キャベツの薄い緑色に加えて、内側の方がきれいな黄緑色をしているものが、おいしい春キャベツになります。
一年中手に入るキャベツですが、春キャベツのやわらかく、甘みが感じられる味わいが楽しめるのはこの季節だけ。
あまり買ったことがないという方はぜひ試してみてください!
どんな料理にしていいかわからない、食べきれるか不安、という方は、ぜひ今回ご紹介したレシピをお試しください!