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食材使い切り!旬感ごはん | 冬に食べたい「長ねぎ」使い切りレシピ3選

こんにちは!料理研究家の、ジョーさん。です。

冬の寒さが厳しくなるとともに、どんどんおいしくなる「長ねぎ」。
スーパーで見かける機会も増えるのではないでしょうか。旬を迎えた長ねぎはずんと太くなり、その味はみずみずしく甘くなります。

生でも火を通してもおいしく頂ける長ねぎを、余すところなく使い尽くすレシピをご紹介していきます。また、おいしい長ねぎの選び方もお伝えしていきます。
それではレシピから、早速ご紹介していきましょう!

[長ねぎを丸々一本食べられる!サムゲタン風スープ]

炊飯器で調理することで長ねぎがトロトロ食感に!
噛まなくても口の中でほどけるほどにやわらかくなりますよ。手羽元にもぎゅっと味がしみこんで、なんこつまで食べられるくらいホロホロに仕上がります。
手羽元のような骨つきのお肉を使うことで、よくダシが出てくれるので、鶏肉のうまみが溶け出た濃厚でおいしいスープに仕上がります。

[レシピ]

●2〜3食分
●調理時間8分(炊飯時間をのぞく)

■材料
長ねぎ 1本
にんにく 1かけ
しょうが 1かけ
A 手羽元 6本
A 米 大さじ2

A 鶏ガラスープの素 小さじ2
A 酒 大さじ2
A 塩 少々
A 水 500ml
ごま油 小さじ1
青ねぎ 2本

■作り方
1. 長ねぎはななめ切りにし、にんにく、しょうがは薄切りにする。

2. 炊飯釜にA、1の材料をすべて加えて炊飯する。
Point!
使用する炊飯器によっては、炊飯が終了しない場合があります。45〜50分加熱されていれば十分なので、それ以上に炊飯をしている場合は炊飯器を止めてください。

3. 炊飯が終わったら器に盛り、ごま油を加え、小口切りにした青ねぎをのせる。

ポイントはごま油を炊飯したあとに入れること。加熱によって風味が飛んでしまうのを避けることができます。

少し刺激が欲しい、ちょっと物足りないという時には、一味唐辛子を振ることでピリ辛に仕上げることができます。お酒に合わせる時などはぜひ試してみてくださいね。

鶏もも肉など他の部位のお肉でも作ることができますが、鳥のスープを余すところなく味わうためにも、ぜひ手羽元や手羽先など、骨つきの部位を使い作ってみてください。
余ってしまったら、清潔な容器に入れて冷蔵庫で保管し、3日を目安に食べきってください。

[ザクザクねぎにパリパリのチキンがたまらない ねぎ塩チキン]

あることをするだけで、ブヨっとしがちな鶏もも肉の皮がパリッパリに仕上がります。

皮までパリッと仕上げた鶏もも肉には、みじん切りにした長ねぎのザクザク食感が相性抜群! ねぎだれにはレモンを入れることで、脂の多い鶏もも肉もさっぱりとして、いくらでも食べられそうなほど。
生のねぎをたくさん食べられるので、熱に弱い栄養も損なわれずそのまま食べられますよ。

[レシピ]

●2食分
●調理時間 13分

■材料
鳥もも肉 1枚
ごま油 小さじ2
長ねぎ 1/2本
A ごま油 大さじ1
A レモン汁 小さじ1と1/2
A 鶏がらスープの素 小さじ1と1/2
A チューブにんにく 2cm
A こしょう 少々
A 白いりごま 小さじ1

■作り方
1. 長ねぎをみじん切りにし、Aを加えてよく混ぜる。
Point!
長ねぎはなるべく薄く切るのがおいしく作るポイント。食感や歯ざわりがこまやかで、調味料のなじみもよくなります。包丁の扱いが苦手という方も、できる範囲で薄く切って作ってみてくださいね。
また、同じ味付けで、4〜5cmの長さにちぎった青ねぎでもおいしく作ることができますよ。

2. フライパンにごま油を引き、皮目を下にして鶏もも肉を入れ、アルミホイルをかぶせ、上から水をたっぷりといれた小鍋をのせて、弱めの中火で8分加熱する。

Point!
鶏もも肉をパリパリのソテーに仕上げるためには、重りをのせるのがコツ。専用の道具もありますが、水を入れた鍋でじゅうぶん代用がききます。

3. 肉を裏返したら、ふたをせずに3分中火で加熱し、火を止め、2分ほど休ませる。

Point!
鶏もも肉を休ませている間も火が通ります。加熱後にすぐに切るとおいしい肉汁が出ていってしまいます。

4. 3を食べやすい大きさに切り分け、1をのせる。

時間が経って、鶏もも肉のパリッとした食感が損なわれる前に食べるのが最大のポイント。ねぎだれも肉を焼く前に作っておくことで、味がなじんでよりおいしくなります。

[ネギのあの香りが苦手…の場合は?]

長ねぎは生のままで使うのがおすすめですが、お子様など青い香りが苦手な場合は、長ねぎをみじん切りしたあと耐熱容器に入れ、ラップをして600Wの電子レンジで2分ほど加熱すると、ぐっと食べやすくなります。

[長ネギ1本があっという間になくなる!?ねぎだけナムル]

レンジで加熱した長ねぎに、調味料を混ぜるだけでさっと作ることができます!
あともう一品欲しい時に便利なメニューです。隠し味にお酢を入れることでぐっと味に深みが増して、まるでお店のナムルのような味わいに仕上がります。
長ねぎのシャキッと食感に、ごまの風味でお箸が進んでおつまみにも副菜にもおすすめですよ。

[レシピ]

●4食分
●調理時間 8分

■材料
長ねぎ 1本
A ごま油 大さじ1
A 鶏ガラスープの素 小さじ1
A 酢 小さじ1/3
A 塩 少々
A チューブにんにく 4cm
A こしょう 少々
A 白すりごま 小さじ2

■作り方
1. 長ねぎは斜め薄切りにし、耐熱容器に入れる。

2. ラップをして600Wのレンジで2分加熱したら、一度取り出して混ぜ返し、再び2分加熱する。

Point!
長ねぎがよりシャキシャキしていた方が好き! という方は、1度目のレンジ加熱で止めて調味料を和えてください。

3. Aの材料を全て加え、混ぜ合わせる。

ナムルなので作り置きも可能です。清潔な容器に入れて冷蔵庫で保管し、3日を目安に食べきってください。1日経つと味が馴染んで、また別のおいしさが楽しめますよ。

[風邪予防やお肌の健康維持にも効果が期待できる!]

長ねぎにはβカロテンやビタミンCが多く含まれていて、肌や粘膜の健康維持に貢献してくれます。
また、辛味成分である「アリシン」は抗酸化作用があり、免疫力を高めて風邪予防に効果が期待できるとされています。

βカロテンは、緑色の部分に特に多く含まれている とされています。なるべく無駄なく、青い部分まで食べ切るようにしたいですね。
βカロテンは油分といっしょに摂ることで吸収されやすくなるとされているため、今回ご紹介したようなごま油や、脂身のあるお肉などと一緒に食べるのがおすすめです。

白い部分は柔らかくて甘みが強く、どんな料理にも万能に使うことができます。時間をかけて加熱すると、トロッととろける食感を楽しむことができます。青い部分は特に香りが強く、加熱してもシャキッとした食感が残りやすいです。今回ご紹介したナムルなどにはぜひ余すところなく入れて作ってみてくださいね。

[旬の長ねぎを選ぶ時はここをチェック!]

・緑色と白い部分の境目がはっきりとしているもの
なるべくこの境目がはっきりしているものを選ぶようにしましょう。この境目がぼんやりとして深いグラデーションになってしまっているものは、少し育ちすぎていて、そのぶん味が劣る可能性が高いです。

・白い部分が太く肉厚で、ツヤがあるもの
ツヤがないものはよく見るとシワが寄っていたりして、収穫から時間が経っていることがわかります。こうしたものは鮮度がよくないので、えぐみが強かったり、栄養的にも劣る場合があるので、なるべくツヤがあるものを選ぶようにしましょう。

・緑色の部分の色が濃く、ハリがあるもの
白い部分と同じく、緑色の葉の部分がクタクタになっているものには、あまり鮮度は期待できません。また青い部分が切って売られている場合は、切り口のみずみずしさもチェックしてみましょう。切り口に水気が出ていたら新鮮な可能性が高いです。
また、緑色の濃い方が栄養的にも優れているとされるため、ぜひ色の濃いものを選んでみてください。

[まとめ]

今では一年中出回っている長ねぎですが、太くて新鮮なものが味わえるのはやはりこの季節ならでは。
太いぶんだけしっかりと食べ応えもあって、これだけで食卓の主役を張れるくらいおいしいのです。ぜひ今回ご紹介したレシピを活用して、余すところなく旬の味を楽しんでみてください!

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