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こんにちは!料理研究家の、ジョーさん。です。
冬になるとおいしくなる野菜の代表の1つが大根!
一年じゅう見かけることはありますが、冬の大根は特に新鮮なものが出回るようになり、味も格別です。鮮度の高いものほど水分をたっぷり含んでいて、栄養もたっぷり。
便利な食材ではあるものの、使い切るのはなかなか大変ですよね。そこで今回は、大根をおいしく食べきるレシピ3つに加えて、大根の選び方や部位別の食べ方についてご紹介していきます。まずはレシピからご紹介してまいりましょう!
[味の感想]
炊飯器を使うことで大根がトロットロの食感に。手羽元の骨からもしっかりダシが出て、それを吸った大根はさっぱりとしているのにコクがあって格別の味わいです。
柔らかく味のしみこんだ大根にしようと思うとどうしても時間がかかってしまうのですが、炊飯器ならスイッチを押したらあとはおまかせで、火の元を見張ったりする必要がないので、その時間がフリータイムになるのも嬉しいですよね。
[レシピ]
4食分
調理時間 40分
[材料]
手羽元 6本
大根 1/3本
A 砂糖 大さじ2
A しょうゆ 大さじ3
A みりん 大さじ2
A 酒 200ml
チューブしょうが 4cm
[作り方]
1. 大根は皮をむいて厚さ3cmの半月切りにする。
2. 炊飯器に1の大根、手羽元、Aを入れて通常モードで炊飯する。
3. 炊飯が終わったらチューブしょうがを加え、全体を混ぜ返し、保温モードで15分置く。
[補足]
チューブしょうがではなく、生のしょうがを使う場合は、Aの調味料と同じタイミングで1にかけ入れてください。
チューブしょうがはどうしても香りが飛びやすいので、最後に入れています。
こちらの料理を冷蔵庫などに入れておくと、スープのゼラチン質が固まってゼリー状になります。火にかければ溶けますが、固まったものを「煮こごり」としてそのまま食べてもおいしいです。タンパク質が固まったものなので、栄養的にも捨てずに食べるのがおすすめですよ。
鍋で作る場合は大根、手羽元Aを入れたら、ふたをして30分ほど弱火にかけてください。ふたをしたまま、15分ほど放置したら完成です。途中、水分が足りなくなるようでしたら差し水をしてください。
[味の感想]
大根をじっくり加熱することで出てくる水分と、サバ缶のスープを利用して作るカレーです。大きな鍋だと水分が蒸発しやすくなってしまうので、なるべく小さな片手鍋に、ぎっしり大根を詰めるのがポイントです。
サバ缶のDHA・EPAやトマトジュースのリコピンなど、栄養的なメリットの大きい食材を一皿で食べられるので、「滋養のつくもの食べてないな…」なんて人にもぴったりの一皿です。
[レシピ]
3食分
調理時間 25分
[材料]
大根 1/3本
サバ水煮缶 1缶(約180g)
A チューブしょうが 6cm
A バター 10g
A 酒 100ml
トマトジュース 200ml
カレールウ 2かけ
[作り方]
1. 大根は厚さ1cmのいちょう切りにする。
2. 片手鍋に1の大根、サバ水煮缶の汁気、Aを加えて強火にかけ、ふつふつしてきたらふたをして弱火で20分加熱する。
3. カレールウをまな板で荒く刻み、トマトジュース、サバ水煮缶の身とともに2に加え、とろみがつくまで中火で加熱する。
*鍋は水分がたまりやすい片手鍋を使ってください。
*大根が崩れやすいので、混ぜるときはゴムベラがおすすめです。
[補足]
加熱した大根は崩れやすいので、混ぜるときはゴムベラがおすすめです。
サバの水煮缶は汁だけを先に入れて、後から加えることで煮くずれを防ぐ事ができます。
特にこの段階でしっかり水気を切りたいわけではないので、ザルなどは使わなくてOKです。
また、鯖の味噌煮缶しかない場合でも、おいしく作る事ができます。味噌が入るぶん少しまろやかで、和風なカレーになります。
カレールウを包丁で切る際は、包丁の刃を当てたら、両手で押し切るようにして切ります。水分が少なくても溶けやすくするためなので、1〜2cmにバラバラになればOK。
面倒な方はそのまま入れてもOKですが、煮溶かすうちに大根が崩れやすくなります。
刻むのが面倒な方はフレークタイプのカレールウがおすすめです。
フレークタイプのカレールウならば40gが目安です。40gを加えたあと、味を見ながら少しずつ足していってみてください。
[味の感想]
大人から子どもまで人気のおかず「豚バラ大根」ですが、レンジで作ることで火を使わず、お手軽に作る事ができます!豚バラ肉のボリューム感と、旬の大根からジュワッとあふれでるジューシー感でどんどんご飯がすすみますよ。
レンジ調理で短時間でも味を染み込ませるポイントは、大根だけを先にチンすること。こうすることで柔らかく味も染み込みやすくなります。その間に豚バラの味付けなどをすることでスムーズに調理ができます。
[レシピ]
2食分
調理時間 10分
[材料]
青ねぎ 1〜2本
大根 1/4本
豚バラうす切り肉 150g
A 砂糖 大さじ1/2
A みりん 大さじ1/2
A 酒 大さじ1
A しょうゆ 大さじ1と1/2
A チューブしょうが 5cm
片栗粉 小さじ1と1/2
ごま油 小さじ1
一味唐辛子(お好み) 適量
[作り方]
1. 青ねぎは小口切りにする。大根は皮をむき、厚さ1cmのいちょう切りにする。豚バラ薄切り肉はひと口大に切る。
2. 1の大根を耐熱容器に入れ、ラップをし、600Wのレンジで2分加熱する。
3. 1の豚バラ薄切り肉を広げて加え、Aを加え再びラップし2分加熱する。
4. 片栗粉を2倍の水で溶いて加え、全体を混ぜ、再びラップをして2分加熱する。
5. 器に盛り、ごま油をかけ、1の青ネギ、一味唐辛子を振る。
[補足]
ごま油は仕上げにかけるのがポイント。
加熱をしないことで、香りがフルに活かせるので、こうばしい香りでますます食欲をそそる一品に仕上げる事ができます。
お子様が召し上がる場合や辛いものが苦手な場合は、仕上げの一味唐辛子はなくてもOKです。
豚バラ肉は大根の上に広げて並べてください。パックに入った状態など、肉が重なったまま入れると、火が通りにくくなる場合があります。
また、旬の大根は水分が多いので、ラップをしてレンジ加熱する際は特に注意してください。熱い水蒸気で火傷することがあります。
チューブしょうがは生のしょうがに置き換えても美味しく作ることができます。
もし、紹興酒がお宅にあれば、料理に使う酒を置き換えると、とてもレンジで作ったとは思えないワンランク上の味を楽しむ事ができます。
大根の旬は12月〜2月。旬の大根はまるまると太ったものが多く、水分も多くてジューシーです。
エグみも比較的少なくて、甘みがあるのが特徴です。
特に弱火でじっくりと加熱した時には、滋味深さとほのかな甘味に驚かされることがあります。
別の時期の大根は身がしっかりと詰まっていて、ピリッとした辛味があるものが多いです。そのため、薬味などに使用する場合は別の時期の方がむいているのかもしれません。
どちらの場合も、根本(白い方)ほど辛味が強く、葉っぱの方に近いほど甘みが強くなります。
大根のすごいところは、消化を助けてくれるところ。
でんぷんを分解する「ジアスターゼ」、タンパク質を分解する「プロテアーゼ」、脂質を分解する「リパーゼ」という酵素が含まれており、三大栄養素の消化を助けてくれ胃もたれなどを予防してくれます。
今回ご紹介した豚バラ肉のような脂の多いお肉は、ぴったりの組み合わせなのです。
また、大根の辛み成分には殺菌作用も期待されるため、食中毒予防にもおすすめです。
冷蔵庫がなかった時代から魚と一緒に提供される事が多いのは、こうした殺菌作用を期待した、生活の知恵なのですね。
さらに、旬の大根は水分が多くてジューシー、えぐみが少なく甘みがあるため、生でもおいしく召し上がれます。刻んでサラダにしたり、酢漬けにしてもおいしいですよ。
僕のおすすめは「ピーラー大根サラダ」。
ピーラーで薄切りにして、和風のドレッシングと和えるだけです。包丁を使うより手軽に薄切りにできて、柔らかい旬の大根の食感を楽しむ事ができるんです。
まず、新鮮なものを選ぶため、皮にハリがあるものを選ぶようにしましょう。
なるべく太く、重たいものを選ぶのがおすすめです。大根は1本いくらで売られていることが多いので、実際にはかりにのせてグラムをはかってみると結構ばらつきがあるためです。
1/2などにカットされて売られたものは、断面をチェック。
断面がカラカラに乾いているようなものは、切られてから時間が経ってしまっているので、なるべく断面がみずみずしいものを選ぶようにしましょう。
旬の大根は特に、この時期しか食べられない独特の味わいが楽しめる食材です。おいしくて、食べごたえもあるので、ぜひ食卓に取り入れたいですよね。ぜひ今回ご紹介したレシピで、旬の大根を存分に味わってみてください!