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【中央林間】住人の交流が新しく紡ぎだされる、都心へのベッドタウン

中央林間。
田園都市線の始発駅として、名前はよく見かけていた駅。

その名前から想像するに、木々に包まれた森の中にあるようなイメージだったのですが、駅前に降り立ってみると高層マンションが建ち並ぶ落ち着いた住宅街ではありませんか。

都心への交通が便利なため、ベッドタウンとしての人気が高まり、ここ十数年で若い家族世帯が飛躍的に増えたようです。

それを受けて、街づくりも変化してきています。 2018年には「大和市市民交流拠点ポラリス」がオープン。子どもがのびのび遊べるスペースがあり、大人がスポーツやカルチャーを通して交流できる、新しい場所になっています。ますます暮らしやすい街へと進化している中央林間を歩いてみました。

【中央林間の基本情報】

駅名:東急田園都市線・小田急江ノ島線「中央林間」
ランドマーク:多胡記念公園・大和市市民交流拠点ポラリス

■新宿、渋谷にアクセスがしやすい2路線を利用可能

中央林間駅は東急田園都市線・小田急江ノ島線が利用でき、どちらも急行が停車します。
特に田園都市線は始発のため、待てば座れるというのもいいところ。渋谷まで直通37分、半蔵門線にも乗り入れているので、表参道や大手町などにも1本で行くことができます。

小田急線を使えば新宿まで直通41分。都心へアクセスできる路線がふたつあるので、もしどちらかの路線が遅延した場合も、もうひとつの路線でカバーできます。

ふたつの路線の駅は横並びになっていて、屋根付きのまっすぐなコンコースでつながっています。通勤のピーク時は乗り換えのためにここを急いで移動する人が多く、その様子は通称「中央林間ダッシュ」として知られるそう……! 

また、小田急線を使えば江ノ島へも約30分。通勤だけでなく、週末に家族で海へ遊びに行くことも気軽にできます。オンもオフもバランスよく楽しめそうな立地です。

街中の移動は、コミュニティバス「やまとん号」が便利。駅から、街中を右回りと左回りで走っていて、病院やスーパー、コミュニティセンターまでの足となっています。

■使い勝手のよい「駅ナカ」と、お買物に便利な巨大モール

田園都市線側の改札を出るとすぐに駅ビル「エトモ中央林間」へつながるエスカレーターがあります。チェーン系の飲食店、東急ハンズ、おしゃれなカフェ、ファッション雑貨、本屋などのテナントが入っていて、駅の行き帰りのついでに立ち寄ることができます。

「エトモ中央林間」は大型スーパーの「東急ストア中央林間店」と2階部分でつながっています。

東急ストアの3階には「大和市立中央林間図書館」があります。見てください、この佇まい。まるでおしゃれなカフェのようではないですか……? 

自習スペースも充実。こんな図書館が近くにあるなんてうらやましい!
さらに、自習スペースの奥には「大和市子育て支援施設」が。こちらは「保育所と同じ時間(7時〜18時)だけ子どもを預けられる」行政サービス。ここに子どもを預けると、幼稚園までの送迎も行なってくれるそうです。

駅前にはキレイなタワーマンションが建っていました。駅まわりが大きな繁華街になっているわけではないので、居住エリアと駅が近く、コンパクトなことも住みやすさにつながっていそう。

駅の近くには大和市発祥のパン屋さん「ベルベ中央林間店」が。広い店内にはたくさんのパンが並んでいます。駐車場も広いので車で来ている人も多かったです。

今人気の生食パン。もちもち食感で焼かなくてもおいしい!

さらに南へ向かって歩いて行くと、巨大な駐車場を持つ「りんかんモール」が見えてきます。

神奈川県発のチェーンスーパーマーケットave(エイヴイ)と、ホームセンターのカインズホーム、100円均一ショップやファミリー向けの飲食店などがズラリ。ここにくれば生活に必要な大抵のものが揃います。

駅の西口、小田急線側は背の高い建物はなく、のどかな街並み。個人経営の飲食店が多いのはこちら側です。

その中でも、たくさんの女性で賑わっていた「食堂カフェ daily(デイリー)」でランチをすることにしました。
12時少し前に入店したのですが、あっという間に満席に。女性同士のお客さんが多い様子。

メニューを見て、女性に人気な理由がわかりました。こちらの日替わりランチ(1100円)は、選べるメインディッシュと野菜たっぷりの日替わりデリがなんと5種類もついてくる、ヘルシーなセットなんです。

この日のメインは「ごろごろ冬野菜のごまシチュー」。見た目もキレイだし、野菜の甘みがたっぷり。野菜は藤沢市から仕入れているそうです。なんだか食べただけで体にいいことをしたような気分……。

お腹も満たされたところで、街歩きを再開。中央林間の街を歩いていて気づいたのが、とにかく道が平らだということ。歩いていても気持ちがいいし、自転車があれば街中の移動が本当に楽ちんです。これも暮らしやすいポイントだと思います。

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■住人同士の交流の場が新たに生まれています

新しく引っ越してくる人が増えている中央林間。住人たちが集まる場も新しく作られています。
それが、2018年8月にオープンした「大和市市民交流拠点ポラリス」

文化・スポーツ・子育ての拠点として作られた市の施設で、乳幼児から遊べるプレイルームや親子交流サロン、地域の交流の場として開かれたフリースペースや、サークル活動に利用できる会議室があります。

特に乳幼児の遊ぶスペースには、大和市つどいの広場「こどもーる中央林間」の子育てアドバイザーがいて、赤ちゃんを遊ばせながら育児相談ができます。

また、ポラリス主催のワークショップやイベントも多数行なわれており、大人同士の交流の場にもなっています。「コーヒーを知る」「秋の夜長にレコードで音楽を味わう」など、開催のイベント一覧を見ているだけでワクワクします!

ポラリスの他、住人の憩いの場となっているのが「多胡記念公園」。敷地内には「慈緑庵(じろくあん)」という茶室と書院があり、こちらでも読書サロンや七五三の撮影会、庭の手入れの仕方といったワークショップやイベントが開催されています。

こういう交流の場がひとつあるだけで、地域の仲間に入りやすくなりますね。引っ越してきたばかりの方にとって心強いスポットだと思います。

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■「週末にわざわざ都心に出なくても楽しめる、居心地のいい街です」

中央林間に20年来住む菊田広美(きくた ひろみ)さんにこの街についてお話を聞きました。菊田さんが移り住んでから今に至るまで、街はどのように変わってきたのでしょうか?

(以下インタビュー。「 」内は菊田さんのコメント)

——菊田さんは、なぜ中央林間の街に引っ越してきたんですか?
「結婚して家を買うことになり、ここに引っ越してきました。夫の職場が本厚木にあって、私が当時働いていた職場は神保町にあったんです。夫は小田急線で職場まで近いし、私も田園都市線を使って1本で職場まで行けたので便利だなと思って決めました」

——通勤ラッシュはどうですか?
「ここ十数年でさらにマンションが増えて、通勤する人も多いですが、2〜3本見送れば急行にも座れます。私は各駅停車に座ってのんびり通勤していました。やはり始発駅というのはいいですよ」

——家を買うとなると利便性だけでは決められないと思うのですが、他に決め手はありましたか?
「ハザードマップなどを見ても、神奈川県の中でも比較的地盤がしっかりしている土地だという安心感もありました」

——土地柄、厚木基地の騒音を気にする方もいるかと思うのですが、暮らしてみてどうですか?
「引っ越してきた当初はたまにある大きな音にびっくりしたこともあったけど、ここ数年は気にならなくなりました(※)。あとは、3年前に市からお金が出てマンションの窓を防音にしてもらったので、それも理由のひとつかもしれません」

※2018年3月に海軍の空母艦載機の大半が岩国基地に移駐することになり、航空機の飛ぶ数が減少している

——よくお買物に行くのはどこですか?
「食材を買いに行くのは、りんかんモール内の『エイヴイ』です。毎日が特売、というのを売りにしていてお値段も安いし、お魚や野菜も新鮮です。あと最近ハマっているのが、ミラノで金賞を獲ったパティシエの方がやっているケーキ屋さん『メゾンジブレー』。見た目もキレイだし、おいしいんですよ」

——週末に遊びに行くオススメの場所はありますか?
「田園都市線で急行で1駅の南町田駅に『南町田グランベリーパーク』というアウトレットがあるんですが、2019年11月にリニューアルしてすごくキレイになりました。映画館もあるし、飲食店も多くてお出かけにぴったりな場所です。都内にあったスヌーピーミュージアムが移転してきたことでも話題になったスポットです」

——菊田さんが引っ越してきてから街はどのように変わっていますか?
「なんといっても、キレイな大型マンションが増えました。駅の近くにどんどん新しいのが建つので、もう少し待てばよかった〜!なんてよく冗談を言ってます(笑)」

——最後に、中央林間の街の魅力を教えてください
「交通の便もよく、治安もいい街だと思います。最近さらに人が増えたことでスーパーなども増え、価格競争がおきて物価も安く、暮らしやすいですね」

■市の中心部「大和駅」にも魅力が満載

最後に、中央林間のある大和市の中心、大和駅周辺の暮らしも拝見することに。
大和駅は中央林間から、小田急江ノ島線で約6分。負担なく買い物や遊びに来られる距離感です。

インタビューにお答えいただいたのは、大和駅の近くに6年半勤めているという小林真紀(こばやし まき)さん。
この日たまたま開催していた、月1回の「やまとプロムナード古民具骨董市」を一緒に見ながら、お話を聞きました。

(以下インタビュー。「 」内は小林さんのコメントです)

——今日はすごくたくさんの人が集まってますね!
「そうですね。古民具骨董市は毎月第三土曜にやっていて、300店ぐらい出店してるんです。いつもはもっと静かな街なんですよ」

——大和は、どんな街でしょう?
「大和のよさは、どこか懐かしい感じです。昭和感というか、味のあるお店がけっこうあって。空気が澄んでいれば、丹沢の山々がよく見えて癒やされます。大和駅は周辺が広場になっていて、イベントとかお祭りも多いんです。春の『大和市民まつり』も規模が大きいし、夏の『大和阿波踊り』は参加者も多くてパワフルなんですよ」

——街の治安はよいですか?
「2016年に「大和市文化創造拠点シリウス(※)」ができてから、ファミリーや文化度の高い人が増えて、どんどんよくなってるようですね。駅から15分ぐらい歩くと米軍の厚木基地があって、前は騒音問題とかもあったんですけど。2018年3月に海軍の空母艦載機の大半が岩国基地に移駐してから、騒音もかなり減りました」

▲大和市文化創造拠点シリウスの外観

(※)大和市文化創造拠点シリウス
「大きな図書館・屋内こども広場・保育室・生涯学習センター・ホール・ギャラリー」などが併設された施設。子どもや親向けのイベントが頻繁に開催されている。敷地内には「スターバックスコーヒー YAMATO文化森店」も。

——日常の買い物をするとしたら、どこがいいでしょう。
「駅近くにスーパーがたくさんあるから好みによるんですが、『富士ガーデン大和駅前店』はリーズナブルで人気があります。しっかり買い物したいときは、小田急線で隣駅の鶴間にある『イオンモール大和』が便利。百貨店のある町田、大きなショッピングモール『ららぽーと海老名』や『ビナウォーク』のある海老名へも、乗り換えなしで10~15分で行けちゃうのも、大和が便利とされる理由だと思います」

——好きなお店はありますか?
「『ホルモンセンター 天狗家』が安くておいしいから、仕事の後に寄ったりしますね。焼肉店は激戦区です。中華料理店も多くて、おいしいお店がちらほら。駅近くでお茶を飲むなら、大和市発のチェーン店で『ベルベ(※)』っていう喫茶店が何軒かあって、ローカルな雰囲気でくつろげます」

(※)ベルベ
大和市に本店を持つパン・カフェのチェーン。ベルベ中央林間店も系列店のひとつ。

■人が集まることで生活環境がどんどん進化している街
駅前の開発でマンションが数多く建ち、若い人が増えている中央林間。人が集まることで、スーパーが増え、保育園が増え、住人同士の交流の場も生まれています。

また、ショッピングモールがある町田・海老名などにも地理的に近く、わざわざ都心まで出なくても充実した週末が過ごせます。街を歩いていても真新しいマンションをたくさん見かけたので、これからますます住む人が増え、環境も進化していくのではないでしょうか。

また、「やまとプロムナード古民具骨董市」「大和阿波踊り」など、魅力的なイベントが開催される大和駅周辺にも気軽に訪れられるのもポイント。大和周辺の地域は、エリア全体で人が増えていて「今が旬」といえるほどの盛り上がりを感じます。

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