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ぐっどうぃる博士(以下、博士) そもそもですけど、僕はカップルに同棲をすすめません(キッパリ)。同棲には、ふたりのテンションを下げる条件がそろっているんですよ。
―――え?最初から雲行きが怪しくなってきましたが……続けてください。
博士 まず、恋愛というのは「非日常」の中にあります。
生き物は普段は生きるために通常モードで活動をしています。ですが、例えば羽虫があるタイミングでわーっと集まって交尾するように “恋愛モード”という非日常にモードを切り替えるわけです。
ヒトも同じで、日常モードと恋愛モードが分かれていて、恋愛モードになるとウキウキ、ふわふわ、気持ちいいといった日常にない感情が湧きあがる。
多くの人はその楽しい気持ちを安定させようと「同棲」に走ってしまう。そして、いざ同棲したら、「すっぴんを見せる」「ゴミ出しなど生活感のある行為をする」など、徐々に「日常」になっていき、「非日常」が消えていく。いや、どんなことをしていても毎日会っていて、生活をともにしていれば日常になっていきます。同棲が恋愛モードを終焉させる仕組みがこれです。
―――同棲したら急にケンカが増えた、というのは必然だと!
博士 いえ、今説明したのは同棲したら恋人が同居人や家族にしか見えなくなってくる仕組みです。喧嘩はまた別です。喧嘩は「同棲のとらえ方」が男女で違うことが一つの原因でしょう。
女性は子どもを産む性だから、体の関係を持った相手をきちんとつなぎとめ、責任を持ってケアしてもらおうとします。女性は、ふたりの関わりあい方や将来、その先の結婚も見ているわけです。ところが男性が同棲に求めるのは“癒し”のみ。ずっとつきあう、ふたりで向き合い、成長し、結婚するというコンセプトは基本ありません。
だから一部の男性は転職するのも彼女に相談なしで勝手に決めちゃうし、そのことで彼女が怒っても意味が分からない。
―――そんな大事なこと何で相談しないの!?ってなりますよそりゃ。
博士 僕のところによく「彼が話し合いに応じない」という女性からの声が寄せられますが、それはそうだろうと思います。というのも、話し合いは大抵女性からで、話し合いの内容は「彼を私の思い通りにしたい」ということなのです。つまり男性からすれば例外なく彼女からのダメ出しなのです。思い通りにされたくない彼にとって話し合いは苦痛でしかありません。
―――ということは、マンネリ同棲カップルに明るい未来は来ないと?
博士 うーん、そうですねえ。同棲にも良い面はありますよ。長く良い関係を続けているカップルは、お互いにより良い関係を模索し続けています。同棲で、相手のコミュニケーションの進め方やクセを観察し、ふたりの関係を良い方向に向ける方法を探しているカップルは、末長く仲良しです。
やり方はいろいろありますが、ふたりで暮らしている部屋をいっしょにDIYしてみる、というのはおすすめですよ。
―――一それでは、同棲カップルのマンネリ解消に効くDIYについて詳しく教えてください。
博士 同棲カップルとDIY、この行為がもたらす効果のポイントは4つ。
効果1:相手のことが見える、わかる
効果2:相手を惚れ直させるチャンス
効果3:ふたり一緒に楽しむ
効果4:気分が変わる・リフレッシュできる
それではひとつずつ詳しく見ていきましょう。
DIYはふたりで協力して作業しますから、自然と相手の本質が見えてきます。「ふだんは無口だけど、こちらが提案すると意見を言うんだな」とか、「あまり考えずに始めて、進めながら調整する人だな」とか。
恋愛の傾向も見えます。「女性の洋服ダンスはこうあるべき」「こうした方が男っぽい」的な注文が多い人は、恋人を「自分の理想の女性像(男性像)にどれだけ近いか」で選んでいる可能性があります。
僕はこれを「男子校タイプ(女子校タイプ)」の人と呼んでいて、理想の異性像や異性感を持っている人に分類しています。相手の気持ちを維持したいなら、その理想にとことんあわせればいいけれど、ストレスは覚悟しないといけません。
いっぽう「シンプル」「中性的」な部屋を好む傾向があるのが「共学タイプ」の人。異性は特別な存在でなく「身近な仲間」ととらえていますから、距離を縮めたいなら「男(女)らしさ」より「人としてどうか」がポイントだとわかります。
太古の昔から女性は男性に「自分や子孫を守る」サバイバルスキルを期待しています。
「ここに○○が欲しい」といった彼女の願いを叶える、もしくは「こんなふうに家具を配置するとおしゃれになる」と彼女が喜ぶような提案ができれば女性は胸キュン♡ 男性は「問題解決能力の高さ」や「センスの高さ」をアピールできます。
女性の満足は男性に自信を与えるので、女性は積極的に彼の努力や結果を肯定してあげることで彼を惹きつけられる、といえます。
恋愛のテンションが高く、長続きしているカップルは、楽しい情報を些細なことでも共有する習慣があるとアメリカの心理学者ソニア・リュボミアスキー博士が著書『幸せがずっと続く12の行動習慣』で述べています。
ソニア・リュボミアスキー博士の言う楽しさの共有とは「接近目標」を意識することです。人はコミュニケーションを、相手と問題が起きないように努力する「回避目標」を取る人と、相手とうまくいくように努力する「接近目標」を取る人に分けられます。
例えば、相手が置きたいオブジェが好みでないとき、もめるのを避けて受け入れるのは「回避目標」。その場はよくても後々不満が募りますよね。
うまくいっているカップルは「ここに使ったら楽しいかも」と提案する、「あっても面白いかも」と相手の価値観に乗っかる、そんな「接近目標」が常に頭にあります。
ふたりで行うDIYもまさに「楽しさの共有」を意識すると良いです。一緒に考えたり、材料を買いにでかけたり、作業したりの“工程”を楽しむことが重要で、出来栄えは二の次です。
「ふたりが楽しくあるためにはどうするか?」が行動基準なのです。習慣にできれば、新しい「ふたりの価値観」を作り出せ、絆はより強固になるでしょう。
DIYは物理的な効果で「非日常」を演出するのにも有効です。凝ったものでなく、例えば「照明を変える」だけでも効果的だったりします。
特に男性は割と簡単にロマンチックのスイッチが入るので、試す価値ありですよ。
あとは、空間を分けるDIYができれば最強。常に同じ場所に帰るふたりだからこそ、1人になれる場所が必要なのです。部屋数を増やすのが一番ですが、部屋の隅やキッチンにパーソナルスペースを作るだけでも効果あり。あえてとる距離がふたりを近づけてくれますよ。
―――マンネリ同棲カップルに効くDIY、試してみたいけど「今すぐ棚作ろう、ふたりのためだから!」と言っても相手を戸惑わせてしまうだけ。失敗しないDIYのはじめ方とは?
博士 大事なのは「楽しさの共有」です。何を作るかより「夢が膨らむ打ち合わせ」を大切にすること。
例えば、訪れたレストランのテーブルがステキで「作ってみたいね」と盛り上がる。または、いっしょに映画を見て「こんな部屋いいね」と理想の暮らしを伝え合う、そんな流れがベスト。
家具ショップやホームセンターは視覚的に楽しめるし、ふたりで訪れることはデートにもなります。インドア派ならネットで画像を検索する、ネットショップを見るなどでもよし。
結果、DIYはしなかったとしても、「2人で座ったIKEAのベッドがふかふかだったな」という楽しい体験を共有することが重要です。くれぐれも、“彼の買ってきた家具へのダメ出しからの流れで、DIYを言い渡す”みたいな流れはやめましょう。ドン引きされるだけです(笑)。
マンネリ同棲カップルに効くDIYをいざ実践!初心者や賃貸物件でもトライできる、原状回復OKなアイデアなので安心です。暮らしの情報サイト『暮らしニスタ』から3つのDIYアイデアをご紹介します。
使い方いろいろ!100均アイテム2つでできちゃうサイドテーブル
2種類の100均商品だけでサイドテーブルが作れるお手軽DIYです。ソファ横、キッチンなど、どこにでも似合って狭い間取りでも使い勝手◎。材料も工程も少ないので初心者にぴったりですよ。
用意するもの
セリアのウッドデッキパネル:3枚
ステンレススチールバー:4本
1.パネルにスチールバーをネジで留める
パネル1枚にスチールバー2本をねじ留め。これを2セット作ります。ねじは8ケ所をすべて留めると丈夫さが増します。
2.重ねて完成
パネルを3段に重ねたら完成。パネル表面に溝があるので、それに合わせてネジを留めるとズレません。
3.収納家具や本棚など使い方いろいろ!
ソファの近くにおいてサイドテーブルに。
ワイヤーのカゴを入れれば収納家具に。
上のパネルを取れば背の高い本も入る本棚になります。
パネルの木目をあえて交互にしたり、ステンシルをしたり色を塗ったりしてもかわいくなります。
材料はすべて100円ショップで調達可能。部屋の壁に飾って点灯するだけで、くつろぎタイムが演出できます。
用意するもの
LEDケーブルライト(セリア):2つ
ビニール被覆ワイヤー9mm(ダイソー):適量
フェイクグリーン(セリア):2つ
単3乾電池 :4本
1.ワイヤーを電球型に成形する
ワイヤーを電球の形に曲げていきます。スーパーボールなどに巻き付けると、真ん中がふくらんだ球体が作りやすいです。ワイヤーの端はそれぞれ15cmほど残します。
2.ライトをとりつける
電球型ワイヤーの中にライトを入れ、根元部分にワイヤーを巻きつけます。最後にワイヤーを少し外に広げて調整します。
使い方
フェイクグリーンにケーブルをからませ、壁にプッシュピンで取り付け。
ライトをオンすると、やさしいオレンジ色のライトで電球風ガーランドがロマンチックに灯ります♪
組立が簡単で安価なカラーボックスを利用した、収納力抜群のカウンター式クローゼットです。収納が足りない賃貸物件にもおすすめです。
用意するもの
杉板 150×1230×24(厚み)mm:2枚
カラーボックス(DCM):2台
ステンレスパイプ(直径16mm)長さ400mm:1本
ソケット:2個
ダイソー板(400×250×9mm):2枚
ケース 各種 (ダイソー):適量
フック(ダイソー):1個
1.カラーボックスを組み立てる
まずはカラーボックス2台を組み立てます。
2.カラーボックスに中板をはめ込む
カラーボックスの真ん中の段を2つに仕切るためにカラーボックスの幅にカットしたダイソーの板をはめ込みます。
ドリルで下穴をあけて、ビスで固定します。
3.カラーボックスの側面にパイプのソケットを取り付ける
上から4~5cmのところに印をつけ、パイプのソケットを取り付けます。
パイプを通して、もう片方のカラーボックスに固定したソケットにもパイプを設置します。
こんな形になります。
4.カラーボックスの上に杉板を固定する
カラーボックスの天板の奥に合わせて杉板1枚を乗せ、サイズを確認しながら、ボックスの天板裏側から片側2ケ所にビスを打って留めます。手前にももう1枚の杉板を乗せ、同様にビスを打っていきます。
ボックスの下側から見るとこんな感じになります。
杉板を固定したらサンダー(もしくは紙やすり)で板の角を取ります。
5.最後にフックを横に取り付けて完成!
フックを付属のネジで留めます。
完成です!
ミニクローゼットのほかにも、カウンターにしてもちょうどいい高さです。カフェ風にしたり、部屋の模様替えに使ってもいいですよね。
恋愛モードが覚めていく……それが「同棲生活」。ふたりを襲うマンネリは、ともに取り組むDIYで打破しましょう!コミュニケーションで相手の本質を見極め、楽しい時間を共有できれば、ふたりの関係はもっと居心地のいいものに変化しそうですね。レッツ Do it yourself!