

中古物件を購入する前に、あらかじめ知っておきたいことをご紹介します。希望の物件を選ぶ際の参考にしてください。
「何年に建てられたか」は、マンション選びの大切なヒントになります。
耐震性能については、現在適用されているのが「新耐震基準」で1981年6月にスタートしました。これより後に建てられたマンションは、一定の耐震性能を備えていると考えられます。
また、マンションは建築時の市況や生活水準、対象マーケットに応じて設計されているものです。1982年ごろまでに建てられたマンションは上下階のコンクリート層が薄く、給排水管が取り替えられない構造が多く、リフォームでは改善できません。一方、バブル期のマンションには外観や設備のグレードの高いものが多くあります。第7次マンションブームでは基本性能が向上し、給排水管もメンテナンスしやすい構造になっています。
第3次マンションブーム
会社員向けの郊外型マンションが多数供給される
オイルショック
マンション建設が落ち込む
第4次マンションブーム
購入主体は団塊の世代。都心にマンションが建設される
第5次マンションブーム
買い替えや資産運用目的の購入が増える。 立地は準都心・郊外
第6次マンションブーム
バブル期。法人が購入するケースが増える。 遠郊外にも建設される
第7次マンションブーム
準郊外型。共働き、ニューサーティーがターゲットに
第8次マンションブーム
都心回帰。低金利が後押しする。シングルの購入者も増える