

家族の中で起こる悩み、なかなか他の人には相談しにくい…「なんで?」「どうして?」をなくして笑顔のたえないテーブルを囲みましょう!5歳にまかせてスッキリさせます!
こんにちは5歳です。
新連載コラム第一弾のテーマは【夫婦喧嘩】です。
僕は結婚して10年が経ちますが、夫婦喧嘩はもう数え切れないくらいしてきました。一応、今も仲良く夫婦生活しているわけですから、してきたケンカの数だけ、仲直りもしてきたわけになります。
全然自慢できる話でもありませんが、夫婦喧嘩のプロでもあり、同時に仲直りのプロでもあります。
もちろんケンカはしないほうがいいに決まっています。周りの友達夫婦に夫婦喧嘩の実態調査をしてみるとケンカをする/しないでちょうど半々くらいに分かれました。
一応ネットでも夫婦喧嘩のデータを色々と調べてもやはり半分はケンカをしないみたいです。僕らは残りの半分の【ケンカ】する方に入るわけですが、平均的にだいたい月に1、2回のペースでケンカをしています。
それでも一回のケンカが一日で終わるわけでもないので、だいぶ労力を使います。
ちょうど先週も一週間ほどケンカしていたのですが、最後の方はお互いなんでケンカしたのかもわからなくなっていました。直近でケンカしちゃってるからあまり説得力もないんですけど、新婚当時から比べるとこれでもだいぶケンカしなくなったんですよ。
ゲゲゲの鬼太郎の著者である水木しげる先生が「ケンカはよせ、腹が減るぞ」という名言を残しています。
ごもっとも過ぎて声も出ません。
ケンカをすると腹は減るし、気分は乗らないし、滅入るし、家に帰る足どりも重くなるし、本当に何にもいいことはありません。
どちらかが謝らなければ終わることのない夫婦喧嘩ですが、ツイッターで夫婦喧嘩の意識調査のアンケートを取ってみました。
夫婦(カップル)喧嘩した時どちらから謝る?
— 5歳(嫁公認アカウント) (@meer_kato) October 3, 2019
こんな結果が出たのですが、一番多かったのが自分から謝るでした。僕のフォロワーさん達は自分から謝る派が多いみたいですね。僕もケンカした時には自分から謝る/歩み寄ることが多いので、もしかしたら属性が僕に似ているのかもしれません。
どちらも謝らない夫婦も2割いて、話を聞くと「寝るとふたりとも忘れちゃう」という良い意味で忘れやすい夫婦もいました。うちの嫁の場合だと恨みは絶対に忘れないタイプなので、寝てリセットがかかる人になってくれたらいいのになと思います。
半数の人は定期的にケンカをしているみたいですが、そもそもどういった原因でケンカになるんでしょうか?
少し前に【ペットボトル離婚】という言葉が話題になりましたよね。
空のペットボトルをテーブルに置きっぱなしにしていたことが離婚の原因になるということなんですが、ぶっちゃけこれはあるなと思いました。【名もなき家事】というのも、それに合わせて議論されていましたが、日常の中のちょっとした家事を押しつけ続けていると、そのストレスが積み重なり、不満としてちょっとずつ蓄積して、最終的には離婚を決断させる原因になるのだと思います。
だいたいペットボトル離婚で離婚届を突きつけられた方は「え?そんなことで!?」と決まって、こんな反応をすると思います。ペットボトル離婚と聞いて「大袈裟だな」と感じた人こそ気をつけた方がいいかもしれません。知らぬ間に相手に押し付けている可能性があります。
かくいう僕も空のペットボトルをそのままにして嫁に怒られたことがありました。何回か注意されたので、嫁にとってはかなりのストレスに感じるみたいだったので今では絶対に片付けるようにしています。
ペットボトル離婚の【ペットボトル】の部分には様々なものが当てはまると思います。例えば僕が今まで嫁に注意されることをあげれば、、、
・玄関の靴を出しっぱなし
・風呂場の排水溝の掃除(僕の担当になっている)
・パジャマ脱ぎっぱなし
・本棚に本をしまわない
などがあります。
ちなみにペットボトル離婚&名もなき家事のことを知ってからは、これらのことは改善したので今では解消されました。
ここまで書くと僕がまるでダメ夫のように見えますが、僕だって家事を全くやってないわけではありません。そしてペットボトル離婚は夫婦が相互で感じ方が違うから起こることだとも思っています。逆に言えばテーブルの上にペットボトルを置いていても、どちらも気にならなかったら離婚の原因にはならないのです。
うちの場合も色々と文句を言われていますが、反論をさせてもらえば、嫁だって詰め替えたシャンプーのゴミを毎回風呂場に放置しています。その他にも書こうと思えばいくらでも出てきますが、嫁の名誉のためにこのくらいにしておきます。
そしてこんな風にお互い「あなたのここを直して欲しい」と言われた時に「じゃあこっちも言わせてもらうけど」と反論しだしたら、なんの解決にもならないしその先に待っているのは【離婚】という未来です。
「自分は気にならない」「これくらいはいいでしょ」という考えはまず捨てて「相手が不快な気持ちになるかもしれない」という考え方に切り替えた方が、良好な関係になれるのは間違いないです。
今までケンカを何百回としてきて気付いたことは、夫婦に必要なのはケンカではなく議論と対話だということです。あと素直が一番大切だとようやくここまで行き着きました。10年掛かりました。いや、5年目くらいから、なんとなくそんな気はしていましたよ。でもなかなかお互いに素直にはなれないんですよね。
ペットボトル離婚のところでも書きましたが、まず…
相手の嫌がるポイントを知ることが重要です。
まずケンカになりそうな芽を摘んでおくのです。
ケンカにならないように最大限努力するのです。
戦わずして勝つとはまさにこのことです。
多分ケンカをしない夫婦はそこをわかってるんですよね。
相手の地雷を把握しているのです。人間関係の原点に立ち返ると、相手の嫌がることはしない。相手が喜ぶことをしてあげる。この二点が基本中の基本だと思うのですが、いつの間にか忘れちゃうんですよね。
あと夫婦で共同生活をしているわけですから、家事の分担をちゃんと決めるのがいいかもしれませんね。もちろん家事に対する意識が夫婦で一緒なら担当を決める必要もありません。お互いに家事を積極的にやっている場合なら問題ありません。
しかし、片方が無頓着な場合には家事分担表を作ったほうが絶対にいいです。無頓着なパートナーが言う「気付いた方がやればよくね?」という言葉を絶対に信用してはいけません。
後悔することになります。
だって無頓着ピーポーはそもそも気が付かないから掃除しないんです!
【気付いた方がやる制度】は夫婦を破滅に追いやるので、ルール作りは最初にしときましょう。
そしてもし無頓着なパートナーを持ちながら分担表がない場合は今からでも遅くないから作ろう。
夫婦喧嘩の仲直りの秘訣について書こうと思っていたのですが、「そもそもケンカにならないようにしよう!」っていう基本的なアドバイスになってしまいました。
しかし、世の中の夫婦の半分はケンカをせずに平和な結婚生活を送っているのです。
僕らケンカする派の既婚者からすれば「そんな平和な世界線が本当に実在するのか?」とにわかに信じがたい気持ちではありますが、ケンカをしないようにお互いに思いやりながら夫婦生活を送っている人たちが確かにいるのです。
僕らもその人達のあとに付いていきましょう!
いざ夫婦喧嘩のない世界へ!さあ行くぞ!